コーエー「三國志」、「信長の野望」、「戦国無双」のニンテンドー3DSソフトが入荷しました
いつもくまねこ堂ブログをご覧くださりありがとうございます。
急に歴史ゲーム老舗のコーエーの、「三國志」、「信長の野望」、「戦国無双」のニンテンドー3DSソフトが続々入荷しています。
以前、スーパーファミコン版のシミュレーションゲーム「三國志」をこのブログで紹介したことがあります。シリーズ初期のシンプルなシステムが、なつかしいか、もしくは古くて新しいと感じるかはともかくとして、再び脚光を浴びています。「三國志」シリーズの最新作の予定が、「三國志8 Remake」という過去作の改良版であることも、レトロゲーム回帰の流れと無関係ではないのでしょう。
※コーエーのシミュレーションゲーム「三國志」を紹介します(くまねこ堂古書ブログ、2023年9月7日)
https://www.kumanekodou.com/35987/
歴史シミュレーションゲーム、それも中国の後漢末や、日本の戦国時代という乱世を舞台にした駆け引きを題材としたゲームですので、勢力図マップとのにらめっこになります。実際にいくつかプレイしてみますと、シリーズを通して、その地形図に作品ごとの趣向が凝らされているのに驚かれます。歴史学と美術が融合した「城郭イラスト」というジャンルの書籍がありますが、これは一種の研究分野といえるかもしれません。恐らくゲーム制作者も毎回の挑戦の度に、「城郭イラスト」の最新成果に学んでいるに違いありません。あるいは、「城郭イラスト」の作者が歴史シミュレーションゲームのファンである場合も考えられます。こうした相互に学習してきた展開があるならば、それは大変興味深いことです。
※香川元太郎『日本の城――ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト』(学研プラス、2018年)を紹介します(くまねこ堂古書ブログ、2023年9月26日)
https://www.kumanekodou.com/36194/
▲これは、3DS「三國志(無印)」のパッケージ裏ですが、顔も近年のシリーズの画像に差し替えられています。
以上、最近入荷したニンテンドー3DSソフトとの関連で、歴史を挟んで美術とゲームがアップデートされ続けてきた展開の一端にふれました。この21世紀初頭の出来事もいずれ歴史になるのでしょう。風化するまえに、関連書籍を読んだり、ゲームをプレイしてみてはいかがでしょうか。
小野坂
お問合わせ・買取のご依頼
お問合わせ・ご相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。