買取事例
浦安にて、大量の岩波文庫、単行本、音楽書、有名小説家の生原稿、絵画、銅像をお譲りいただきました!
まだまだ新人の私です
くまねこ堂で働かせていただくようになってから、恥ずかしながら、日本の名作と呼ばれる漫画を先輩方に教わったり、紹介いただいたりしながら初めて読ませていただいたりしています。ありがとうございます
その中でも、私にとってとても印象が深く、素晴らしいと思ったのが、こちらの漫画家の方の作品でした。
「安彦良和イラストレーションズ」
そう、機動戦士ガンダムの漫画家です。
アムロです。
シャアです。
物語はもちろん、絵も描き込まれていて、とても丁寧な印象を受けました。
世代を超えて愛される作品の風格を楽しむことが出来る一冊です
かこさん
★明日10月4日(水)神田明神境内にて古本感謝祭に参加いたします!★
10月4日(水)午前10時~午後5時開催の、
東京古書組合主催「古本感謝祭」。
併催イベント・古書即売展に、当店くまねこ堂も出展しております!
古本から掛け軸まで掘り出し物を多数出品予定です
詳細は、こちらのURLまでどうぞ!↓
古本感謝祭 開催のお知らせ – 東京古書組合
明日は東京都千代田区外神田2丁目、神田明神にてお待ちしております
モモコ
墨田区本所にて『ジョジョの奇妙な冒険』全63巻セット、コミック、PC技術書を買い受けさせていただきました
インテリアでは最近「モダン」というスタイルが人気ですね!
辞書で調べたモダンの意味はこう書いてありました。
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”[名・形動]《「モダーン」とも》現代的であること。今風でしゃれていること。また、そのさま。「モダンな建物」「モダンな人」”
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意味としてはとても広いものを指すので、なんでもモダンだね!と使えてしまえそうな言葉ですが、くまねこ堂に入荷した、こちらの本を参考にしてみてはいかがでしょうか?
「別冊太陽 探偵・怪奇のモダニズム」
一部のページをご紹介いたします!
ミステリー小説の一コマのようなあやし~い雰囲気
これは子供の時は夜に見たら夢で襲ってくる感じの怖さ!
他にも様々な絵柄が楽しめます
本の中にはどんなモダンな世界がまっているでしょうか?
是非一度手に取ってみてください
かこさん
川崎市宮前区と横浜市、1日で2軒のお宅に出張買取に伺いました!美術書・仏教書など
『判決』という作品を書き上げた日の朝には、こんなことを日記で書いています。
「この『判決』という物語を、ぼくは二二日から二三日にかけての夜、晩の十時から朝の六時にかけて一気に書いた。坐りっ放しでこわばってしまった足は、机の下から引き出すこともできないほどだった。物語をぼくの前に展開させていくことの恐るべき苦労と喜び。まるで水のなかを前進するような感じだった。この夜のうちに何度もぼくは背中に全身の重みを感じた。すべてのことが言われうるとき、そのときすべての──最も奇抜なものであれ──着想のために一つの大きな火が用意されており、それらの着想はその火のなかで消滅し、そして蘇生するのだ。窓の外が青くなっていった様子。一台の馬車が通った。二人の男が橋を渡った。二時に時計を見たのが最後だった。女中が初めて控えの間を通って行ったとき、ぼくは最後の文章を書き終えた。電燈を消すと、もう白昼の明るさだった。軽い心臓の痛み。疲れは真夜中に過ぎ去っていた。妹たちの部屋へおそるおそる入ってゆく。朗読。(中略)ただこういうふうにしてしか、つまりただこのような状態でしか、すなわち、肉体と魂とがこういうふうに完全に解放されるのでなければ、ぼくは書くことはできないのだ」
(『カフカ全集7 日記』より 新潮社)
没頭してこわばってしまい足を引き出すことができないくらい(!)集中して書いた後に、カフカはまだ眠っている妹を起こしてその文章を朗読します。書いた文章が面白いと思ってなかったら朝っぱらから妹たちを起こして聞かせたりしないでしょう。(しかしなんと迷惑な兄貴だ!笑)
この『判決』という作品は、凝った修辞や装飾など全く無く、主人公ゲオルクの話が安定してきたと思えばそこから、急に父親に死刑宣告され、状況が変化し飲み込まれ不安定な状態になり、最後は川に飛び込むという話なのですが(なんちゅう話だ!)、ここにあるのは、幸せか不幸せかという二択の世界観のものでもなく、テーマもなく、ただ書くこと、それだけに奉仕しているという印象を受けます。(表面的にはけっして明るいお話ではないですが、この文章を読むとモリモリと元気が湧きますし、途中の父親とのやりとりは笑ってしまいます。)
彼はこの文章を一晩で、前へ、前へと書きました。目の前の一文が次の一文を生んでいく、まるで水のなかを前進するように、その躍動にだけ身を任せて書いた。
はたしてカフカの小説は難解なのか?
