幻想の世界へーBlu-ray「ファンタスティック・プラネット」(ルネ・ラルー監督)ご紹介ー
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年末年始いかがお過ごしでしょうか。
時間のある時にはゆっくり映画を観るのもよいですね。
そんなわけで今回は以下のBlu-rayをご紹介したいと思います。
ルネ・ラルー監督「ファンタスティック・プラネット」(2013年、販売元・角川書店)。
ジャケットの紹介によれば、1973年にカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞しており、数多くのアニメ・コミックに影響を与えた作品とのことです。
ジャケットの雰囲気でもわかりますが、不思議な生き物や建物が出てきます。想像力によって生み出された世界を映像として体験することは、言葉によって説明されるのとは別の感動と衝撃があります。理解ができなくてもその体験をし続けるしかない、という状況に身を投げるのは楽しいものです。
ブックレットの解説によると、この作品では世界中の商業アニメーションで広く使われる〈セル・アニメーション〉ではなく、紙に直接描いたものを切ってそれを背景の上で動かす〈切り絵アニメーション〉の手法が用いられているとのことです。現代ではCGや3Dの駆使によって、リアルの追及はどこまでも行われていますが、そのようにして生み出されるリアリティだけが作品を魅力的にするわけではありません。アニメの風合いも相まって作られる幻想的雰囲気に、この作品を観る者は没入してしまうでしょう。
個人的にはこの作品を観た時には、人間存在の卑小さを噛み締めました。美しく鮮やかで、縦横無尽な想像力が生み出す世界の中で、人間は無力に蹂躙されていく。あまりに世界は圧倒的なのです。そしてそんな素晴らしい空想的世界が、確かに自分たちの現実と繋がっているというような物語の仕掛けがあり、感動しました。自分の生の中に、美しく幻想的な世界の残響があるような気がして。
最近は配信で映画を鑑賞できる機会も増えましたが、円盤には特典映像やブックレットなどもついているものもあり、物として持っておくのもやはり悪くはないと思えます。このお正月、Blu-rayやDVDなどでじっくりと作品世界に浸ってみるのはいかがでしょうか。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
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コトー
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