東京都板橋区で、西洋美術史、日本美術、美術評論の専門書を多数お譲りいただきました
昨日に引き続きまして、東京都板橋区でお譲りいただきました書籍のご紹介をさせていただきたいと思います!
昨日は芸能に関する書籍を取り上げましたが、東西を問わず美術に関する書籍も多数ございました
西洋美術史という大きなテーマのものから、写真にありますように今までにない視点から掘り下げた美術書も多くあり、つい見入ってしまいます
「藤田嗣治 作品をひらく」は、1910~1920年代パリの社交界にその名を轟かせた画家・藤田嗣治の生涯と人物像、そして時代をこと細かに追った大作。
その中でも、特に藤田のモデルから夫人となったマドレーヌのページが目に留まります
マドレーヌは赤毛で面長な美人、元はカジノ・ド・パリの踊り子でしたが藤田夫人となったことで中南米旅行で本場のアルゼンチン・タンゴに触れるなど、藤田とともに幸福な時間を過ごしましたが、藤田はマドレーヌを置き去りにして帰国。
マドレーヌは後を追って二度も日本を訪れましたが、結局は再び結ばれることはなく恋は終わってしまいました。実は…来日時、某レコード会社において「マデレイヌ藤田」の名前でレコード録音やラジオ放送を行っており、彼女の歌声は現在も聞くことができます。
その題名は「恋はつらいもの」「みんなあなたに」「別れ行く」「雨の夜は」など、彼女の情念を感じるものばかり
藤田に教わったであろう、たどたどしい日本語とフランス語で歌っています。
その後、精神を病んだマドレーヌはモルヒネ中毒に陥り、間もなく満30歳の生涯を終えることになります
…と、そんなマドレーヌの写真や絵画などの図版も多く挿入されています!
どうしたら、そんな色男になれるのか、、、!!!
藤田の評伝を読んで少しでも学べたらなぁと思っています。。
こばちゃん
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