さまざまな解釈を呼び起こし、城とは、審判とは、変身とはなど象徴として取られたり、精神分析的に読まれたり、ユダヤ人としてのカフカ、などさまざまに読まれてきましたが、作品の外の論理をいくら持ち込んでも、カフカの文章から遠く離れていってしまうのではないのだろうか。 作品の外の論理を持ち出すことなく「目の前の一文を書く、そして次の一文を書く」という運動だけを、要するに目の前の一文を「ただ読んでいく」ことではじめて、一文一文の躍動を喜びとしたカフカに、その作品に、息遣いに近づけるのではないのだろうか。
(※小説家、保坂和志のカフカ論にもだいぶ強い影響を受けております。)
カフカは決して、暗くもなく、難解でもない。と思うのですがみなさんはいかがでしょうか?
(カフカのスケッチ 『夢・アフォリズム・詩』より)
きのう君の夢を見ました。細かい出来事はもうほとんど憶えていない。これだけはまだ憶えているが、わたしたちは絶えずお互いのなかへ移り込んだ、わたしは君で、君はわたしだった。最後に君はどういうわけか火がついて燃え上がった。布で火を消し止めるという話を思い出し、古い上着を取って君を叩いた。しかしまた変身が始まって、君はもうまったく姿を消し、燃えているのはわたしで、上着で叩いているのもわたし、というところまでいってしまった。 (『夢・アフォリズム・詩』p78)
書くこと、祈りの形式としての。 (『夢・アフォリズム・詩』p242)
ひとことでいい。もとめるだけ。空気のうごきだけ。きみがまだ生きている。待っているというしるしだけ。いや、もとめなくてもいい。一息だけ。一息もいらない。かまえだけ。かまえもいらない。おもうだけで。おもうこともない。しずかな眠りだけでいい。 (『カフカ/夜の時間』より 高橋悠治=訳)
くまねこ堂では、海外文学、国文学、詩集なども扱っております!買い取りのご連絡お待ちしております!
タテ
豊島区大宮のリピーターのお客様に、異端幻想・文庫本を。午後に川口市峯にて戦記・文庫・プラモデルをお譲りいただきました
お客様から、フランツ・カフカの『夢・アフォリズム・詩』をお譲りいただきました。
聴いていると体を動かしたくなる音楽があるように、読んでいると喜びでじっとすることができなくなってしまう文章があります。私にとってはそれは圧倒的にカフカです。
例えばこんな文章です。
すぐ画家のところへ行った。画家は郊外に住んでいるのだったが、裁判所事務局のある例のところとは全然反対の方面であった。もっとみすぼらしい界隈で、家々はもっと陰気くさく、小路は雪解けの上をゆっくりと漂っている汚物でいっぱいだった。画家の住む家では、大きな門の片方の扉だけがあいており、もう一方は下のほうの壁に穴があき、Kが近づいたとたん、気持のわるい黄色の臭う液体がこぼれてきて、それを避けようとして鼠が一匹近くの溝へ逃げこんだ。階段の下では子供が一人地面に腹ばいになって泣いていたが、門の向う側のブリキ屋の仕事場から聞えてくる騒音がいっさいの物音を打消してしまうので、子供の泣き声はほとんど聞えぬくらいだった。仕事場の戸はあけっ放しで、何か仕事を囲んで半円形に三人の職人が立ち、ハンマーでその上をたたいていた。壁にかかった大きな一枚のブリキ板が青白い光を投げ、それが二人の職人のあいだを透してして、彼らの顔と仕事用の前掛けとを照らしていた。Kはこうしたすべてを軽く一瞥しただけだった。
(『審判』より 新潮社 原田義人訳)
この文章は、視線がどんどん運動していきながら(風景を切り開くように)書かれていきます。
①画家の住む家の、開いていない片方のドアの穴から鼠が溝へ逃げ込む。そこから見ると
②階段の下では子供が泣いている、しかしほとんど聞こえない、騒音が聞こえているからだ、ブリキ屋の仕事場から
③仕事場の職人たちの様子、そして彼らの顔と前掛けを照らす青白い光
