買取事例

カール・バルト『ローマ書講解』全2巻、小川圭治・岩波哲男訳(平凡社ライブラリー、2001年)が入荷しました

 いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。

 最近、以下の本が上下巻セットで入荷しました。キリスト教や社会主義への関心から、あるいは20世紀という戦争と革命の時代を考える際のテキストとして、おすすめしたい文庫本です。

カール・バルト『ローマ書講解』全2巻、小川圭治・岩波哲男訳(平凡社ライブラリー、2001年)

 上掲の画像は、カール・バルト『ローマ書講解』全2巻、小川圭治・岩波哲男訳(平凡社ライブラリー、2001年)です。著者のカール・バルトはスイス、ドイツで活躍した20世紀を代表するプロテスタント神学者です。「ローマ書」とは新約聖書の一部であり、『ローマ書講解』はバルトによる「ローマ書」の解説ということになります。同書の原書は第1版が1919年、第2版が1922年に出版されています。画像の訳書は第2版に依拠しています。

 第一次世界大戦(1914-1918年)とロシア革命(1917年)という戦争と革命の衝撃を、労働運動や社会主義運動に積極的に参加していたプロテスタント神学者のバルトがどのように受け止めたのでしょうか。バルトが取り組んだ課題は、幅広い関心に応えるものになっているのではないかと想像されます。

 バルトの全体像の理解について、この場で簡潔にお伝えすることはできませんが、代わりに、とっかかりとなるような出来事を紹介してみたいと思います。それは、あるクリスチャンとお会いしたときのことでした。その方はしきりに「神のご計画」と言われるので、私は普通「計画」という言葉は、人の意思で自由市場に介入するとか、そういった社会主義の話で使われますよね、と返しました。そうしたら、クリスチャンは「計画」は神のものだと信じていると返ってきたわけです。そういうわけで、なるほどクリスチャンの社会主義に対する批判がキツく、鋭く感じるのは、こういう「計画」の意味の二重性にあるのか、と何やら納得した、ということがありました。

 とはいえ、だから何を納得したのか、と質されても、わかりやすい説明を返せるわけではありません。私ごときの説明よりも、バルトによるキリスト教神学者による社会主義批判の鋭さ、そこに含まれた社会運動に対する叱咤激励にふれてみてはいかがでしょうか。

 なお、20世紀の戦争と革命の時代の思想家として、もう一人、重要な「カールおじさん」を紹介したいと思います。以前取り上げた、カール・ポランニーです。下記のリンクよりご覧くださいますと幸いです。

カール・ポランニー(Karl Polanyi)の著書が入荷しました!~『大転換』から『人間の経済』へ(くまねこ堂古書ブログ、2022年5月13日)
https://www.kumanekodou.com/29533/

小野坂

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『岡本太郎著作集8 岡本太郎の眼』の紹介~「帰ってくれタローマン」公開記念

 いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。

 ところで、皆さんは特撮作品の「TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇」はご存じですか(←なんだこれは)。

 8月5日にTAROMANがカタカナになって帰ってきます。その名も「岡本太郎式特撮活劇 帰ってくれタローマン」です。NHK公式サイトでご確認ください。

※岡本太郎式特撮活劇 帰ってくれタローマン
https://www.nhk.jp/p/taroman/ts/M7359Q6PQY/episode/te/89P2WYZP25/

 そういえば、岡本太郎はこんなことを言っていました。

『岡本太郎著作集8 岡本太郎の眼』
▲『岡本太郎著作集8 岡本太郎の眼』(講談社、1980年)

「人間の辛さというものは、つまらぬことでも覚えていること、忘れられないことだと思う」

 たしかに、「この出来事は忘れよう」などと思ってしまうと、かえっていつまでも覚えているものです。不幸な人間ほどそうだと述べる岡本太郎は、さらに次の言葉を読者に投げかけます。

『岡本太郎著作集8 岡本太郎の眼』

「自分を忘れることによって、自分自身になりきる」

 なんだこれは! そう思って続く文を読んでいくと、忘れ物の話に移っています…。

 か えっ て く れ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

小野坂

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令和五年度 古典籍展観大入札会のご案内

暑くて倒れそうです。涼しさを求めて最近は映画館によく行きます。でっかいところで音響に感動するのも良いですが、ちんまいところで空調の音を聞きながら観るのもなかなか好きです。
皆さまはどのようにこの灼熱を乗り切りますか。体調に気を付けて生活していきましょう…。

さて、先日以下のポスターをいただきました。「令和五年度 古典籍展観大入札会」のものです。

古典籍展観大入札会

古典籍展観大入札会について、東京古典会HPの「古典籍展観大入札会」紹介から抜粋します。

古典籍展観大入札会は90年以上続く、年に一度国内最大級のオークションです。出品品目は江戸時代以前を中心とした版本・写本、それに古筆、古文書、古地図、錦絵など和漢古典籍が約2,000点並びます。このオークションではすべての出品物が一般のご来場者の皆様にも、実際に手にとって間近で見ていただくことができます。

最後の一文に注目です。我々も会場に入り、品物を見ることができるのですね!

