実用書やコミックセットをお譲りいただきました!
雪の日もありましたが、東京では、最近は気持ちの良いお天気が続いています。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
コトーです。
先日は、千葉県市川市に出張買取に伺いました。
実用書に加え、『アカギ』、『天』といったコミックセットをいただきました。
語学の本や、趣味などの本もございました。
またスーパーファミコン、任天堂DSなどのゲーム機やソフト、Blu-rayや音楽DVDもお譲りいただいております。
お客様がお品物のご売却を検討し、先にお電話したお店は予約で埋まっていたとのことで、「くまねこ堂はすぐ来てくれて助かった」とのお言葉をいただきました!嬉しい限りです。
くまねこ堂は即日出張買取も行っており、空いていればすぐ伺います🐈
ご整理でお困りの方は、是非お気軽にご相談ください!
さて、今回いただきました本の中から、気になるものをご紹介いたします。
井ノ口順一氏『どこにでも居る幾何 アサガオから宇宙まで』(2010年、日本評論社)です。
幾何学…。ド文系の私が、ついぞ触れてこなかった領域であります。私には遠い遠い世界です。
しかし副題にもあるように、著者の井ノ口氏は、「アサガオから宇宙まで」どこにでも幾何学は「居る」というのです。
本を覗いてみましょう。
第一講で、井ノ口氏は、アサガオのつるの巻き方に注目しています。
アサガオのつるは螺旋を描いてのびていきます。それはなぜなのでしょうか。
つるが、竿に巻きついていく様子を思い浮かべてみてください。竿を円柱とすると、その円柱上の点AとBを結ぶのに、最短であるのはどのような線でしょうか。
答えは螺旋です。線分では、螺旋より長くなってしまいます。
アサガオは最短を選ぶから、螺旋を描いて竿に巻きつき伸びていくのではないか、というのが井ノ口氏の結論です。(第一講、p3)
なるほど、そのように言われると、幾何学はとても身近なものなのだという気がしてきました。
形には理由があり、形の理由を説明するのが幾何学という数学だと井ノ口氏は述べます。そして、数学の楽しさは、考える楽しさなのだと主張します。(「はじめに」)
アサガオのつるはどうしてこのような形で巻くのだろう?
そのようなことを考えていくのが幾何学なのだと言われたら、なかなか楽しそうです。
この本は、私のように学校での数学で挫折し、数学嫌いになってしまった人も、ワクワクしながら読める本です。
扱う内容の背景などを説明してもらえる「おしゃべり」や、より深く知りたくなった時の道しるべになる「読書案内」も充実しています。
この本に触れて改めて思ったのは、私たちは自分たちを、そして自分たちの生きている世界を、説明したいのだということです。
私がいつの間にか苦手意識を持ってしまった数学も、それには変わりないのでした。
私の中にも底流する、自分たちを、そして自分たちの生きている世界を説明したいという欲求。
数学もまた、その願望で発展してきた学問であるなら、学校で苦手だったからと避けずに、もう一度数学に触れてみたいと思いました。
この井ノ口氏『どこにでも居る幾何』は、そのはじめの一歩を踏み出す、手助けをしてくれそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コト―
買取品目・ジャンル | 実用書・コミックセット・アカギ・天・スーパーファミコン・任天堂DS・Blu-ray・音楽DVD |
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