エドガー・アラン・ポー 「アッシャア家の○○」
これちょっと面白いですね。
昭和35年11版発行/角川文庫/佐々木直次郎訳
カバーはエドガー・アラン・ポーの「アッシャア家の惨劇」ですが
中身は「アッシャア家の崩壊」になっています!
最初「アッシャア家の崩壊」というタイトルで出版されたのが
後に「アッシャア家の惨劇」というタイトルに変更された、
そのちょうど過渡期だったのでしょうね。
ちなみに、このように外側にカバー+内側にパラフィン・帯になっているものを
「厚着」と呼びます(上の「アッシャア家」はパラフィンがありませんが)。
昔のパラフィンスタイルから、現在のカバースタイルになる過渡期に出版された物に、
こういった「厚着」の本が見られるようです。