買取事例
文京区大塚のお客様より、異端幻想等、心理学、文学、風俗史等の本をお譲りいただきました
本日は朝、東京に雪がほんのり積もりましたね!
事務所から車に乗り込む前は「どのくらい降り続けるんですかね~」なんて言いながら出発しましたが、
お客様のお宅で作業をさせていただいている間にすっかりやみまして、
空の下お譲りいただいた本がふやけることなく!運搬が出来ました!
(お天気の悪い日でも万全の対策を行い作業に努めますので、お気軽にご依頼お申し付けくださいませ
)
本日は文京区のお客様より、異端幻想、三島由紀夫、寺山修司、文学、宗教、風俗史、岩波文庫、ジャズレコード、パイプ、腕時計、眼鏡等沢山のお品物をお譲りいただきました~!
こちらの写真は本日お譲りいただいた本の一部なのですが、、、
一部屋でこんな風にタワーが出来てしまうくらい、沢山の本がございました!
お客様も驚いていらっしゃいました( *´艸`)
そこで、こんな本のタイトルが目につきました。
「女はなぜ突然怒り出すのか?」医学博士/心療内科医 姫野友美 著 (角川書店)
Oh~~~これは~~~
これは是非、バレンタイン前の今こそ!男性の方、読まれても面白いかもしれませんね~~
女性が読んでも新鮮かもしれません。
まっ、こういうのってリクツじゃないかもしれませんが~~笑とか言ってしまったら元も子もなくなるんですけど
笑
ハイ、つべこべ言うのはこの辺までにして、
66ページからは、こんな見出しのついた文章があります。
「女は恋に命をかけられる」
ーいつの時代も、人が全身全霊をかけ、自己存在を危うくするものは、男は仕事、金、そして女。
女は恋愛である。オンナは、ひとたび恋愛にのめり込むと、「それがすべて」になってしまい、後のことはどうでもよくなってしまうようなところがある。ー
「本気の義理ですんで~~!」とも言わず、「本命です」とも言わずして、そっけなく渡された知人女性からのチョコレート、、、
これへの返しが一番、女の地雷を踏みやすい。そんな気がする。
ふふふ、もしもの時の実用書として、こっそり読んでみてください
備えあれば患いなし。
ご依頼誠にありがとうございました
かこさん
目白にある文化施設へ美術品・装飾品等の資料、美術書、美術評論をお譲り頂きました!
雑誌「別冊太陽」コスチュームジュエリー特集号が入荷いたしました!
別冊太陽は出張買取でもよくお譲り頂く雑誌でございます。
もしご自宅、オフィスに眠っていらっしゃる方、いらっしゃいましたら、
是非一度ご相談下さいませ!
(注:別冊太陽でもお品物によりましてはお値段が付かないこともございます。あらかじめご了承下さいませ)
「コスチュームジュエリー」は、宝飾品としての価値よりも、
内容がとってもぎっしりしていて、雑誌というより、もはや、資料ですね!
例えば、、、
アンティークジュエリーのサインの見方!
これでおばあちゃんが大切に持っていたジュエリーがどんなものだったのか、わかるかもしれません~~
まるまる一冊、ジュエリーの歴史、素材、作家、メンテナンス等々、これ一冊で1920年代~1970年代のコスチュームジュエリーが、、OHまるわかり!!
いや、持ってるだけではなく、勉強しないとわからないままというのは重々承知!;骨董を26年出張買取している店主も常日頃勉強をされています!
知識豊富な店主だって毎日勉強してるんだ!
私こそ己の頭を回転させてねば~~~~よっしゃああああ
熟読したいと思います!
かこさん
戦前の船用のランプ、壺、焼き物、アラジンストーブ、ぬいぐるみ、ディズニーボードゲーム、 レトロ玩具、電子楽器 などなどお譲り頂きました!!
東京都町田市の出張買取に同行させていただきました
本日も素敵なお品物の数々誠にありがとうございます
戦前の船用のランプ、壺、焼き物、アラジンストーブ、ぬいぐるみ、ディズニーボードゲーム、レトロ玩具、電子楽器 などなどお譲り頂きました!!
皆様は、『買い取り・販売』の歴史っていつ頃からだったのか、ご存知でしょうか??
ふと疑問に思い店主へ質問してみました
その歴史はなんと江戸時代からすでに始まっていたそうなんです
勝手に新しい文化だと思い込んでいたのでわたくし驚いてしまいました
廃棄せずに修理したり、新しい持ち主の元へ受け継がれたりなど
そのおかげでゴミも少なく、町も大変キレイだったそうです
モノを大切する日本、素晴らしいなぁぁ
お客様とくまねこ堂のおかげでまたひとつ勉強させていただきました!!
