ブルースの世界にまつわる本のご紹介です♪ #音楽書籍 #リットーミュージック
じめじめした嫌な天気が続きますね。本当につらいです。
洗濯物は乾かなくて生乾き臭がひどいし、毎日蒸し暑くてぐったりしてしまうし、今朝は食べようと思っていたパンにカビが生えていました。
梅雨なんて、いいことひとつもありません。
梅雨が明けても地獄のような夏が待っているだけだし…。
終わりのない憂鬱な日々です。
…おや?このぼやき、なんかブルースっぽくないですか??
いやそもそもブルースって何って話?なんか古くて暗くて哀愁あるイメージ?
ギターのソロが延々と続いていて歌は何言ってるかわからない??
というわけで(?)、本日はブルースについての本をご紹介いたします!
「意味も知らずにブルースを歌うな!」小出斉
2016年 リットーミュージック
私事で申し訳ないのですが、私はくまねこ堂で働きつつ、ドラマーとしての顔も持っておりまして🥁
血気盛んな20代の頃はセッションに乗り込む日々を送っていて、ブルース系のセッションにもよく参加していました。
とはいえ、ブルースセッションは曲を知らなくてもキーやリズムパターンさえ決まればどうにか演奏できてしまうものなので、実はほとんど何も知らない状態で当時は演奏していました(恥)
英語にも疎いものですから、なんとなく「クロスロードがなんとかって言ってるな…」「故郷のシカゴのことを歌ってるな…」ぐらいの内容しか理解できず(恥)
この本を見かけた時、ボーカルではないのに自分が怒られた気がしてドキッ!!としてしまい、反省の気持ちも込めて手に取らせていただきました🙏🏻
本書で紹介されているのは、ブルースセッションでの定番曲から、ちょっとマニアックな曲まで、全部で28曲。
失恋の苦しさを叫んでいたり、酒浸りな人生を嘆いたり、死刑囚の最後の晩餐の曲まで(!)色々あります。
「はじめに」を読むと、タイトルの厳しさとは裏腹に、私のように無知なままブルースを演奏する人を優しくたしなめるメッセージが🔎
↑定番曲中の定番。フーチー・クーチー・マンの解説。
なかなかエロスな内容なのでここでは詳しくは触れません✋
この曲にもでてくる“サラバガン”という単語が私はずっと気になっていたのですが、これはson of a gun→とんでもないすごいやつ、という意味なんだとか。
また、これも同じくブルースのスタンダードナンバーであるストーミー・マンデーに出てくるeagleという単語。そのままだと鳥のワシなのですが、ドル札に印刷してあることから、「ワシが飛んでくる」で給料日を指すとのこと。初めて知りました😮
ブルースの曲の歌詞には古い単語だったりスラングも多く使われているので、本書には英単語を学べる本という裏テーマもあると、本文に書いてありました。
(刺激の強い隠語も多いので、真面目な中学生が勉強に使うのにはおすすめできない気がします…笑)
本をめくりながら、最近すっかり足が遠のいてしまったブルースセッションがだんだん懐かしくなってきました。
でも、ここ何年かの間にかつて通っていたお店がなくなってしまったり、セッションの開催をやめてしまっていたり、昔とはだいぶ状況が変わってしまったと聞きます。
常連だったおじさま達も何人かは東京から去り、何人かは天国へと旅立ち…。切ないです。
もうちょっと過ごしやすい季節になったら、久々にブルースセッションに行ってみようかしら💨
もちろん、今度は歌詞の世界をしっかり勉強したうえで…
本日は、ブルースを演奏する人にも聴くだけの人にも、歌う人にも歌わない人にも、おすすめの一冊のご紹介させていただきました👍🏻
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ポエ
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