ディスクガイド特集≪シューゲイザー・アンビエント≫
変わりやすい気候が続きますが暖春の萌でしょうか。
くるりの東京という曲の歌詞に、『今年の夏はあまり暑くなさそう相変わらず季節に敏感でありたい』とありますが、繊細で、しかし頼もしい感じがしてつい目の奥が暑くなります。
そういうわけで?本日は音楽ブログ
≪ディスクガイド特集»です!
先日様々なジャンルのディスクガイドをお譲り頂いたので、2冊紹介させていただきます。
≪シューゲイザー・ディスク・ガイド»
21年に出版されたばかりの、話題のディスクガイドです。
これでもかというくらい盤と解説で埋め尽くされています。熱量・・・!
ビギナーから玄人リスナーまで。シンプルなレイアウトで見やすく、疾走感のある一冊です。
カラーページが多いのも嬉しいポイントです。
名盤が並んでいます。
どのジャンルについても同じことが言えますが、音楽を新しく開拓する時、ジャケットはよく見るけど聞いたことが無い、有名すぎてどれから入ったら良いのか分からない・・・ということもあるとでしょう。
私自身、一昨年マイブラッディヴァレンタインの音源がサブスクリプションで解禁された時は(当時かなり話題になっていましたね)、聴きたいけれど通っていないしなあと好機を逃しかけていました。
そんな時にこそディスクガイド。
解説を読んだならば!聴き欲がふつふつと沸き上がりたちまち導かれてゆくでしょう
~轟音へ~
甘く浮遊感溢れるサウンドが脳を湯浸しにします。
続いて、≪アンビエント・ミュージック1969-2009»
装丁から引き込まれます。美しいです。
アンビエントミュージック、言葉通り、環境に溶け込む音楽を指します。
エリックサティが「家具の音楽:musique d’mameublement」という室内楽曲を作曲したことが環境音楽の起源と言われています。
「家具の如く存在し、意図的に聴かれないための音楽」
というコンセプトで作曲・実演され、このコンセプトを昇華させる形でブライアン・イーノが“アンビエントミュージック”を着想させました。
ビートや構造化されたメロディーを持たなかったり、環境音(何かのアナウンスやプロペラ音などごく自然な)が多用されるという特徴がありますね。
環境音楽の認識や派生、先ほど登場したイーノについてもコラムが充実しています!
音楽理論や・曲の解説がメインというわけでなく、音がある空間・場所の現象学的な認識についての記事も多くありとても興味深いです。
盤の解説と併せて、時代を追っていくような形式になっており大変勉強できそうです。
どちらもボリューミーであり専門性が高い!
ジャケットがまるまる掲載されており、カバーアートを楽しめるのもディスクガイドの醍醐味ですね。
以上、ディスクガイド≪シューゲイザー・アンビエント≫編でした。
他にも様々な興味深いディスクガイドはじめ音楽本をお譲り頂きましたので、追々紹介できたらと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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