実用書、ビジネス書、最新の本をお譲りいただきました〔文京区白山〕
本日は、写真家・篠山紀信初期の傑作写真集のひとつ「nude」(1970年)を紹介いたします!!
篠山紀信といえば、あの独特のアフロヘアが印象的ですが、なんと新宿のお寺さんの息子ということでビックリ!
新宿のお生まれということで、篠山さん独特の垢抜けた作風に納得いくような気がいたしました。
本作品は日本を代表する写真家の一人である篠山紀信がデビュー間もなく手がけた写真集で、今見ても鮮烈な写真の数々に目を奪われてしまう思いがいたします。
私が特にビックリ致しましたのは、被写体の女性を見ながら「カルメンマキ」に似ているなと思っていたら、なんと「マキと支那虎」という項のモデルはカルメンマキさん本人でございました!支那虎とはマキさんと同じ劇団・天井桟敷(寺山修司主宰)に出演していた俳優さんで、ヒッピー、サイケ、アングラ、シラケなどの要素を含んだお二人の姿は今見てもナウい印象を受けます。
この時のカルメンマキさんといったら、寺山修司がプロデュースした歌謡曲「時には母のない子のように」で紅白に出演した頃であり、写真集を見た方々は当世人気歌手のnude姿に驚いたことでしょう。
この写真集を見ているとどこか、1960年代に独特な文化を築いていた「新宿臭」が漂っています。…寺山修司、横尾忠則、丸山明宏、宇野亜喜良、JAシーザー、唐十郎、浅川マキ、森山大道などの伝説的人物のなかに篠山紀信さんがいるのだと再認識いたしました。
byこばちゃん
お問合わせ・買取のご依頼
お問合わせ・ご相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。