山地としてる『ブタとともに』(青幻舎、2021年)が入荷しました(ˆ(oo)ˆ)
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ところで、ブタはかわいいですね。σ( ̄(●●) ̄)
しかも、ブタが賢い動物であることは、近年知られるようになってきました。最近では、ブタは私たちの苦境を救ってくれる存在であることが示されつつあります。たとえば、以下のニュースがございます。
※「ブタが耕す!?」山肌で放牧をする意外なワケとは?(NHK NEWS WEB、2023年3月6日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230306/k10013999521000.html
「耕作放置地」を好奇心旺盛なブタが歩き回って、あの鼻を活用しつつ耕すのだそうです。ブタたちを狭苦しい豚舎に押し込めている場合ではありませんね。
タイムリーにも、以下の写真集が入荷しましたので、それを紹介したいと思います。
山地としてる『ブタとともに』(青幻舎、2021年)です。同書はAmazon商品ページの概要欄によりますと、香川県三豊市の養豚場を舞台とした「写真集『ブタとおっちゃん』(2010年、フォイル刊)で話題になった作品群から、未収録写真を多数掲載」した作品とのことです。
養豚場の「おっちゃん」は、「ブタは人に食べられるために生まれてきてくれよる。やからこそ、絶対に粗末に扱ったらいかん」といいます。これは、ブタと人間の関係性を端的に表すものではないでしょうか。
▲同書中扉の「ぶたた寝」
私たちは、ブタをはじめとした動物の死体を食べて生きています(※)。「ブタは人に食べられるために生まれて」きたのならば、私たちは何をするために生まれてきたというのでしょうか。この逃れられない現実を含めて、「ブタとともに生きる」ことの意味を考えていきたいですね。
(※)そうではない方々がおられることも承知しています。その上で食肉を単に避けるのではなく、ブタとともに生きることにブタを食べることが含まれる、すなわち「おっちゃん」が「やからこそ」でつないだ言葉の意味に向き合いたいと考えています。
小野坂
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