なぜパール相場は高騰しているのか?|リサイクル通信一面のご紹介
古書骨董のくまねこ堂でございます。
当店では古書・古本からその他骨董・美術品など様々な物を、出張を中心に買取させていただいております。
そんな古書籍商、古物商の当店が、先日「2023年最も価値の上がった物とは?」というブログを挙げさせていただきました。中国の大手ニュースサイト「人民網」の記事を中心に中国経済が与える古物業界への影響について、2023年はどのような年だったのか、なぜパール(真珠)の価格が上がったのかなどについて書かせていただきました。
詳しくはこちらをお読みいただけますと幸いです。
【中国と古物】2023年最も価値の上がった物とは?|人民網日本語版の記事のご紹介
今回はその続編として、パール相場高騰の、別の原因についてご紹介をさせていただきます。今回は当店も購読させていただいております、業界誌の「リサイクル通信」の記事を基に書かせていただきました。
少し情報が古くなってしまいますが、昨年末発行のNo.574の1面が参考となっております。
前回はファッションのトレンドによる需要の変化を切り口として、インフルエンサーによる影響が大きいといったお話をさせていただきましたが、今回は別の切り口でパール相場の急騰について掘り下げていきます。
要因としては主に2点あります。
1点目は2019年に本真珠(本物の真珠)の代表格であるアコヤ真珠の産地で、稚貝(大きくなる前の貝)の大量死があったことが挙げられております。この影響で新品の希少価値が高まり、中古品の値も徐々に上がりました。インターネット上のデータベース(オークファン)上では2020年~22年の間に約1.8倍上昇しました。
2点目は福島第一原子力発電所の処理水放出による風評被害の影響が挙げられています。これにより放出以前にとられた貝、つまり現在古物として流通しているものを求める動きが出てきました。実際に処理水放出と、相場の高騰が始まった時期は2023年の8月でピッタリと重なっています。
簡単にではございますが、パール相場の値上がりの理由をご紹介させていただきました。
自然の影響であれ、社会的な影響であれ、二次流通では希少性が大きく値段を左右します。さらに、これが高額な商品になるとその値上がりも著しいように思います。
個人的には特に2点目の人間らしい理由が妙に腑に落ちました。
海外需要の割合が大きくなった現在の古物市場では、持っている情報で買取金額も大きく変わるかと思います。タサキ・ミキモトといった日本ブランドの古いパールのアクセサリーをお持ちで、手放すことを検討されている方はぜひ当店にご相談くださいませ。
金製品同様に、今は手放すのに絶好のタイミングと言えるかもしれません。
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春が近づき、お片付け・ご整理の機会も多いかと思います。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
学術書・専門書は買取強化中ジャンルとなります。
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本日もお読みくださりありがとうございました。
小野