三好徹の交友 その2
雨の日も、その音のくすぐったさから、春が近いことを感じる今日この頃です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
以前、作家の三好徹宛の年賀状をこのブログでご紹介したことがありました。
今回はその第二弾です。
推理小説やスパイ小説など、幅広い作品を書いた三好徹。どのような人物との交流があったのでしょうか。
まず、こちらの年賀状。これは誰からのものかというと…。
井上ひさしです!
井上ひさしは1934年山形県生まれ。戯曲「父と暮らせば」など、演劇界での活躍の印象が強いですが、「手鎖心中」では1972年に直木賞を受賞しており、小説家としても評価の高い人物です。NHKの連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」の台本にも共作で関わっていました。幅広い活動をしていたのですね。
直木賞作家であることは、三好と共通点ですね。
年賀状には、「いつも御本をありがとうございます」とあります。三好と本のやり取りをする仲であったようです。
お互いの著作を読むこともあったのでしょうか。
さて、次の年賀状は…?
丹羽文雄からのものです!
丹羽文雄は1904年三重県生まれ。真宗高田派佛法山崇顕寺の息子でしたが、文学の道をゆき、戦後を代表する流行作家となっています。「厭(いや)がらせの年齢」では高齢者の問題をいち早く取り上げるなど、社会派の作品も知られている一方、自身のルーツと向き合い「親鸞」「蓮如」といった宗教文学も執筆しています。また、同人誌「文学者」を発行し、後進の育成にも努めました。
丹羽も三好と、文学者同士、年賀状のやり取りをしていたのですね。
作家同士の交流、なかなか興味深いです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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このブログを書くために、以下を参考にしました。
井上ひさし公式HP:https://www.inouehisashi.jp/index.html
四日市市丹羽文雄記念室HP:https://www.city.yokkaichi.mie.jp/museum/museum01/pg387.html
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