買取事例
歌舞伎・芸能の古本を買取いたしました!@中野区
本日は東京都中野区大和町へ、出張買取に出かけました。
今回のお客様はお急ぎのようでして「できれば今日、買取に来てほしい」とのことで、サクッと向かわせていただきました。
こういった「ご成約いただいたその日のうちに買取に向かう」ことを
「即日出張買取」と呼んでいるのですが‥‥
なななななんと!
これで4日連続即日出張買取です!
更に、この4日間は合計で9件の出張買取に伺っております。
買取に力を入れておりますくまねこ堂は、お客さんにお呼びいただけるかどうかがイノチ綱。
お呼びくださいまして、誠にありがとうございます!
本日のお客様には、
古本(千草忠夫、歌舞伎、芸能)、CD(落語、クラシック)、囲碁のゲームソフト、DVD、切手、ハガキ、グッチのバッグ
等をお譲り頂きました。
お品物の中に、歌舞伎や芸能の本も混ざっていたのですが……。
この眼力!
歌舞伎の写真集は役者のドアップのものも多いので、買取の最中、毎度目が合ってギョッ! としてしまいます。
最近は市川海老蔵、中村勘九郎、市川猿之助、香川照之などの歌舞伎役者をテレビで見ることも多くなりました。私も昔、古畑任三郎のエピソード20「動機の鑑定」に出演していた澤村藤十郎の演技にシビれたものです。
昨今はワンピースやスターウォーズを題材としたり、リアルタイムのオーディオガイドで解説を聴きながら観劇できたりと、歌舞伎は以前よりもかなり身近な存在になった印象です。
情勢が落ち着きましたら、ぜひとも見に行きたいところですね。
歌舞伎だけでなく雅楽・能・狂言・歌舞伎・文楽・日本舞踊・邦楽・落語・講談など古典芸能関係のお品物もくまねこ堂では大歓迎!
古本だけでなく能面や楽器、落語のCD・DVDも査定・買取いたしております!
よろしくお願いいたします。
フジタン
心理学、医学書、ビジネス書、教育学など、多数お譲りいただきました!
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき誠にありがとうございます
現在、新型コロナウィルスで大変な時期ではございますが、くまねこ堂では健康面や感染症予防に十分留意しながら、元気に出張買取に取り組んでおります。出張買取の際はマスクを着けてお伺いさせていただきます。ご理解の程、どうぞよろしくお願いいたします。
本日は埼玉方面のお客様よりご依頼をいただきまして、出張買取に同行させていただきました。
心理学、医学書、ビジネス書、教育学などを多数お譲りいただきました。誠にありがとうございます!嫌われる勇気やマインドフルネスの本など、当ブログでも以前ご紹介をさせていただいたベストセラーや話題の本の他、新しめで状態の良い本が多数入荷いたしました!ありがたや。
くまねこ堂では心理学や医学書などの買取のご依頼大歓迎です!その他にも、古道具・骨董品などの買取も行っております。ご遺品整理などでお困りのお客さまも是非お申しつけ下さい。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております
56さん
【即日】文京区出版社様の本のご整理にお伺いいたしました。
本日は即日!出張買取
文京区出版社様よりご依頼で、国文学、近代文学、歴史書籍等を300冊程お譲りいただきました。
御依頼ありがとうございました。
書籍の状態も良く、御親切にして頂きましてありがとうございました。
お天気が悪くなる前にお伺い出来て良かったです
くまねこ堂では企業様の資料室や、役員室、学校・研究施設内の図書室等のご整理も承っております。どうぞよろしくお願いいたします。
かこさん
女性教育史、ジェンダーやフェミニズムの研究書が多数入荷しています!
本日は東京都世田谷区桜新町へ出張買取に行かせていただきました。くまねこ堂では、出張査定・買取を歓迎しております。採算が取れると判断しましたら、積極的にうかがわせていただきます!
