ギャルとギャル男が絶滅危惧種になって振り返る渋谷平成初期
先日は東京都荒川区のお客様より、レプリカの刀、模造刀、古銭等をお譲りいただきました!
くまねこ堂では古本の他、合わせて骨董や古道具など、様々なお品物もご一緒に買取のご相談を承っております!どうぞよろしくお願いいたします😺
本日はまず、こちらの画像をご覧ください。
懐かしい~~!と感じる方や、
なんだこの派手な格好した人は ( ゚Д゚ と驚く方、
人によって感じ方が、かなり変わるかもしれません。
馴染みのない方、恐らく現在25歳までくらいの方のために説明しますと、
この方は平成初期に「渋谷系」と称された、
流行中だったサーフ系の服をまとった当時の不良少年(中身は違う可能性)です。
くまねこ堂ではなかなか見かけない本が混ざっていたので、
思わず手に取ってしまいました。
ちょっと取り上げてみることにします。
ヤングキング増刊平成21年10月7日号「ヤングブロードカルチャー」
特集は、”渋谷不良少年(と書いて「カリスマ」と読む)20年史”。
なるほど、平成の始まりから、この雑誌の発行まで渋谷の20年の若者文化を振り返るという企画でした。
これは、令和の今こそ開くと面白いかもしれません。かなり現在の若者とギャップがあるところ!
私が一番いいなあ!と思ったところは、
1990年代~2000年代初期の渋谷のカルチャーを最も盛り上げたのは、
芸能人でも有名人でも偉い人でもない、
当時を生きる高校生たち、
その中でも「チーマー」と呼ばれる不良の学生たちだったという事実です。
その影響もあってか、現在も渋谷といえば渋カジといわれるほど、
ストリートカジュアルな服屋やDJ文化が花開き、クラブ、ディスコミュージックが
それはもうガンガンと鳴り響いておりました。
サーフ系のアパレルブランドは特に全盛期で、渋谷の109の中はハイビスカス🌺だらけでしたし、
そのハイビスカス柄やアクセサリーを纏った女子高生たちに感化された人は、
瞬く間に世代を超えてカラフルで色んな雑貨でジャラジャラになって行きました。🌈🌺
なぜそんなにも一種のムーブメントが広がったかというと、
当時の高校生は、ポケベルから携帯電話に丁度移り変わる時代だった為、
放課後に遊びたくなったら友達と連絡を取るという手段が非常に容易になって行き、
学校内にとどまらず、現在の大学生のインカレサークルみたいな、
とにかく渋谷で放課後ぶらぶら、友人の友人で繋がって、
気が合いそうな人と出会えたらグループになって・・・
そのグループ間でのファッションの追求や遊びの手法を編み出し、
それがどんどんソーシャルネットワークや学校でまた首都圏の高校生に伝わり、
最終的には全国各地の若者を取り巻くセンセーショナルな「カルチャー」となって行ったようです。
目次ページにありますように、他にも様々な要因はありますが
こうやって振り返ると学生のパワーってスゴイ。
伝わる速度も速いし、良い!って思われたものはドンドン拡散されている。
これは現在のSNSに通じますね。
今現在、この記事を書く私はアラサー世代で、
所によって「お姉さん」だったり「おばさん」だったりに区分されているからかもしれないのですが(笑)、
良いことだけじゃないかもしれませんが、何か大衆で文化が盛り上がることって、
すごく雑草魂を感じるというか、人間らしくて、素敵だなあと思うのです。
かこさん
買取品目・ジャンル | レプリカの刀、模造刀、古銭等 |
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