ありがとうございます
Hawaii
ベネチアガラスのハンドベル、昭和30年代の玩具、レトロ玩具、食器(大倉陶園、Noritake)、ダンス本、レコード、ターンテーブル、電子楽器、絵画、眼鏡、プラモデルなどなどお譲り頂きました!!
いつもくまねこ堂をご利用頂き誠にありがとうございます
本日は出張買取ブログです
いいお天気と美しい富士山を見ながら買い取り現場へと向かわせて頂きました
到着してあたたかい笑顔で迎えてくださったお客様たちに癒されながら、
早速店主が査定開始です
次々に査定させて頂くと『そちらも買い取ってくださるんですか?』と驚きのご様子のお客様
くまねこ堂では、お客様が廃棄するつもりだった本の山や、捨てるつもりだった品の中から
価値ある物を見つけ出した経験も何度もございます
明治、大正、戦前の古書・昭和の古本や、古道具、骨董品などなど、
お持ちの方はできるだけ捨てたりせずに価値のわかる当店にお任せください
そして本日も
ベネチアガラスのハンドベル、昭和30年代の玩具、レトロ玩具、食器(大倉陶園、Noritake)、ダンス本、レコード、ターンテーブル、電子楽器、絵画、眼鏡、プラモデルなどなど
いろいろなジャンルのお品を買い取りさせて頂きました
誠にありがとうございます
皆さまからのご依頼もぜひお待ちしておりますので、お気軽にお問い合わせください
Hawaii
鎌倉市由比ガ浜エリアのお客様より多数の古書他をお譲り頂きました!
本日は鎌倉市由比ガ浜エリアのお客様より、レコード、洋楽器、ポスター、美術書、浮世絵、古書(小説、社会学、文学、国際学、宗教学他)、CD、DVD等をお譲り頂きました!ありがとうございます!
流石の鎌倉エリア!いいお天気も相まって、行き帰りの車中からは素敵な景色を存分に堪能させて頂きました。でも個人的には高速から見えた京浜工業地帯もかなりグッときましたよ!
本日買い取らせて頂きました本の中からこちらをご紹介!
ダンテ「神曲」完全版 河出書房新社 2010年
いわずと知れたイタリアの大詩人ダンテの長編叙事詩にして代表作。地獄編、煉獄編、天国編の三部からなり、ダンテ自身が主人公となって、詩人ウェルギリウスや恋人ベアトリーチェに導かれてこの三界を巡ります。魂の救済と至福を主軸に中世キリスト教の世界観を集大成した作品。見方によっては超SFです!
この「神曲」から様々な芸術家がインスピレーションを受けて多くの作品が生み出されました。
私がこの話を読んだのは10年以上も前の事ですが、その時に強烈な衝撃を受けたのが、このギュスターヴ・ドレの挿絵です。
ここに描かれているのは「木口木版画」という、表面が硬質な樹木を輪切りにした面を画面とし、ビュランという道具で彫る版画技法で、当時のヨーロッパでは挿絵に良く使用された繊細な表現が出来る木版画です。
この技法を駆使してドレはおよそ絵には出来ないと思われるような様々な光景を次々に描いていきました。もう彼のイメージ力が凄すぎて、挿絵だけを見ていても内容が理解出来そうな勢いです!
ボッティチェルリ「地獄の見取り図」ダンテの記述する地獄が精密に描かれています。
アラクネ。蜘蛛にされてしまいました。エグイです。
氷の中に罪人が埋まっています。
天使炸裂!
あと「神曲」挿絵ではウイリアム・ブレイクも有名ですね。こちらもとても素敵ですので機会がございましたら是非!
ふうき
リピーターのお客様から新しい本を多数お譲り頂きました!!ありがとうございます!!
本日もご覧いただき誠にありがとうございます
さっそくですが気になった本のご紹介をさせてくださいジャジャーン
ではでは、こちらからズボラさんにおすすめ
『設計者主婦が教える片づく収納アイディア 著者 伊藤茉莉子・工藤絵美子・三木嘉子』
片づけを始める前に、理想のゴールをイメージ!!
例えば…・家族と過ごす時間を大切にしたい ・友人を招いてホームパーティーがしたい
・仕事で疲れているので家ではできるだけ楽がしたい ・おしゃれなものに囲まれて素敵な暮らしがしたい などなど理想がございますよね~
この本では、基礎知識から片づく家のヒミツ、原因や対策、上質な収納テクニックまで
理想に近づく方法を教えてくれる本に感じますかわいいイラストも必見です
続きましてこちら
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。著者 宮川サトシ 』(漫画)
もうタイトルからいきなり ええええええ?!っとなりまして!!