◆くまねこ堂では現在、新型肺炎(コロナウイルス)対策といたしまして、店主、スタッフ共にマスクを着用しての出張査定をさせて頂いております。ご理解の程、どうぞよろしくお願いいたします。
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新型コロナウイルス感染予防のために、ご家庭でお過ごしする時間が多くなっている方もおられるかと思います。さらに、これまで家庭の外で行われていたことができなくなってくる、という事態も起きています。たとえば、栃木県栃木市では14日に以下の要請が出されました。新型コロナウイルス感染予防対策として、市内の保育所などに通っている児童の保護者宛てに、家庭での保育を要請する文書を配布した、と毎日新聞が報じています。期間は15日~5月6日とのことです。
新型コロナ 家庭での保育、保護者に要請 栃木市「協力を」 /栃木(毎日新聞、2020年4月15日)
https://mainichi.jp/articles/20200415/ddl/k09/040/142000c
保育のように、これまで保育所など家庭外のサービスが担っていたことを家庭で負担することになるわけですが、私たちの社会はそうした負担を分かち合うことが十分にできるのでしょうか。また、これまで以上に各家庭それぞれの形で、家族の問題に向き合うことが求められていくでしょうが、その準備はできているでしょうか。
最近、くまねこ堂では、女性教育史、あるいは性別によって割り当てられた社会的な役割を問題にしたジェンダー論やフェミニズムの研究書を多く買い取らせていただきました。今回はその中から、人物を扱った本と、女性を取り巻く状況を描き出した女性誌研究の本を紹介いたします。
まず人物を扱った本として、吉川弘文館の人物叢書の2冊がございます。中嶌邦『成瀬仁蔵』(吉川弘文館、2002年)、山崎孝子『津田梅子』(吉川弘文館、1962年)が、出品に向けて整理中です。
近代日本の女性教育の発展に尽力した成瀬仁蔵については、『成瀬仁蔵著作集』が入荷した旨お伝えした際に、若干ふれさせていただきました。下記過去ブログをご覧ください。
※日本女子大学創設者の成瀬仁蔵の著作集が入荷しました!~社会の中の教育(くまねこ堂古書ブログ、2020年4月6日)
https://www.kumanekodou.com/24835/
『津田梅子』は、津田塾大学教授として校史編纂に携わった山崎孝子氏によるもので、1962年の刊行でありながら、津田梅子研究においては避けては通れない一冊といえるでしょう。著者は津田梅子の評伝の執筆を通して、聖書の一節である「己が命を救はんと思ふ者は、これを失ひ、我がために己が命をうしなふ者は之を得べし」(マタイ伝16章25節)をしばしば想起したといいます。
女性誌研究の本として紹介するのは、以下の2冊です。新型コロナウイルスの感染拡大で日常生活が脅かされ、「非常時」「緊急事態」あるいは「戦時」などという言葉が氾濫しかけている中で、昭和期の戦争、そして敗戦・占領下で女性雑誌は何をどう伝えていたのか、振り返る意義は大きいのではないかと思います。
近代女性文化史研究会『戦争と女性雑誌―1931年~1945年』(ドメス出版、2001年)は、「戦争は否応なく女性の働きを必要とし総力戦に組み込んだ」ことについて、マスメディアがその傾向を促進したと指摘しています。見逃せないのは、戦争前の女性差別が、総力戦という異常事態の中で「女性の積極的な協力を引き出す必要がある」という論調に取って代わられたことです。本書は、その過程における「婦人雑誌」の役割に注目しています。
この本の続編にあたるのが、近代女性文化史研究会『占領下 女性と雑誌』(ドメス出版、2010年)です。日本は第二次世界大戦の敗戦国として連合国、主にアメリカの占領統治下に置かれました。敗戦国として占領統治されるというのは、戦争をする前を常態とみなし、そこへ復帰するということが許されない、ということを意味します。日本占領を担当したマッカーサー率いる連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)は、日本の国家としてのあり方を根本から変革するために、様々な改革に着手しました。その中に女性の解放も含まれていました。
実は、第二次世界大戦中やその直後は、戦争のトラウマ、あるいは家族がバラバラになることの心理的な影響について解明が進んだ時期でもあります。この「学問の進歩」ゆえに、「家族の再建」という課題が、将来の国家像と結びついて政治性を帯びてくることになりました。この点は、東ヨーロッパの戦後復興についての近年の研究で解明されてきたことですが、『占領下 女性と雑誌』も、そうした研究と平仄を合わせるかのように、占領改革における「女性解放という成功例」を単に称揚するだけの本ではありません。本書は、「女性の解放」をめぐる日米両国の政治的な思惑の検討に踏み込んでいます。
