東京都中央区銀座で、岩波新書・文芸書をお譲りいただきました – その1
東京都中央区銀座で、岩波新書や文芸書など多数お譲りいただきました。
ありがとうございます!!
その中から、いくつかご紹介させていただきたいと思います。
まずは、岩波新書。
岩波新書は、いつみても扱うテーマの幅広さと数の多さに驚きます。
タイトルを追うだけでも、今どんなことが問題になっているのか分かりますよね。
そして今回、帯を見てびっくりしたのは、
刊行数が3000冊を超えていることです
膨大!!
一体いつから刊行されていたのだろうと調べてみたら、
創刊は1938年(昭和13年)、78年も前でした。
「古典を中心とした岩波文庫に対し、書き下ろし作品による一般啓蒙書を廉価で提供することを目的に創刊され、 新書と呼ばれる出版形態の創始となった」(Wikipedia)のだそうです。
知らなかったあ~
その後、戦中の中断を経て、 刊行数を重ねるごとに表紙の色も赤版→青版→黄色版→新赤版と変化していきますが、 これだけ長く読者に支持され、刊行され続けるというのは本当にすばらしいことだと思います。
岩波書店のHPにある「岩波新書創刊五十年、新版の発足に際して」
というメッセージを読みますと、
創刊時からの出版社や執筆者の強い志がひしひしと伝わってきて
思わず胸を打たれました
創刊時はすでに戦時下の言論抑圧が始まっていた時代なのに、
「 道義の精神に則らない日本の行動を深憂し、
権勢に媚び偏狭に傾く風潮と他を排撃する驕慢な思想を戒め、
批判的精神と良心的行動に拠る文化日本の躍進を求めての出発である」
と創刊の辞で謳ってしまう強さ。
すごい…
ご興味ありましたら、ぜひご覧になってみてください。
新書のイメージが少し変わるかも。
さて、次回はがらっと変わりまして、野生動物たちの素晴らしい写真集をご紹介します
ユリ
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