埼玉県さいたま市で、切手、古銭、ギター&アンプ、扇子、着物帯どめ(象牙)をお譲りいただきました!!
埼玉県さいたま市で、切手、古銭、ギター&アンプ、扇子、着物帯どめ(象牙)をお譲りいただきました!!
貴重なお品物をありがとうございます
くまねこ堂には、時代物の扇子や帯どめ、根付など、風雅で粋なアイテムが毎日のように入荷します。いつの時代にも、おしゃれに装うことへの憧れがあるんですね~牙彫に木彫、金工に漆芸など、精巧な細工の施された品々に目を見張ります(*´ω`*)
ところで先日、中央区銀座でこんなご本をお譲りいただきました。
安村敏信『絵から読み解く 江戸庶民の暮らし』、TOブックス、2015年
「広重!歌麿!豊国!国芳! 浮世絵、版本から庶民たちのリアルな日常が蘇る」…帯の文句にわくわくします(*´▽`*)
くまねこ堂では、買い取りで浮世絵をお譲りいただくこともしばしば。
以前、歌川広重の《名所江戸百景》が入荷した際には、クラニャンが一枚一枚数を数え、クリスタルパックに収めました。超貴重な経験に感謝です
浮世絵の描写から江戸庶民の暮らしを読み解く本書。「掛け布団は庶民の高嶺の花」、「心中に対する江戸人の本音とは?」、「ムダ毛処理は男のたしなみ」…目次を見るだけで興味をそそられます。
「浮世絵が仕掛けた江戸のアイドルブーム」(136頁)という項目は、鈴木春信(1725?-1770)が町娘を浮世絵に描き、評判をとったことを紹介しています。
なかでも谷中の茶屋の看板娘「お仙」と浅草の楊枝屋「お藤」は二大スター。
「素顔がチャームポイント」のお仙と「白粉の似合う都会的な美女」お藤…推しメンの娘に会おうと店には客が殺到、名入りの手ぬぐいなどグッズも販売されたそうです(本書136-138頁)。彼女たちは元祖「会いに行けるアイドル」なんですね( *´艸`)
お団子を持つお仙のグラビア的ポーズ…あらわな白い足がまぶしい!
ちなみに本書には、「看板娘は十五~十八歳をピークにしてニ十歳頃に引退する。当時は二十歳を超えると『年増』と呼ばれた。」(138頁)と書かれていました。
年増……
ずいぶん前から「アイドルの低年齢化」などと言われますが、十代の若い娘は江戸時代にも好まれたようです~
By クラニャン
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