小林晋一郎『バルタン星人はなぜ美しいか――形態学的怪獣論〈ウルトラ〉編』(朝日ソノラマ、2003年)が入荷しました。
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最近、以下の本が入荷しました。
小林晋一郎『バルタン星人はなぜ美しいか――形態学的怪獣論〈ウルトラ〉編』(朝日ソノラマ、2003年)です。著者の本業は奥付を確認すると歯科医師とのことです。たしかに、ウルトラマンの唇の造形を詳しく解説した箇所などは、特撮造形と歯科医師の組み合わせの妙が感じられます。
バルタン星人とは、同書表紙のセミ型宇宙人で、両手に大型のハサミを備えた姿で知られています。小林氏は、この有名なバルタン星人の造形について、「三つのハサミ」という議論を展開しています。この部分は、同書タイトルの「なぜ美しいか」に答えた記述に相当するものと思われます。
ところで、バルタン星人はなぜ地球に来たのでしょうか? このことは、見た目の印象ほどは記憶に残っていないので、公式サイトを確認しました。
公式サイト( https://m-78.jp/character/ultraman_alien_baltan/ )によれば、
「宇宙旅行中に母星が発狂した科学者の実験によって消滅してしまった」
とのことです。何の実験だろうかという疑問もありますが、バルタン星人が劇中で核実験だと言っていたはずです。もっとこの話が知られるように、バルタン星人の反核運動のスピンオフを密かに期待しています。バルタン星人のぎょろッとしてクルクル回る目玉も、何やら目を潤ませているようにも見えてきます。
…キエテ・コシ・キレキレテ(@_@)
小野坂
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