漫画なので読みやすさもあり、わたくしは冒頭からすぐに涙ぐみました
2019年2月22日(金)全国ロードショー!!気になった方はそちらもぜひ
続きましてこちら
『森林浴 心と体を癒す自然セラピー 著者 宮崎良丈』
皆さまは、セラピーってご存知でしょうか??
治療.療法.薬や手術などによらない心理療法や物理療法をいいます ※コトバンク参照
こちらの本は、美しい森の写真たちや、海外でも注目される森林浴の効果を科学的データに基づき解説してくれる素敵な一冊です
いつも頑張りすぎる人へ贈りたいなぁと思いました
そして最後はこちら
『どこにも属さないわたし 著者 イケムラレイコ』
世界的に高い評価を受けるアーティスト・イケムラレイコ氏
初の自伝的回想録になっております
違う人種、違う思想、人間と動物・植物、男と女
さまざまな境界線を超えて表現される作品誕生のヒミツに迫ります
最後まで読んでくださりありがとうございました気になる本はございましたか?
Hawaii
クラシック、シャンソン、ラテン、ビートルズ等々のたくさんのレコード・SP盤をお譲りいただきました!
リピーターの港区某有名美術館様より3回目のご依頼をいただき、今回はクラシック、シャンソン、ラテン、ビートルズ等々、たくさんのレコード・SP盤をお譲りいただきました
いつも誠にありがとうございます!
SP盤はレコードより全然重い、ズッシリきます!嬉しい重さでございます。
収納袋やレーベル面のフォントなどを見てるだけでフレッシュな気持ち。
そんな中、お譲りいただいたお品物の中にまたまた面白いものがございました!
当時のビクターのステレオやテレビ、録音機などのカタログや、アラジンストーブ、そして日産ダットサン(!)の純正トランジスタ オートラジオの取扱説明書など!!
デザインやフォントもカッコイイというかカワイイというか、たまりません
そして、純正トランジスタ オートラジオの取扱説明書があるってことはダットサンに乗っていたっていうことですよね。すげぃ
こちらは当時のタグや品質の検査書のようなものでしょうか?おそらく昭和30年代くらいのお品物かと思われますので、アンプ65,000円レコードプレイヤー18,000円ってどれほど高価なものだったんでしょう。また、こういったタグなどがキレイに残っているのも貴重ですねぇ。
そして、カタログや書類などが入っていたビクターの袋まで保存されておりました!
しかも蓄音機から聞こえる亡くなったご主人の声に耳を傾けるニッパー君、どアップです。かわいすぎやろ。
56さん
新宿区 大学関係者様より 研究室の片付け、整理のご依頼です。 古美術・茶の湯・茶道・掛軸・巧芸掛け軸・社会科学・文学・芸術・哲学・思想書 などなど1500冊!お譲りいただきました。
本日は大学の関係者様からご依頼いただきまして出張買取をさせていただきました
およそ1500冊の書籍や芸術品などなど!
【古美術・茶の湯・茶道・掛軸・巧芸掛け軸・社会科学・文学・芸術・哲学・思想書】
たくさんのお品物をお譲りいただきまして、誠にありがとうございます
お客様は海外に行かれてしまうそうで、この機会に研究室の整理をしたいとのことです
お品物はどれも大変きれいな状態で保管されていらっしゃいまして、
ほとんどが汚れや経年シミもございませんでした
研究室に入ってすぐに買取開始
棚にある大きめのモノ、様々なジャンル、どれに価値がつくかわからないご本なども、
すべて!くまねこ堂の出張買取にお任せください
店主がその場ですぐに査定し、荷造り、荷運びもわたしたちが行います
お客様はその場にいてくださるだけでけっこうです
お気軽にお問い合わせくださいご依頼お待ちしております
Hawaii
船橋市のお客様のお宅で黒猫さんに遭遇しました!ネコの書籍のご紹介「アートになった猫たち」
昨日は船橋市のお客様のお宅へ2件!出張買取にお伺いさせていただきました。
ご依頼誠にありがとうございます。
2軒目のお客様のお宅にお邪魔しましたら、
黒猫さんがいらっしゃいました!
机の下から頭を出してくれました~~~
シャイな性格だそうで、終始冷蔵庫の上から店主くまきちとスタッフを見下ろしておりました。
店主くまきちとお客様、
「猫を飼ってから猫グッツがじわじわと自宅に増える」ですとか、「お年寄りの猫ちゃんならではの可愛らしさにいつも癒される」等々、猫好きトークが止まりませんでした(笑)
(くろねこさんは現在14歳で、食べることが大好きなのだそうです!素敵なことですね)
シャッターチャンスがなかったのですが、とっても毛並みの綺麗なおばあさん猫さんでした~!