「家庭」という自らの生活を構成する重要な部分について、これまで以上に向き合う必要が出てきている中、今回紹介した書籍は、そのためのヒントを多く含んでいるのではないかと想像されます。このような興味深い品々をお譲りいただきましたこと、ご依頼者様に感謝申し上げます。
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具・骨董品などの買取も行っております。興味深い品々をお譲りいただきましたら、当ブログで随時紹介してまいります。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
小野坂
福沢諭吉、西周に関する研究書をお譲りいただきました!~責任の取り方と日本の近代
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、各国の政治指導者らの決断とその責任の取り方に注目が集まっています。本日13日のBBC日本語版によれば、新型コロナウイルスに感染したために入院していた、イギリスのボリス・ジョンソン首相が12日(現地)、退院したことのことです。はからずも国民保健サービス(NHS)の最前線に居合わせたことで、ジョンソン首相は今後どのように感染拡大に対処していくのでしょうか。
※ジョンソン英首相が退院、「助からない可能性あった」 医療者に感謝(BBC NEWS JAPAN、2020年4月13日)
https://www.bbc.com/japanese/52266017
責任の取り方は一つではありませんが、キリスト教的な発想においては、「選択の自由」に伴って「責任」が生じると考えます。政治指導者であれば、自分のとった政策的な選択から生じた結果に対して、その責任を問われることなるでしょう。そして、その責任から逃れようとすることは、神様の許すところではなく、おそらく最後の審判で地獄行きを宣告されるに違いありません。この文脈では、「責任をとれば良いというものではない」と政治指導者が発言することは、意味不明の話なのです。
何やら昨今のニュースでも思い当たるところがあるかもしれませんが、そのエピソードを俎上に載せようというわけでは、ありません。実は、上記のキリスト教的な責任論は、日本が明治初期の急速に近代化(西欧化)を目指した際に、十分に取り入れることができなかった問題なのです。そのため、日本の法律・制度設計は西欧的なのに、他方で人間の精神はそうなってはいない、というズレが近代史の中で様々な問題を引き起こしていきました。
どれくらいのズレかといえば、一所懸命という言葉がありますが、このように選択の余地のないところで死ぬ気で頑張るというふうに、日本人は考えがちなのではないでしょうか。そういう発想を前提にすると、良き選択であったか、あるいは結果がどうこうよりも、どれくらい(身心を危険にさらして)頑張ったかが評価される、ということになりはしないでしょうか。そのような物の考え方で、ヨーロッパ諸国を模倣した近代国家を運営していこうとすること自体が、大問題とまでいえるかもしれません。
この大きなズレを直視し、このことが引き起こす問題への対処に知恵を搾ることが求められているのではないでしょうか。そのためにも、明治初期にヨーロッパ先進国の制度や思想をどのように、先人たちが学んだのか振り返る必要があります。
ちょうど、古書の出品に向け、お譲りいただいた品々を整理していたところ、下記の書物がございました。
丸山真男『戦中と戦後の間 1936-1957』(みすず書房、1976年)には、「福沢に於ける秩序と人間」(1943年)など、丸山の福沢諭吉研究において重要な論考が収録されています。他方、源了圓『徳川合理思想の系譜』(中公叢書、1972年)は、丸山の福沢論にもふれながら、「西周における徳川思想と明治思想の連続・非連続」というテーマが扱われています。西周は、『明六雑誌』の観光を通じて、西洋哲学の普及に尽力したことで知られています。
このような興味深い書籍をお譲りいただいたこと、ご依頼者様に感謝申し上げます。
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具・骨董品などの買取も行っております。興味深い品々をお譲りいただきましたら、当ブログで随時紹介してまいります。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
小野坂
買取り品紹介:オ―ドリィ・コパード、バーナード・クリック編『思い出のオーウェル』(晶文社アルヒーフ、1986年)が入荷しました!~制度が引き起こす社会問題とは?
