古い音楽雑誌大量に入荷いたしました②
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先日、買取をさせていただきました古い音楽雑誌の中から、またいくつか気になったものをご紹介させていただきたいと思います。
ロックの雑誌「プラス・ワン」1973年10月号。フラワー・トラヴェリン・バンドの名盤「SATORI」などのジャケット画で有名な石丸忍さんによるミック・ジャガーのイラスト表紙です。特集は『ビートルズとローリング・ストーンズ「何故スーパースターなのか」』。
ほぼ全編洋楽ロックの雑誌の中で、個人的に気になったのは雑誌真ん中くらいで紹介されている、この年の8月に行われた日本のロックバンドの横浜でのライヴ・イベントのレポートや音源を紹介した特集です。
扉の写真は先日亡くなられた元ゴールデン・カップスやピンク・クラウドなどのルイズルイス加部=加部正義さんです。かっこええ。
横浜でのイベントということもあって、エディ藩グループやパワーハウス、柳ジョージと酔いどれバンドなど、ゴールデン・カップス周辺のミュージシャンによるバンドや、ゲストとしてあのキャロルや桑名正博さんのファニー・カンパニーなども出演していたようです。スゴイ面子ですね。レポートの最後には人気バンドの独壇場になってしまうこの頃のコンサートの状況への違和感に触れています。
音源紹介はファニー・カンパニーのセカンドや南正人ファースト、はっぴいえんどのベストアルバムなど。のちに音源もリリースされる、はっぴいえんどの1973年9月21日の解散記念コンサートが行われることについても告知されております。
こちらは沢田研二さんやタイガース、PYGが表紙や特集を飾った三冊。真ん中の深夜放送ファン・別冊「沢田研二のすばらしい世界」では、沢田研二論として矢沢永吉さん、よしだたくろうさん、阿久悠さんなど、たくさんのミュージシャンや作家などからコメントが寄せられています。永ちゃん、『正直言ってタイガースの演奏聞いた時、「ああ音楽的レベルは最低だネ」と思いました。』とのこと。おお。
こちらの1971年明星6月号付録「YOUNG SONG」、表紙がシビれますね。PYGの頃と思われる、沢田研二さんと萩原健一さんの2ショットです。PYGはGSの大人気バンドのタイガース、テンプターズ、スパイダースのメンバーが結集したスーパー・バンドで、日本のバンド・シーンがGSからニュー・ロックへと移行する時期の大きなトピックだったと思われます。が、またまたスーパー・バンドの宿命でツイン・ヴォーカルのジュリーとショーケンが脱退し、バンドはアルバム1枚を残して自然消滅。残ったメンバーで活動した井上堯之バンドは「太陽にほえろ」や「傷だらけの天使」などの音楽で有名ですね。
やはり当時の雑誌はリアルタイムならではの関係性や状況の風景、情報の生々しさが感じられて面白いですね。また面白そうな記事などを見つけましたら、機会を見てご紹介をさせていただけたらと思います。
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