買取ではテレホンカード、オレンジカード他を沢山お譲り頂きました。
ありがとうございます!
では今回は猫にちなんだ書籍のご紹介です。
中右瑛監修「アートになった猫たち」
(同書巻頭17ページより徳力富吉郎作「猫と蝶」)
↑そうそう!昨日お会いしたお客様のお宅のくろねこさんは、
この絵みたいなスレンダー美人でした~
こちらの本のひとつの章では、「ねこを愛した芸術家たち」というトピックがございます
竹下夢二、夏目漱石、歌川国芳、宇多天皇、、、も~いつの時代も愛猫家の人って数えきれないほど多くいらっしゃいますね( *´∀` *)
(同書85ページより藤田嗣治「芸術家の肖像 Portraitb de L’artiste 」1927年)
レオナール・フジタもその一人。
藤田嗣治の愛猫もシャイな猫ちゃんだったのですかね・・・
かこさん
美術本をお譲り頂きました!井上有一のご紹介
早くも1月半ばを過ぎました!時の速さに若干引いてる今日この頃です(笑)寒い日も続いていますが、皆さん風邪など引かれてはいませんか?そして、成人式を迎えられた皆さま、おめでとうございます!
西東京市のお客様より、書籍、昭和30年代文学初版本、満州資料、万年筆、書道道具、クラッシックCD等、お譲り頂きました!
さて、今回はお客様よりお譲り頂きました本の中からこちらをご紹介。
「井上有一 湘南の墨跡」
これは2014年に茅ケ崎美術館で開催された井上有一展のカタログです。
井上有一(1916~1985年)は戦後の日本美術を代表する一人で、「書」を現代美術の文脈の中で表現、新境地を切り開いた作家です。
彼は小学校の教員をしながら画家を志して画塾や研究所にて学びますが、やがて「日常使っている文字を書くことで、誰でも芸術家になれる。書は世界に類を見ない芸術である。」という考えに基づき、それまでの伝統書法とは異なる絵画的表現での作品を世に打ち出しました。
「前衛書道」という表現のもとに長谷川三郎やイサム・ノグチらからの影響を受けなが制作を続けていきますが、やがて文字を書かないばかりか、墨はエナメル、和紙はケント紙へと、画材も表現も変わっていきます。しかし、次第に「文字を書くか、書かないか」という問題に突き当たります。自由な表現が出来るはずなのに納得のいく作品が出来ない。苦悩の末、井上は再び文字に立ち返るを決心するのです。
仕事場がエナメルだらけです(笑)
いつどこで見たのか忘れてしまいましたが、私が初めて井上有一の作品を見たのは「貧」という文字の連作品でした。言葉の持つマイナスのイメージよりも、むしろその時はもっとポジティブで力強い印象が伝わってきました。前述の通り、非常に絵画的な空間でじっと見ているとゲシュタルト崩壊にも似た、文字が文字自体の意味を無くしていき、記号のように、植物のように、そして感情を持った人間のようにも見えてきました。また、何よりも余白の美しさが際立っていたのをよく覚えています。
後に調べた井上の自伝によると、「最初の一文字は1954年、38歳の時にボロボロになった古い襖にヤケクソ気分で叩きつけるように書いた「貧」の字が始まりで、それ以降1字を書くのが本命になった。」との事。この字に尋常ではない想いを込めた作家の気迫が伝わってくるようです。
これはカタログに掲載の「貧」
「いろはにほへと」これは農協の襖を敷居にはめたままの状態で、バケツに墨を入れて雑巾で書いたもの。完成後に「を」が一文字足りないことに気が付き書き足しました(笑)
「丁子の花咲く頃」茅ヶ崎第一国民学校卒業の教え子を描いたもの。
この一匹狼、井上有一の「なにくそ、これが俺だ!」と言わんばかりの爆発した感情を孕んだ数々の作品群ですが、それとは裏腹に、1945年の東京大空襲で、学校で宿直していた時に目の前で多くの避難民が焼夷弾の炎に呑み込まれた光景は、生涯に渡って彼の人生に暗い影を落とします。
それを踏まえた上で、改めて見た井上有一の作品は、膨大なエネルギーを感じると共に、やり場のない怒りと悲しみをない交ぜにしたような、静かな鎮魂の祈りのようにも思えたのです。
作家が0から作品を生み出す時は、途方もない衝動とエネルギーが発生します。そしてそれは、決して他人には分からない、非常な孤独な戦いの場でもあります。
命の限り、想いの丈を込めて「書」というものに真っ向から立ち向かっていった井上有一の作品、機会がございましたら是非ご覧になってみてくださいね!
ふうき