大学構内で買取させていただきました!自然科学、専門書、学術書など:東京都文京区


人気ブログランキング

本日は江戸・東京関係の書籍を中心にお譲りいただきましたが、そのなかの一冊「明治・大正・昭和の日本 東京遊覧」(渡辺秀樹・編 日本文芸社)をご紹介したいと思います!

IMG_1325

本書は明治から昭和戦前期の東京の絵葉書を中心に編集された書籍で、表紙は明治から大正にかけて東京のシンボルといわれた浅草凌雲閣!いやいやたまりません!
凌雲閣といえばレンガ造りの展望台で、日本初のエレベーターが備えられた先端的な建造物でありましたが、危険ということからエレベーターは廃止となり、1923年の関東大震災で倒壊。スカイツリーの開業当時は特に脚光を浴びておりましたね!

関東大震災や東京大空襲に被災する以前のモダン都市東京の姿が捉えられた絵はがきを眺めていると、道路の幅は狭く雑然とした印象を受けますが、基本的にそれぞれの街の特色は変化してないように思います。
IMG_1328
こちらは1930年代の神田神保町の様子。今も昔も古書店が並びます。

また細かい部分に目を向けてみますと、色々と面白い発見もありました!

IMG_1326
皆さんもご存知の浅草花屋敷の1910年頃の様子ですが、なんと聞きなれない「ペングイン」の看板。よくよく考えてみれば「ペンギン」なんですね(笑)
今ではどこの水族館でも見ることができるペンギンも、珍しい動物だった時代があるんですね。

それから、こちらの写真。上野公園の大階段。この階段を上ると西郷さんがあるわけですが…
IMG_1327
私が注目したのは「左昇口」と書いてある看板です。
これは約100年前の東京で既に「左はのぼる人、右はおりる人」という概念が植え付けられていたという証拠です、見逃せません!

街の全体の様子や建造物ばかりではなく、写り込んだ人々の姿や看板さえも楽しい一冊でした。

byこばちゃん


人気ブログランキング

お問合わせ・買取のご依頼

お問合わせ・ご相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。

メールでのお問い合わせ

お問合わせ・買取依頼

関東エリアなら即日買取りもご相談下さい!
チェーン店が積極的に引取りをしないマニアックな本や、内容は良いけど状態の悪い本などもお任せ下さい。

買取のご依頼はこちら

お電話からのお問い合わせは 0120-54-4892

受付時間:9:00~23:00定休日:年中無休


よろしければシェアお願いします

2017年10月に投稿したくまねこ堂の記事一覧

この記事のトラックバックURL

くまねこ堂 古本出張買取対応エリア

東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。

PAGE TOP