本日9日のCNN日本語版で、ローマ教皇フランシスコは8日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について、環境危機を無視し続ける人類に対する「大自然の反応」の1つとして警鐘を鳴らしたとのニュースが報じられました。さらにフランシスコ教皇は、米ラスベガスでホームレスが駐車場に隔離されている件について、「ホテルが空いているのに、ホームレスがホテルに行くことはできない」と批判し、「今こそ貧困に目を向けるべき時だ」と述べたとのことです。
※ローマ教皇、新型コロナウイルスは「環境危機に対する大自然の反応」(CNN.co.jp、2020年4月9日)
https://www.cnn.co.jp/world/35152106.html
このように、社会問題を制度面の現実から考えていくことは、極端な現状変革論や冷笑的な現状肯定に陥らないためにも、大変重要なことです。ローマ教皇を最高位の聖職者とするカトリック教会の社会問題への関心は、1891年のレオ13世による回勅「レールム・ノヴァルム」(自由放任の資本主義と急進的な革命を求める社会主義との間に立って、階級協調を説いた)以来の伝統です。
そこで、今回は「社会問題を制度面の現実から考えていくこと」について、全体主義的ディストピアの世界を描いた『1984年』の作者で知られる、ジョージ・オーウェルの足跡に沿って見ていきたいと思います。というのも、とある国文学研究者の方のご遺族よりお譲りいただいた書籍の中に、オ―ドリィ・コパード、バーナード・クリック編『思い出のオーウェル』(晶文社アルヒーフ、1986年)があったからです。オーウェルの作品自体は人気ですが、上記書籍は、オーウェルの人となりやその作品の背景を知るのに有益なインタビューを収めた興味深いものとなっています。
とりわけ、オーウェルがルポルタージュ作品に取り組むにあたってどのような姿勢を貫いたのか、そしてそれはどのように評価されているのかを知るのに、この本を避けては通れません。たとえば、『ウィガン波止場への道』は、オーウェルが1936年にイングランド北部の炭鉱の町で目撃した、労働者の人々の暮らしぶりを描いたものです。これについて、必見のインタビューが収録されています。
滞在中のオーウェルは、うわさ通りの斜に構えた感じの悪い人間であったと、炭鉱労働者のジョー・ケナンは証言しています。しかし、ケナンは次のようにも話しています。
「彼が失業保険の受給資格審査や変則事態法のことを描いてくれたお陰で、ウィガンや、その他数多くの地方でも同じだろうが、実に大勢の人間が何かをしなければならないとつくづく感じ取ったんだ。」
さらに彼は、『ウィガン波止場への道』は「1936年の工業地帯の様子をはっきりと描いている」いい本で、「あのころの状況を誇張したようなところはまったくないと思う」と評しています。この作品に、社会問題を制度面の現実から考えていくためのヒントを求められるのではないか、と考えたのは、こうした炭鉱夫の証言に接したからです。
日本でも新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が高まる一方です。不安を払拭することは難しいですが、現実から目を背けたり、漠然と考えているだけでは不安は不安のままです。政府の感染症対策の法的根拠は何か、その制度が私たちの暮らしの何を見ていないのか、具体的な問題を恐れ、それに対処する方法を個々人で考える必要があります。オーウェルの偏屈さについては賛否両論はあると思いますが、政治的な立場に沿って答えを決めるのではなく、法的な実態をふまえて社会問題に切り込んでいく作風には、学ぶべきところがあるはずです。
なお、1930年代半ばのスペイン内戦についての作品、『カタロニア賛歌』鈴木隆・山内明(現代思潮社、1966年)(https://amzn.to/2VhaH3J)を現在出品中です。これを機にご購入検討くださると幸いです。
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具・骨董品などの買取も行っております。興味深い品々をお譲りいただきましたら、当ブログで随時紹介してまいります。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
小野坂
ビジネス書、実用書、ワンパンマンなどお譲り頂きました!
今日は先日と引き続き暖かでしたね
くまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます!
本日は東京都江戸川区に出張買取に行かせていただきました!
ビジネス書、実用書、ワンパンマンなどのコミック本、多数お譲りいただきました
箱いっぱいに買取本が・・・!
