2001年宇宙の旅

先日『2001年宇宙の旅』をみました。
以前から気になっていながらも難しそうでなかなか手を出せずにいたのですが、ようやく見ました。

思っていたよりもはるかに難解でした。
中盤、お洒落な音楽と宇宙に眠くなり少し目を離してしまい、目を戻すとサイケデリックなカラフルな映像と胎児が画面に映っていて驚きました。さっきまでは人工知能と人との攻防の話だったのに、その後の打って変わった展開についていけませんでした。

物語の意図はほとんど理解できませんでしたが、映像はどこを静止画として切り取ってもポスターや本の表紙にできそうなほどかっこよかったです。
音楽もお洒落で、宇宙を背景に流れる美しき青きドナウと壊れかけの人工知能が歌うデイジーが印象的でした。
途中静寂が続くシーンもあり、宇宙が無音なことを思い出しました。

SF映画は、実際には不可能な次元のテクノロジーを使って何でもありなストーリー展開が可能ですが、実際に可能な次元の範囲でAIと人間の抗戦が展開していたので現実味がありました。人類が月に行くよりも前に、この映画がつくられたのだと思うと感心します
無機質な目線の人工知能が人間のような言動をとるのが不気味でした。広い宇宙で、嘘をつく高性能な人工知能と二人っきりになったら気がくるってしまいそうです。

冒頭30分間の猿の映像から始まります。
厳しい野生の中で生存戦略を繰り広げている猿たちが、宇宙から落ちてきたモノリス(高次元の知的石版)に触れたことで、知識を得て人間へと進化していきます。
「2001年宇宙の旅」が制作された1960年より、現代は遥かに進化しています。もし再びモノリスが現れたら人間はどんな進化をするのだろうと考えます。
沢山の良い発展と共に、悪いことも起こりそうです。「2001年宇宙の旅」が提唱していたように、人間が創造した文明に脅かされることもあるかもしれません。
無限に想像が膨らみます。キューブリックの頭脳が欲しいです。

名作と言われる映画を見ると消化不良を起こし、気の利いた感想が言えません。
何日かすると「なんだか良かった気がする」とじわじわ感動が出てきます。
高次元の知識の前に、まずは良い映画を良いと思える教養を身につけたいです。

最後に、『2001年宇宙の旅』の製作過程とキューブリックの製作手法について書かれている本と原作を紹介します。

『未来映術「2001年宇宙の旅」』


『2001年宇宙の旅』

 

くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!

人気ブログランキング
人気ブログランキング

お問合わせ・買取のご依頼

お問合わせ・ご相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。

メールでのお問い合わせ

お問合わせ・買取依頼

関東エリアなら即日買取りもご相談下さい!
チェーン店が積極的に引取りをしないマニアックな本や、内容は良いけど状態の悪い本などもお任せ下さい。

買取のご依頼はこちら

お電話からのお問い合わせは 0120-54-4892

受付時間:9:00~23:00定休日:年中無休


よろしければシェアお願いします

2023年12月に投稿したくまねこ堂の記事一覧

くまねこ堂 古本出張買取対応エリア

東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。

PAGE TOP