東京都大田区で、英文翻訳指南書をお譲りいただきました
東京都大田区で、英文翻訳指南書をお譲りいただきました。
2冊とも、上智大学で英文学を研究されていた安西徹雄氏(1933 – 2008年)の著作です。
別の仕事で翻訳を頼まれる機会も多いのですが、正確に訳せている自信があっても、日本語としてどこかぎこちない…と立ちどまってしまうことがしばしば
どうしようかとあれこれ悩んでいると、あっという間に時間が経ってしまいます
安西氏の『英文翻訳術』ちくま学芸文庫、1995年には、そんな状況を打開するヒントが惜しみなく紹介されています。
たとえば「XI 副詞に訳したほうがよい形容詞―形容詞・副詞(2)」では、
“He has lost all his money.”
という文を訳す際、「彼はすべての金を失った」→「金をみんな(すっかり、全部)なくしてしまった」のように、英文で形容詞として使われているallを、日本語では副詞として捉えると分かりやすくなると解説しています(上掲書p. 133)。
わかりやすい!!!
思わずこの2冊の購入を決めてしまいました。
お譲りいただきありがとうございます。
柔軟な発想力を養うための、頼もしい手引きとなりそうです
クラニャン
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