~小田原曾我谷津より~稲垣 史生『時代考証事典』が入荷いたしました!
小田原曾我谷津より入荷した本のご紹介です!
お譲りいただき誠にありがとうございます(*^-^*)
稲垣 史生『時代考証事典』新人物往来社、1985年(14版)
稲垣 史生『続・時代考証事典』新人物往来社、1985年(初版)
モモコさんによれば、江戸関係の書籍をまとめて買い取らせていただくと、かなりの高確率でこの本が含まれているそう。
司馬遼太郎氏が帯に推薦文を寄せているように、本書は江戸時代考証の古典として非常に高い評価を受け、今なお読み続けられている本だといいます。
著者の稲垣史生(1992-1996)氏は、早稲田大学で国文学を学び、戦争を挟んで記者経験を積んだのち、文筆業に入った時代考証家、歴史小説家です。その仕事は座学にとどまらず、NHK大河ドラマ『竜馬がゆく』(1968年)などの時代考証に力をふるっています。
演出の世界に身を置くなかで、当時の映像作品がすでに「風俗も制度も、生活感情も見当はずれ」で「五十年後の時代劇が心配」という憂いを抱いたことから本書は執筆されました。その狙いは、現代の「若い人、忙しい人」が映画やテレビの演出を制作する際の手引きとなることにあるといいます(本書1-2頁)。
とはいえ、本書の各項はどれも史料に基づいた充実した内容を備えており、間に合わせのハンドブックというよりは研究書に近い重みがあります。
通読は難しくても、興味のある箇所をぱらぱら眺めるだけで、江戸の情景が目に浮かんで楽しいと思います(*´ω`*)
ちなみにクラニャンは、「切腹の実際」や「縁切寺の手続きと生活」などの項目に目がいきました~
機会がありましたら手に取ってみてくださいね
By クラニャン
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