東京都美術館『マティス展』のご案内
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今回は東京都美術館にて2023年4月27日~8月20日の会期で開催される『マティス展』をご紹介いたします。
ヴァンスのロザリオ礼拝堂が有名なマティスですが、今回は日本初公開である《豪奢、静寂、逸楽》を含む絵画、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵など彼のキャリアを総括する回顧展となっています。
この作品がフォービスムの始まりの礎になったとも言われていますが…これを見てシニャックの《サン=トロぺの港》を連想された方も多いのではないでしょうか。
まさにその通りで、この作品はシニャックとともにサン=トロぺで過ごした夏に制作されたものです。
本作品は後にシニャックの手に渡っています。
マティスが牽引したとされる「フォービスム」はルネサンス以降の写実性を重視した様式から外れ、現実の色彩ではなく画家の感覚が知覚した色彩を表現するというムーブメントでした。
その感覚に沿った荒々しさから「フォービスム(=野獣派)」と名付けられました。
晩年には健康上の理由から切り紙絵をメインの手法に切り替えたマティスですが、このことから線と色を極限まで感覚的に表現することを最後まで追求していたことが分かります。
本展は日時予約制となっております。
ご来館の際は以下のHP等をご確認ください。
HP: https://matisse2023.exhibit.jp/
Twitter: @matisse2023
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