「本物そっくりの夢/尾辻克彦と赤瀬川原平(筑摩書房)」のご紹介
江東区は雨です。雨続きですね。
読書がしたくなってきた!という方、
本日は「本物そっくりの夢/筑摩書房」を紹介いたします。
こちらは尾辻克彦と赤瀬川原平、二つの名前をもつ一人の作家によるエッセイ集です。
二つ以上の名義で活動する作家は稀に存在しますが、1つの作品にこのように名が並ぶのはユニークですよね。この帶がよいです。尾尻と赤瀬川は、正に表裏一体であるのだといったデザインですね。私のようにこの作家のことを知らなかった読者に不思議さを残してゆきます。あとがきでは2人がたがいに向けてメッセージを寄せています。孤高のエンタメです。
目次。4部構成のよう。
抽象的なものと近いもの、でかいシステムとかわいくて慎ましいものが混ざり合い、痺れるような混沌があります・・・
最近はこういう空想と身近な触覚がぬるぬると溶け合うようなエッセーが好きです。何かすごいものを受信した気持ちになります。(オススメありますか?)
今更ですが、この本を手にとったのも本物そっくりの夢という表題に惹かれたからなのです。
”この世の中は本物なのか、それとも本物そっくりなのか、本物の世の中がどこか別にあるのだろうか。この本はそのことについての観測日記であったのかもしれないと思う。(まえがきより)”と二人は言います。
内容の紹介にたどり着けませんでしたが、もうすぐ出品いたしますので是非お読みいただけたらと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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星