東京都中央区銀座で、『BEAMSニッポン最高の手しごと』をお譲りいただきました
東京都中央区銀座で、『BEAMS<fennica>ニッポン最高の手しごと』(光文社、2016年)をお譲りいただきました!
ファッションブランドのBEAMSに、「衣食住にまつわる手しごとのもの」を紹介する、「fennica(フェニカ)」というレーベルがあるのをご存じですか?
2003年、「デザインとクラフトの橋渡し」をテーマに立ち上げられ、テリー・エリス氏と北村恵子氏がディレクターを務めています。
紹介されているお品は、私の好みにぴったり!なものばかりではありませんでしたが、そのぶん「こんなものにも注目するんだな~(゜゜)」と、新鮮な驚きをもって読ませていただきました。
そのひとつがこちら。「スカジャン」。
スカジャンって、なんとなくのイメージはありましたが、その歴史的背景については、本書を読むまで知りませんでした。
(以下、p. 78を一部抜粋)
もとは戦後、米軍の日本土産のためにつくられたスカジャン。アメリカ人が好むスタジアムジャンパーの形に日本らしい刺繍を施したもの(…)1970年代になって、アメリカに憧れる若者たちがこれに目を付け、米軍基地のある横須賀にこぞって買いに行ったことから「スカジャン」と呼ばれるようになった。
フェニカは、戦後当時から米軍基地にスカジャンを納入し、1950年代には9割以上のシェアを誇っていた「東洋エンタープライズ」に、沖縄をテーマにしたオリジナルのスカジャンをオーダー。前掲写真右の地図はスカジャンの定番モチーフですが、島のアウトラインだけでなく全体を刺繍で埋めたのがこだわりだそうです。
そういえば先日、友人のフランス人も背中に「TOKYO」のロゴと地図の刺繍された真っ青なスカジャンをドヤ顔で着ていました(✧≖‿ゝ≖)
そちらはクオリティも微妙で、IZU(東京だっけ)やNIKOTAMA(なぜ略した)の地名、マーライオン?(ハチ公のつもりらしいがどう見てもネコ科)の刺繍に日本人一同失笑…
でも、それを「かっこいいだろ!」と言い切るセンスも存在するんですね。
本書は、先入観をもって見てきた色々なものを、もう一度見なおしてみることの面白さを教えてくれています
byクラニャン
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