『黄金比はすべてを美しくするか?』、台東区雷門より入荷いたしました!
『黄金比はすべてを美しくするか?』、台東区雷門より入荷いたしました!
ありがとうございます☆彡
マリオ・リヴィオ『黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語』早川書房、2005年
突然ですが、上の長方形のなかで、どれが一番お好みでしょうか…(*’ω’*)??
(撮影時に両端がすこし歪んでしまいました…悪しからず)
このなかで黄金比(1:1.618…)に適っているのは、第四列の左から五番目だそう。
どうでしょう、この長方形が一番美しく感じるでしょうか?
この図は、メイン大学の数学者ジョージ・マーフコスキーが遊びの実験ために作成したそうで、本書224-5頁に紹介されています。
本書の見返しには、「本書の著者は、黄金比が用いられていると言われてきた芸術作品を再検討し、黄金比伝説のどこまでが妥当であるかをさまざまな分野にわたり丹念に調べあげる。」といいます。
こんな本が読みたかった…!とクラニャンはすこしテンションが上がりました。
美術史を勉強していたころ、「はい、パルテノン神殿のここが黄金比ですね」までは良いとして、「はい、レオナルド・ダ・ヴィンチの~ラファエロの~この作品の、頭からあご先と鼻からあご先が黄金比ですね!ひじの位置も黄金比ですね!」などのように説明されると、(でも目の位置は黄金比関係ないよね…?黄金比になるところを無理やり探してるんじゃ…)と、なんとなく恣意的な印象を受けて、黄金比があまねく美を支配しているという説には懐疑的でした。
この本では、黄金比の適用範囲が冷静なスタンスで検証されているようです。
ぜひ一読したいですね
Byクラニャン
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