毒の世界に魅せられて…💀✨「毒草の誘惑」のご紹介です。
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最近、千葉県の水産物販売会社が有毒部分を除去していないフグを販売していたというニュースを耳にしました。怖すぎる…!!(今のところ健康被害は報告されていないとのことで、良かったです)
夏には浜辺に猛毒の触手を持ったカツオノエボシが漂着してきたり、きのこ狩りに行った人が毒きのこを食べてしまう事故が毎年のように起きてしまったり…。
気をつけていても意外と身近なところに転がっている毒。
出来れば遭遇したくないですよね。
そんなわけで、ちょっと毒について勉強してみようかしらと思って開いてみたのがこちらの本です。
「毒草の誘惑」(植松黎・講談社・1997年)
毒草に強く心惹かれた著者が、93年から3年間、講談社の科学雑誌「Quark」に“毒草の饗宴”というタイトルで連載していたものをまとめた本です。
毒草の産地へ出かけて行ったり実際に口にしてみたり、体を張った取材エピソードがわりと淡々と綴られていて面白く、読み応えがあります。
日本中どこにでも生えているコブシやスズランも、実は毒を持っているんだとか。
スズランの毒性はわりと高めで、花にも葉にも実にも毒素が含まれ、中毒になると悪寒や動悸が激しくなり、腹痛や痙攣を起こして最悪の場合は死にいたるのだそう。。
こんなにポピュラーで可愛らしい花なのに、なんと恐ろしい…!
こちらはかぶれることで有名なウルシ。
著者は、「あらかじめ漆の葉を食べておくと免疫ができてかぶれない」という情報を信じて、実際に葉っぱどころか漆そのものを口に入れてみたそうです。(無鉄砲すぎます!笑)
コカインの原料コカノキのルーツである南米に行ったルポも載っています。
ペルーなどの高山の国では高山病にコカ茶が重宝されたり、シャーマンの祈祷の儀式にコカが用いられたり、コーヒーやタバコみたいに身近なものとして、毒草が生活の中に溶け込んでいるようでした。
他にも、トリカブトやケシはもちろん、スイセンやヒガンバナ、キョウチクトウなども紹介されています。
最後に、いかにも「毒あるよ!!」といったわかりやすい見た目で笑ってしまった毒草をご紹介させてください。
ペヨーテです。
このグロテスクなフォルム…!!
実際はここまで色鮮やかではないようですが、とても親切な見た目ですよね(笑)
かなり強烈な幻覚をみせてくれるんだそうです。
以上、「毒草の誘惑」について書かせていただきました。
いまちょうど国立科学博物館で特別展「毒」をやっているので、もし毒の世界に興味を持たれましたら、是非行ってみてください!
https://www.dokuten.jp/
私は以前サンシャイン水族館で開催された猛毒展には行ったことがあるのですが、いまやってる毒展にはまだいけてないので行ってみたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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