謎めき魅力的な古代エジプト!ー「図説 ツタンカーメン王」(ふくろうの本)のご紹介ー
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通勤や昼休みで屋外に出ると、暑くて耐え難いです。夜ならまだ過ごせます。やはりやさしいのは夜であったよ、の気持ちで、遅くまで起きていたくなります。そしてまた世人の生活時間帯には、ばててしまうのでしょう。困ったものです。
本日はこちらの書籍をご紹介します。「図説 ツタンカーメン王」(仁田三夫・河出書房新社・2005年)です。「ふくろうの本」の一冊です。
古代エジプトには自分は幼少期より、漠然とした憧れがありました。発掘調査の番組もよく観ていたように思います。発掘が進むと新しい発見があり、斬新な学説も唱えられるであろう分野は、ロマンがあります。謎は魅力です。
この書籍では、豊富な写真で遺跡から見つかった秘宝を紹介しているとのことです。
例えば有名なこのマスク。
額にハゲワシ(上エジプトを象徴)、コブラ(下エジプトを象徴)が飾られている。この2つが並ぶことで、エジプトを統一した者という意味を表している。ちなみに付け髭も王であることを示す。(p10)
と解説されています。なるほど、なんで額に何かつけてるんだろうと思ってましたが、エジプトの支配者であるというのを示しているのですね。あと、顎長いなあと思ってましたが、あれは付け髭なのか…。
またツタンカーメンの遺体が身につけていた装身具を紹介する「装身具」のページでは、次のような解説がされています。
これらは、私たち現代人がおしゃれのために身につけるものとは違い、宗教を背景としたもので、王の死後の至福を祈願するための「実用品」であった。「アクセサリー」ではなく、「護符」と呼ぶべきものなのである。(p44)
豪華なアクセサリーをエジプト王たちはたくさんつけていたのだなあ、くらいの気持ちで自分はいたので、あれは護符なのだという解説は発見でした。エジプトの遺跡発掘の際の呪いの噂は耳にしたことがありますが、祈りが込められているものをはがして持っていくのは、展示や調査のためといっても確かに不吉なのだという、妙な納得感があります。
次は、王の使用した日用品を紹介するページを見てみます。
扇や筆記具、下着や手袋なども残っているのですね。驚きです。
以上、「図説 ツタンカーメン王」を紹介してきましたが、こちらは同じ「ふくろうの本シリーズ」より2021年に改訂新装版が出ているようです(仁田三夫・村治笙子著、河出書房新社)。旧版から16年ですね。どのような新しい発見があり、以前常識であったことが塗り替えられたのか、気になります。併せて読んでみたいです。
古代エジプトは魅力的で、クレオパトラやツタンカーメンは文学や映画でもよく扱われてきたように思います。事実よりイメージが力を持ってきた歴史もありそうです。テレビのエジプト特集でも、再現ドラマによる愛憎劇復讐劇が見どころであったりします。
なので、こうして今日初心者向けであっても図説を手に取ってみると、知らないことがたくさんあって面白かったです。私の中にあるツタンカーメン像を意識しつつ、このような解説も読んで、その間がどのように生まれてきたのか、考えるのも大事でありそうです。
皆さまにも発見があるかもしれません。冷房のきいた涼しい部屋で、ぱらぱらめくってみるのはいかがでしょうか。
以上、「図説 ツタンカーメン王」(ふくろうの本)のご紹介でした。
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