①~③へと進んでいくときに、鼠が逃げ込む描写を書いたときにはまだカフカは子供が泣いていることを(書くことを)知らない(はず)。そこから覗きこんで初めて、子供が泣いていることを知る。そして書く。しかし子供の泣き声が聞こえない、それは仕事場の騒音にかき消されている、と書いてから(この時点では職人たちの様子はどんなだったかはカフカは知らない)、その仕事場の職人たちへと視線が移動し、描写する。
カフカはこのように一文一文状況や空間を切り開くように前へ、前へ、書いていきました。(カフカはプロットを作りませんでした)一文ごとに視線が移動していき、空間が広がっていく文章を読むと、わたしはそれだけで心が沸き立ってしまいます。ストーリーは二の次で空間のひろがりが、即、歓びに感じてしまいます。カフカの文章は空間の描写だけでなく、唐突に変化する状況も会話もこの力学は変わりません。
カフカは暗いと言われますが、本当に暗いのか?
わたしの好きなエピソードは、現代人の疎外だ、その象徴だ、などと後世言われた『変身』をカフカ自身は、友人たちの前で爆笑しながら読んでいたという逸話です。カフカは自分で笑ってしまう程、とにかく躍動を求めてプロットをつくらずに飽きるまで書き続けた。飽きた時点でパタリと止めてしまうので未完のもの、唐突に終わる生前未刊行の作品が多くあります。(『城』、『アメリカ』など、その他断片多数)
物語全体を俯瞰する結末やオチなどには興味がなく、ただ目の前の一文を書き続けました。
タテ
市川市にて、別冊太陽、映画の本、映画資料、DVD、広告デザインに関する本をお譲りいただきました。
今週の出張買取では、市川市にて、別冊太陽、映画の本、映画資料、DVD、広告デザインに関する本をお譲りいただきました。ありがとうございました!
別冊レトロでガーリーなデザインのファッションやイラストが好きな方は必見の、別冊太陽が入荷いたしました!
「別冊太陽 乙女のファンタジア」
当時の少女が夢見た、華やかで美しく、おしゃれで可憐な藤田ミラノ、藤井千秋のイラストが満載です。
美人!!こんな顔になりたい!
おとぎ話の絵本や押絵に仕様された絵も掲載されていました。
エキゾチック!そしてメルヘンチックです
横顔から伸びる美しい睫毛!こんな睫毛になりたい!
ピンクの口紅はどんな時代も控えめながら薄く色づいて、魅力的ですね~
お顔のパーツが細かく書かれているので、ファッションだけでなく、
メイクの参考にもなりそうです
かこさん
「大量の買取、大歓迎です!」アイドル写真集、アイドルDVD、DVD-BOX、Blu-ray、特撮本、ゲームソフト、PCゲームなどのご遺品の整理に伺わせていただきました☆東京都東部
先日、ハロープロジェクトなどのアイドルグループのCDやDVDが大量入荷いたしました!
その中でもひときわ目立ったDVDBOXがこちら!
テレビで観た~という、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?
フジテレビ発のアイドルプロジェクト「アイドリング!!!」のDVDBOXです!
このDVDBOX、箱がワンシーズンづつ、すごく可愛い
2巻ごとに色違いのようなデザインになっていて、楽しめます!
こちらは初期の頃のお箱。
こちらは後期のお箱。
最初からどの女の子も可愛いですが、どんどんアイドルとしての風格が増しているのが分かりますね
かこさん
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アニメ Blu-ray BOX・DVD-BOX 、ゲームソフト、CDを多数買い入れさせていただきました。 – 中野区野方
モーニング娘、Berryz工房、℃-ute、アンジュルム(旧:スマイレージ)Juice=Juice、カントリー・ガールズ(旧:カントリー娘。)、Juice=Juice、道重さゆみ、真野恵里菜、ハロプロ系列アイドルの関連DVD・ブルーレイ・写真集が大量入荷いたしました!まことにありがとうございます
こちらの写真は、仕分け中の大型本類。まだまだ絶賛整理中です
明日以降の事例紹介で、引き続きご紹介させていただきます!!!
