戦前のナカムラマンガなど昭和初期の漫画や本のご紹介!

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先日は東京都練馬区のお客様よりレコード、ビートルズ、レッドツェッペリン、戦前ナカムラマンガ、戦前の探偵冒険小説、海野十三の本などをお譲りいただきました。ありがとうございます!

買取したものの中からいくつかご紹介させていただきます。

戦前のナカムラマンガです。昭和の戦前、戦後に貸本漫画の版元としてかつて有名だった有限会社中村書店という出版社の漫画です。「ナカムラマンガライブラリー」(全70冊)や「ナカムラマンガシリーズ」(のちのナカムラ繒叢書、全30冊)が知られています。
1933年から1943年の10年間にかけてシリーズ全100冊の漫画の単行本を刊行したのです。…え、すごくないですか?
下の画像の「ぼくらの燈臺」が1940年に、「雪國の兄弟」が1942年に刊行されたものなのですが、B6サイズのハードカバーの単行本で一冊一冊のクオリティがとても高いですicon_eek.gif

横山隆一の「ススメ・フクチャン」は朝日新聞社の発行で、朝日新聞に連載されていた四コマ漫画です。一番最初は「江戸ッ子健ちゃん」というタイトルで連載がスタートしており、フクチャンは主人公ではなかったようです。そこから主人公になり、映画化もし、ラジオドラマにもなりアニメ化もし、なかなかすごいです。フクチャン。タイトルや紙面の変更がありながらも新聞連載記録は驚異の5534回でした!
早見利一の「続・てるてる姫」は集英社の発行です。昭和32年に発行されたもので定価は100円です。(当時の100円ってどのくらいなんでしょう?今のマンガの単行本買う感覚とあまりかわらないのでしょうか?)
表紙の色鮮やかさはもちろん、中の漫画も色付きで読み応えがあります!


左が日本SFの始祖の一人と呼ばれる海野十三の「黒人島」です。昭和18年に発行された書籍です。チラッと本文を覗いてみると‘‘っ‘‘が‘‘つ‘‘だったり、‘‘い‘‘が‘‘ゐ‘‘だったり。当たり前ですが現代の表記とは違っていて面白いです。

右は直木賞を受賞した初の女性作家として知られている堤千代の「小指」です。(ちなみにこの小指という作品が直木賞を受賞した作品です)
くまねこ堂に入荷してきたのも今回が初だそうでなかなか珍しい一冊です。


「乙女の港」と「思い出の虹」は表紙がポップな可愛らしさがありますね。
少女小説ということもあり絵柄も女の子が好みそうな感じです。その時代の空気感が伝わってくるような気がするレトロさがなんとも心地よいです。
今回はたくさんのレトロな書籍達に触れ、その歴史を感じることが出来て面白かったですneko.gif

くまねこ堂ではこのような古本、その他にもCD、ゲームソフト、アクセサリーなど幅広いジャンルの商品の買取を行っておりますのでご整理やご処分をお考えの方はお電話またはメールフォーム、LINEにてお気軽にご連絡ください。

スタッフ一同心よりお待ちしております!

クウスケ


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買取品目・ジャンル レコード、ビートルズ、レッドツェッペリン、戦前ナカムラマンガ、戦前の探偵冒険小説、海野十三
出張先・エリア 東京都練馬区

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