コージィ城倉作、ちばあきお原案『プレイボール2』第1-8巻(集英社、2017-2020年)が入荷しました!~強烈なリーダーシップとその内面
即日出張買取で、東京都文京区千石にうかがわせていただきました。コミックセット、実用書、ユーキャン、レコード、空母いぶき等をお譲りいただきました! ありがとうございます。
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さて今回は、別件の出張買取でお譲りいただいたコミックを紹介していきます。
コージィ城倉作、ちばあきお原案『プレイボール2』第1-8巻(集英社、2017-2020年)が入荷しました。『グランドジャンプ』連載作品で、第8巻は今年3月24日に発行です。第8巻のラストは、初回ノーアウト満塁で墨谷高校4番・キャプテンの谷口が打席に立つ場面です。苦手ピッチャーの川北高校の小野田を相手にカウント・ノースリーとなったところで、谷口の脳裏は「ミス」で埋め尽くされます。そしてフルカウントから、頭にこびりついた悪いイメージを振り払うべく、谷口はフルスイング。その渾身の一振りの結果は如何、という調子で次の話に続きます。
チャンスで打席に立ったときほど、あたふたするというのは、野球経験者なら誰しも共感するところではないでしょうか。その状況におかれると、実際の時間は数秒・数分の世界であっても、ものすごく長い時間のように感じます。
こうした試合中の一瞬一瞬を描き切る点に、ちばあきお本人の手による『キャプテン』『プレイボール』の特徴があると考えていました。今回『プレイボール2』を読んでみて、この点が継承されていることに感動を覚えました。『2』では、これまで、(骨折しても)がむしゃらに突っ走ってきた谷口の最後の夏ということもあり、「谷口らしくない」迷いのシーンが多々見られます。より一瞬一瞬にこだわった作風であるように感じました。
一方で、周囲の人間には真意が伝わらない、「谷口の思いつき」も健在です。一例を挙げれば、以下の表情です。
このような照れ笑いを含む謎発言と、その真意とのギャップの凄まじさが、チームを引っ張っていく力になっているのでは、と読むたびに感じます。平然と周りを置いてきぼりにする谷口と、それに食い下がるチームメイトの奮起が見どころです。
今回紹介したようなコミックセットに限らず、くまねこ堂は古本、骨董品や絵画、アクセサリーなど幅広いお品物の買取りをしております!お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております!
小野坂
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