モモコ
市川市在住のお客様から、日本映画DVD、映画パンフレット、デザイン書、食器をお譲りいただきました
お譲りいただきました中には寺山修司関係の書籍がございました!
寺山修司といえば今でも根強い人気を誇る作家ですが、作家のほかにも映画監督、写真家など多くの顔を持ち、どの世界においても独自のカラーを主張して、それが成功した稀有な人物といえるでしょう。
寺山作品の書籍では「家出のすすめ」「誰か故郷を想はざる」などがオススメですが、こちらの『寺山修司の仮面画報』もヴィジュアル的に超オススメです!
寺山が自らカメラを執った写真集「犬神家の人々」(1975年刊)は、今でも人気が根強く、くまねこ堂でも売れ筋商品になっております!
寺山修司は劇団・天井桟敷を通して、若手であった横尾忠則、宇野亜喜良などの後の大物たちと一緒に仕事をし、素晴らしい仕事を残しています。
そこで60~70年代に花開くのが新宿を中心とした日本アングラ文化だったのです!
寺山よりも過激な印象が強い状況劇場の唐十郎と共に人気を二分し、「青森県のせむし男」「毛皮のマリー」などなど伝説的な戯曲を書き上げ一時代を築きます。
(※唐十郎の著書では「わが青春浮浪伝」がオススメ)
そして映画方面では短編の実験映画のほか、人力飛行機舎を立ち上げてたのちatg(アートシアターギルド)の配給を受けて「書を捨てよ、町へ出よう」「田園に死す」「草迷宮」などなどの名作も手掛けましたが、オススメするテラヤマ映画はなんと言っても「田園に死す」!!
あのオープニングに使用される ♪賽の河原に集まりし~(以下、自主規制)
という強烈な歌詞の「こどもぼさつ」という歌が耳にこびりついてしまう名作です。
くまねこ堂では寺山修司やアングラに関する書籍、DVD、レコード、原稿、ポスター、画集などもお取り扱いさせていただいております!
こばちゃん
【遺品整理】さいたま市中央区にて、プレイステーション3、PSVITA、スーパーファミコン(箱説付き)、3DS等のゲームソフト、ゲームハード、CD、DVD、ブルーレイ、コミック大量買取り
先日お譲りいただきました書籍のなかにございました、
「名機を訪ねて ~戦後国産カメラ秘話~」那和秀峻・著(日本カメラ社)
をご紹介したいと思います!
昔からカメラ本は数え切れない程の冊数が刊行されておりますが、こちらの著書は副題にある通り、戦後の国産カメラに的を絞ったもの。
カメラといえばドイツ機、ライカですが、やっぱり気になる日本のカメラ史を辿るには絶好の名著です!
私こばちゃんは曾祖父がカメラマンだったので、その血を引き継いでかカメラマニアでございます(くまねこ堂にはカメラ好きの方が複数いらっしゃいます)
フィルム専門で大判、中判、ライカと使用してきましたが、お勧めしたいのは、なんと言っても二眼レフ!!
二眼レフをお勧めする点として…
①二眼レフはいかにもレトロで見た目がよい
②ファインダーが大きいのでピントが合わせやすい(拡大鏡がついている機もあり)
③中判フィルムは扱いやすい
④大判は三脚必須ですが、中判は手元で撮影できるうえ、大判と同等のクオリティの写真が撮影できる
という点が挙げられます。
といって、最初から二眼レフの最高機・ローライフレックスを使用するこはありません!
戦後の国産品はある程度の水準は満たした機械ばかりですので、フィルム感度を把握してうえで、露出、シャッタースピードの設定さえできれば、あなたもカメラマンの仲間入り!?
くまねこ堂では、カメラ関係の書籍のほか、ライカ、ローライなどのカメラ本体、レンズ、その他付属品なども積極的に買取りさせていただいております。
こばちゃん