古本約5000冊📚 リピーター様より沢山のお品物をお譲りいただきました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。
先日は世田谷区のリピーター様よりご依頼で、社会学、政治学、経済学、歴史学、宗教学、学術書、専門書、全集、音楽、岩波文庫など本棚35本分で約5000冊の古本、その他古道具などもお譲りいただきました。ありがとうございました。
店主を含め四人で出張買取へ向わせていただき、ハイエース二台分満杯の量の買取となりました。
くまねこ堂では、この様な大量買取にも対応することが可能ですので、大量の本や古道具、または重量のあるお品物などのご整理やご処分にお困りのお客様はぜひくまねこ堂までお気軽にご相談ください。
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さて、本日は買取させていただいた本の中から私が個人的に気になった本を紹介させていただきます。
「地図・グラフ・図解でみる 一目でわかる江戸時代」/竹内誠(監修)・市川寛明(編集)
江戸東京博物館の館長さんと学芸員さんが書かれた史料です。わたしは小さな頃から江戸東京博物館が大好きで、大人になった今でもたまに一人ででも行くのですが、この時代の人々の暮らしは興味深いことが多く、行くたびに新たな発見があります🌞
こちらは江戸時代の物価や現代との物の価値の違いが表にされているものです。
画像に書かれている通り、4文=100円と同じくらい という感覚で計算すると、そばやうどんは一杯400円ということですね。これが素うどんやざるそばなど具があまりないものだとして、外食であれば今とあまり変わりませんね。しかし、駕籠代は日本橋から吉原までは現代の値段に換算すると約5000円となり、(吉原は今でいう浅草寺のあたりだそうなので吉原=浅草と考えることにします)かなり高いようにかんじますね。なんなら歩いた方がいい気が…。歩けば約一時間ですが、私だったら5000円も使うくらいなら歩いちゃうかな😂 ちなみに今は都営浅草線を使えば、日本橋から浅草までは5駅で178円で行けますよ🚃
ただ、ここで書かれている吉原とは恐らく吉原遊廓のことだと思われますが、吉原は一度火事になり場所を移転していて、新吉原が浅草の方で、元の吉原は今でいうと人形町の辺りなのです。ここには新旧どちらかは記されていませんので、仮に旧吉原の事だったとすれば、日本橋から人形町なんて目と鼻の先なのに、とんでもない値段だと思いませんか🙄でも、浅草の方のことだと思いますがね笑。
サイトで検索すると、1文=20円くらいと書かれているところもあり一文が何円かは曖昧だったりするのですが、大体20~25円といったところのようです。
こちらは、問屋さんの数や人数などの表です。醤油酢問屋さんの数、とても多いですね。水油仲買さんと同じ数です。水と油は生活の中でたくさん使われますから、数が多いのも納得ですが、醤油とお酢もそれだけ使われていたんだと思うと面白いです。
冥加金についてですが、下取り酒問屋さんに課せられている金額が圧倒的に高いですね。木綿などもかなり取られています。ちなみに冥加金とは、商工業者が課せられた営業税で、上納金のようなものみたいです。問屋によって課せられている額がかなり違いますね。
こちらは江戸時代のリサイクルシステムについての図です。動物のみならず人の糞尿まで肥料にしたり、着られなくなった着物は小さくリメイクして子ども用にし、さらに着古したら雑巾、そして燃料へ…と、かなり物を大事にして、なんでも使えるものは再利用していたようです。壊れた物も、修理屋さんがたくさんいたようで、直してもらって本当にダメになるまで使っていたと言います。これは現代人もマネするべきですよね。古着屋さんや古道具屋さんなんかも結構あったみたいです。まだ使えるものをすぐに捨てずに再利用できる限り使い続けたり、要らなくなったものを必要な人にゆずっていくのは、資源の削減にもなりますし、環境にとても良いですね。
くまねこ堂では古本を始め、古道具、アクセサリー、時計、万年筆、古いおもちゃなど幅広いお品物の買取を行っておりますので、みなさんも捨ててしまおうか迷っているものがありましたら、捨ててしまう前にまずは一度、くまねこ堂までお気軽にお問い合わせください。
お電話、メールフォーム、またはLINEにてスタッフ一同心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ち
買取品目・ジャンル | 社会学、政治学、経済学、歴史学、宗教学、学術書、専門書、全集、音楽、岩波文庫 |
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出張先・エリア | 東京都世田谷区 |
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