ワンパンマンなど注目のコミックから小説、ビジネス本まで幅広く詰められています。
ワンパンマンといえばアニメ2期ではガロウ編の途中で最終回を迎えました。
後を引く終わり方で先が気になった方も多いのではないでしょうか!?
ガロウ編は村田雄介先生のリメイク版ワンパンマンでは8巻から続く長編になっています。
アニメ3期が来る前におさらいとして読み返してみるのも良いですね!
くまねこ堂では古本や絶版マンガ、CD・DVD、ゲームなどのご整理はもちろん、古道具・骨董品などの買取も行っております。ご遺品整理などでお困りのお客さまも是非お申しつけ下さい。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております
なか
品川区小山のお客様に、おしゃれなデザイン小物をお譲りいただきました!
本日は品川区小山のお客様にご予約をいただき、出張買取にお伺いしました。
研究者の方の蔵書のご整理と伺っていたのですが、なんと某有名大学の名誉教授を務められた方でして、壁にはまった本棚には社会学に関する学術書がギッシリと! 結果、折りたたみコンテナ10個以上を使う古本の大量買取!!! となりました。ありがとうございます!
今回は、古本(哲学、政治経済、社会思想、文学、有斐閣、みすず書房、法政大学出版局、展覧会図録など)のご処分でお呼びして頂いたのですが、その他にも万年筆、アクセサリー、喫煙具などをお譲りいただきました!
さすがデスクワークをされていた方、机の上を飾る喫煙具や文房具もお見せして頂きました。ということで、今回はお譲り頂いたカッコイイ&かわいらしい&オシャレなデザイン小物をご紹介!
こちらはデンマークのブランド、ジョージ・ジェンセンの灰皿! シュッとして実にスタイリッシュ。裏側にはしっかり刻印も。
この靴はパイプ置きです! 足の甲の部分に置くんでしょうか? 手のひらサイズで、まるで小人の靴みたいですね~。スレた所も味わい深い色が出ています。
そしてこれは、ドイツのオフィス用品メーカー、SOENNECKEN(ゾェーネケン)の穴あけパンチ! ごついメーカー名も納得の重厚なデザインながら、押してみるとバネはとっても軽やかで、手当たり次第に穴を開けたくなりますね。
古本でお呼びしていただいたお客様からこのような雑貨や美術品・骨董品をお譲りいただくこともあり、幅広く守備範囲を保つことの大切さを日々、感じる毎日です。
お品物のご処分・引っ越しをお考えの際は、メールフォーム、LINEよりお気軽にどうぞ!なんでも査定いたしますので、ぜひともよろしくお願い致します!
フジタン
日本女子大学創設者の成瀬仁蔵の著作集が入荷しました!~社会の中の教育
新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が日に日に高まっています。NHKは本日4月6日、日本で同ウイルスの感染が確認されたのは、3874人に上ると報じました。首都圏の小中高校では授業再開とのことですが、これまでどおりの「三密」環境のままでは、学校が感染を促進しかねません。
※国内感染者3874人(クルーズ船除く)新型コロナウイルス(NHK NEWS WEB、2020年4月6日)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200406/k10012370151000.html
これまでそうやってきたのだから、今さら変えようがない、という考え方こそ変える必要があります。とくに教育のあり方をめぐる議論は、教育それ自体の枠の中でというよりも、大きな社会情勢の変化との関係で前進してきた歴史があります。今回紹介したい本は、新たに入荷しました、国内外の激変の中で教育の振興を模索したある人物の著作集です。
その本とは、日本女子大学創立七十周年記念出版分科会・成瀬仁蔵著作集委員会編『成瀬仁蔵著作集』(日本女子大学、1981年)です。そのうち、1912年から1919年の著作をカバーしている第3巻を取り上げます。
成瀬仁蔵(1858-1919)とは、日本女子大学の前身の日本女子大学校の創設者として知られています。1890年代にアメリカで教育学やキリスト教を学んだ成瀬は、帰国後の1901年に日本女子大学校を創設しました。
そうした日本における女性教育事業の第一人者ともいえる成瀬は、教育を国内社会全体および国際情勢との関わりから考える人物でした。そうした姿勢は、1914年に勃発し、当初の予想に反して大規模化・長期化した第一次世界大戦(1914-1918年)の問題に取り組んだ著作集第3巻に見出せます。
