東京都武蔵野市で、楊洲周延の浮世絵「里の花廓の賑」をお譲り頂きました
楊洲周延(ようしゅう ちかのぶ)の浮世絵
「里の花廓の賑」(明治22年)をお譲り頂きました。
あでやかな花魁たちがズラリと並び、華やかな絵ですね。
着物の柄も、大胆で実に豪奢です。
花魁たちの名前を見ると、「角海老 小蝶」「角海老 海老羅」「角海老 金龍」などの文字が
書かれています。
角海老ってなにか意味あるのかな?とググってみたら、
ウィキペディアに載っていました。
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吉原遊廓に存在する屋号。
明治時代に吉原で奉公していた宮沢平吉が「角尾張楼」という見世を始め、
その後「海老屋」という見世を買い取り、
そこに「角海老楼」という時計台付きの木造三階建ての大楼を建てたのが起源とされる。
当時の「角海老楼」は総籬の高級見世で、
歴代の総理大臣が遊びに来るような格式の店であったという。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A7%92%E6%B5%B7%E8%80%81
また、こちらの「明治の時計塔」というページ
http://www.kodokei.com/ot_014_9.html には、
明治当時の「角海老楼」の姿が載っていました。
当時、角海老楼の時計塔は東京名所で、
樋口一葉の名作「たけくらべ」(明治27年)に
「朝夕の秋風身にしみ渡りて・・・
角海老が時計の響きもそぞろ哀れの音を伝へるやうに成れば・・・」
という叙述があるのだそうです。
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