大学教授様よりお譲りいただきました!:クラシックCD、70年代歌謡曲CD、スピードラーニング、英会話教材、中世史、ヨーロッパ史、歴史、幕末・明治本、岩波文庫、近現代史、学術書、講談社学術文庫
先日は絶版漫画を中心に買い取りをさせていただきました!
その中にはつげ義春さんの作品も多く含まれており、ガロ系漫画の定番作品「無能の人」もございました!
「無能の人」は骨董好きな方にはオススメしたい漫画で、つげ義春さん本人がモデルと思われる男性が、河原で鑑賞石屋をやったり、友人のせどり師や鳥師をテーマにした作品、またクラシックカメラの通信販売をする話など、商売に関する物語が満載ですが、どの作品もハッピーエンドでは終わらず
「父ちゃん、虫けらってどんな虫?」
「つまり世の中の何の役にも立たぬ…うん?誰がそんな話した」
「母ちゃんがね、父ちゃんは虫けらだって」
という息子とのやり取りで終わるという味わい深い締めくくりには、思わずしみじみしてしまいます。また私、個人的には「鳥師」の話、ラストシーンの鳥師が飛び立つ場面の絵になんともいえない恐怖感を覚え、幻想的な世界に心惹かれます。
また1500部限定で1969年に刊行された「つげ義春初期短篇集」(幻燈社)もあり、扉の肖像写真の部分には署名も入っておりました!
つげ義春さんも若いです!!!
つげさんは昭和12年のお生まれなので現在81歳、水木しげるさんのアシスタントや貸本漫画を手がけたのち、創刊当時の漫画雑誌「ガロ」に掲載された「ねじ式」で一躍スター漫画家となり、その前衛的な作風は世間に一石を投じたことは有名ですね。
そんな、超ベテラン漫画家のつげ義春さんですが昨年、日本漫画家協会賞を受賞されたそうで話題にもなりましたね。
今では作品を発表されませんが、ファンの一人として、ぜひ負担にならない程度に新作を発表していただけたら嬉しいなぁと思っております!
byこばちゃん
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