成瀬は1918年9月のパンフレット「女子教育改善意見」で、第一次世界大戦中のある変化と戦後への影響に着目しています。ヨーロッパでの第一次世界大戦は、戦いながら兵士と武器を供給し続ける、という近代国家間の熾烈な戦争となりました。この戦争がとりわけ熾烈だというのは、それまでの戦争が、事前に訓練された兵隊が事前に備蓄していた兵器で戦うというものだったからです。第一次世界大戦の勝敗は、国内の暮らしと離れた国境付近の攻防だけでつくものではなかったのです。この戦争は国民の生活を大きく変えていく第一歩となりました。たとえば、各国政府は男性労働者を徴兵し、彼らが抜けた穴を女性労働者で埋めようとしました。労働市場への女性の参入が、戦争継続のために促進されることになったのです。
しかも、この趨勢は戦争が終わっても変わることはありませんでした。戦争の人的・物的被害が空前絶後であったために、女性を再び家庭に帰すようなことは、客観的に見れば非現実的でした。もし戦前の状態に復帰しようというのであれば、歴史的な構造変化に逆行する間違った政策や事業を進めていくことになってしまいます。
このように、ヨーロッパでは第一次世界大戦の影響で女性の社会進出が大きく進みました。これを受けて、教育者としての成瀬は、日本でも女子教育をより発展させていかなくてはならないと考えました。そうでなければ「世界の大勢」に適応できなってしまうと恐れたのです。成瀬は「女子高等教育の発達は社会各方面の要求であり、又文明必然の趨勢である」と喝破しました。教育をめぐる議論が、大きな社会情勢の変化との関係で前進してきたと冒頭で述べたのは、こうした成瀬の考え方が、歴史的に見ても重要だったからです。
それでは、教育の将来を社会的変化の中で考える成瀬の姿は、今日の新型コロナウイルスへの対応を迫られている私たちに何を問いかけているのでしょうか。
なお、あわせて考えるべきなのが、帝政ロシアが1917年の社会主義革命によって崩壊し、ソヴィエト政権に取って代わられたことです。日本はこの革命に干渉するためにシベリアに軍隊を派遣しました(シベリア出兵)。まるで、当時の日本政府は、歴史的な変化を直視することを拒み、意地になっているようではありませんか。
この問題に関する本で、くまねこ堂で出品しているのは、小林幸男『日ソ政治外交史―ロシア革命と治安維持法―』(有斐閣、1985年)(https://amzn.to/39IIEzv)と細谷千博『両大戦間の日本外交―1914‐1945』(岩波オンデマンドブックス、2012年)(https://amzn.to/2RhrIdb)です。ご購入をご検討くださると幸甚です。
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具・骨董品などの買取も行っております。興味深い品々をお譲りいただきましたら、当ブログで随時紹介してまいります。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
小野坂
アクタージュ、ヒロアカなどジャンプコミックス多数入荷!
くまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます!
本日千葉県習志野市に出張買取に行かせて頂きました
アクタージュ act-age、僕のヒーローアカデミア、左門くんはサモナー、約束のネバーランド、ハイキュー!!、ニンテンドー 3DS、PSPなどのジャンプコミックス、ゲーム等お譲りいただきました!
「僕のヒーローアカデミア」
先日アニメの第5期制作決定が発表されましたね!
解禁された第1弾ビジュアルのデクがかっこいい・・・!
21巻収録の第191話から描かれるとのことで、第5期の予習or復習を兼ねてこの機会にお買い求めになってはいかがでしょうか!
「約束のネバーランド」
こちらも実写映画化発表で話題の作品です!
クローネ役の渡辺直美さんが個人的にかなり楽しみです
シリアスな展開が続くこの作品で異質な空気を放つ表情豊かなクローネを大画面でド迫力に演じて下さることを期待しています!
くまねこ堂では古本や絶版マンガ、CD・DVD、ゲームなどのご整理はもちろん、古道具・骨董品などの買取も行っております。ご遺品整理などでお困りのお客さまも是非お申しつけ下さい。
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なか