本日は横浜市神奈川区のお宅より、易学、カメラ、整体に関する書籍をお譲りいただきました!
本日は神奈川県に赴きまして、横浜市神奈川区のお客様より、易学、カメラ、整体に関する本をお譲りいただきました。誠にありがとうございました。
そして今回は「大正・昭和乙女らいふ 女学生手帖」内田静枝編(河出書房新社)をご紹介したいと思います!
昭和レトロなテーマをヴィジュアルで楽しむことができる河出書房新社らんぷの本シリーズでも、オススメのなかの一冊がこの本書になります!!
松本かつじ描く可愛らしい女学生が内容のすべてを物語っているようですが、昭和戦前期の女学生の様子を当時の多くの図版からリアルに浮き上がらせたのが本書の特徴で、専門家から見ても大変面白く読むことができるかと思います。
ページを開くと西洋菓子の甘いかおりが漂ってきそうな高畠華宵、蕗谷虹児、加藤まさお、中原淳一などなど…伝説的イラストレーターの描く美少女の挿絵が盛りだくさんで、遠い戦前の豊かで甘美な女学生文化に触れることができます。
やっぱり私のオススメは高畠華宵でしょうか?…中原淳一が描く美人たちも忘れることができません~。
本書には為になるコラムも多く掲載されており、コラムに「嗚呼!憧れのお姉さま」と名づけるセンスに感服いたしました(笑)
しかも「憧れのお姉さま」として私が学生時代から夢中になっている松竹少女歌劇団の大スター・水の江瀧子(ターキー)さんも取り上げられており感激!
ちなみに作家の佐藤愛子さんや故・森光子さんなども少女時代はターキーさんの追っかけをしていたことを公言されており、瀬戸内寂聴さんに至っては宝塚少女歌劇団に入団を希望していたということで、大正生まれの乙女たちの憧れはやはり「男装の麗人」が登場する夢みるような美しい世界だったんですね。
他にも「女学生用語」をまとめたもの、当時の雑誌から美容相談について抜きだしたものなど、当時の女学生の生活を楽しく知ることのできるコラムが満載です。
また名作紹介として吉屋信子や川端康成などの少女小説も取り上げられており、私の愛読書「わすれな草」も、しっかりと紹介されております(このコラムにはありませんが、吉屋信子の「あの道この道」もオススメ!)
秋のセンチメンタルな夜長、戦前の女学生文化に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?
こばちゃん
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