大藪春彦「野獣死すべし」初版本、帯付で入荷いたしました。
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本日は、先日買取をさせていただきましたお品物をご紹介させていただこうと思います。
大藪春彦「野獣死すべし」初版本 帯付
大藪春彦のデビュー作にしてハードボイルド小説の大名作「野獣死すべし」の昭和33年(1958年)最初に発行された初版本になります。それだけでも大変貴重なのですが、帯付での入荷でございます。帯の背にある東宝映画化は1959年に公開された仲代達矢が主演した際のものでしょうか。映画化ですとやはり1980年に公開された松田優作主演作が有名ですよね。社会と断絶して犯罪行為を繰り返す果てに正に野獣と化していく主人公たちの姿に見入ってしまったものです。松田優作は本作撮影前に10kgの減量をし奥歯4本を抜いて役作りをしたというのは有名なエピソードですよね。あのなにかに取りつかれたような演技、すごかったです。真田役の鹿賀丈史も劇団四季退団後初の映画出演だったそうですが、私がこの映画を初めて観た当時はあまり出演作品を観たことがなく、当時のテレビ番組「料理の鉄人」の司会のイメージが強かったためギャップもあり、あの獰猛な演技には完全に持っていかれましたね。強烈なインパクトでした。
そして同じく入荷いたしましたのはこちらです。
「傷だらけの天使 日本テレビ編」
1974年に放映されていた言わずと知れた萩原健一、水谷豊などが出演した大人気ドラマですね。こちらはテレビドラマが放映されていた当時のノベライズ本になります。8本のエピソードが収録されておりますが、ドラマのタイトルと少し違っているものなどがあったりして面白いですね。ちなみに「傷だらけの天使」にはドラマから30年後に書かれた矢作俊彦作の続編「魔都に天使のハンマーを」という小説もございます。とにかくドラマはシンプルに最高。ビギを着込んでアイテムやしぐさも洒落ていて、ショーケンは粗野だけどチャーミングで情けないけどなんかセクシー。水谷豊のアーニキィ~っていうセリフもついついマネしたくなりましたね。ちなみに個人的にショーケンはアンドレマルローバンドを従えた時期のパフォーマンスに魅了されまくっていて最高なのですね。呆れるほどシャーマニック。今でもしょっちゅう映像を観ております。
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56さん
商品名・作品名 | 大藪春彦「野獣死すべし」 初版本 帯付 |
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