また、令和5年度の日程としては

一般公開(プレビュー)が 
2023年11月17日(金) 10:00~18:00
2023年11月18日(土) 10:00~16:30

入札会(全古書連加盟店のみ)が
2023年11月19日(日)・20日(月)

となっているとのことです。場所は東京古書会館で、御茶ノ水駅や神保町駅から徒歩10分です。
(以上、東京古典会HPの「古典籍展観大入札会」紹介より)

当店では、古典籍をお預かりし、このような場でお売することも可能です。
古典籍をお持ちの方いらっしゃいましたら、お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さい!

さて、この「古典籍展観大入札会」ポスターを見て、大学生の頃、授業で、版本の面白さを先生が語ってくれたことを思い出しました。版本は同じものが2つとしてないことが魅力だそうです。筆で書かれた写本などで、それが言えるのは何となくわかります。版木で刷る版本についてはどうでしょう。例えば特に近世の本などは、同じ本でも刷られた時期によって、検閲の影響で文章や絵が異なることもあるはずです。また同じ版木で刷ったものでも、その版木でどれだけ繰り返して刷っているかで版木の摩耗具合が異なるので、やはり個性があるのだそうです。その一点一点の違いに興味を持ち、収集を始めると、なかなか沼だということも教わりました。

自分は版本や写本を個人で買ってみたことはないのですが、案外簡単に手に入るとも聞きます。神田などの古本屋に行けば、普通に平積みしてあるお手頃な値段のものも多いとか。また、今回紹介したような「古典籍展観大入札会」などの機会もありますし、案外、身近なものなのでしょうね。

虫干しなども頑張っている、和本をたくさん持っている友達のことも、今回ポスターをいただいたことで思い出しました。本を収集しそれを研究に活かしている、その子はなかなか楽しそうです。自分は研究はしていませんが、羨ましいので、和本の沼に足先だけでも突っ込んでみたいです。その一歩として、令和5年度の「古典籍展観大入札会」も、行ってみたく思いました。
皆さまもいかがでしょうか。興味を持った方、是非足を運んでみてください。

以上、令和五年度 古典籍展観大入札会のご案内でした。

くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。いろいろなご提案ができるかもしれません。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!

コトー

参考
東京古典会HPの「古典籍展観大入札会」紹介:https://www.koten-kai.jp/auction/detail/?id=47

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東京都豊島区に買取出張でうかがいました。

東京都豊島区に買取出張でうかがいました。
プログラミングや美術の本を沢山いただきました。
ありがとうございました。

 

『ギーガーズエイリアン』をいただきました。

ハンス・リューディ・ギーガーのデザインしたエイリアンが起用されている、映画『エイリアン』の制作に題材をとったドキュメント写真集です。ギーガーが映画の世界に与えた影響は大きく、現代の映画やゲームの中にギーガーの作りだしたエイリアンの影響を見ることができます。
ギーガーは『エイリアン』で1980年のアカデミー賞において視覚効果賞を受賞しました。

 

ギーガーの描いたエイリアンは人間に似ている要素もありますが機械的で、見ているとなんだか不安を覚えます。
何かわからないものや、自分の考えが及ばないものが一番怖いような気がします。そういう得体のしれない未知なものを生み出す創造力は、途方もないことのように思います。

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遠い宇宙に思いを馳せてー「SF宇宙生物図鑑」紹介ー

もう7月も終わりですね。朝事務所まで全力疾走すると汗だくです。冬ならこんなことはなかったのに。早く涼しくなってほしいものです。

最近観た映画の話から入りたいと思います。先日自分は「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022年・アメリカ・ダニエルズ監督)という映画を観ました。その映画の中では、宇宙は泡のようにたくさんあり、そのそれぞれは、宇宙史や生命史、人類史、並びに個人における「もしあの時こうだったら・こうしていたら」の世界であるという設定でした。もし駆け落ちをしなかったら、自分はハリウッドスターになっていた、とか。スーパーシェフになっていた、とか。
映画にはそのようにして様々な宇宙が登場しますが、その中でも面白かったのは、指がソーセージになっている人類の世界でした。指ソーセージ人類がホモ・サピエンスを淘汰した世界線では、人々の指はソーセージで、お互いの指ソーセージをもぐもぐし合い、足でピアノを弾いていました。
SFの想像力ってすごいなあと思った次第です。

そんな映画の記憶がある中で、事務所で目に留まった本がありました。「SF宇宙生物図鑑」(ウェイン・ダグラス・バロウ、イアン・サマーズ、ベス・ミーチャム著 、吉岡雄一郎訳、心交社、1994年)

SF エイリアン

例えばこれ。「ABYORMENITE」という生物らしいです。ハル・クレメントの「CYSLE OF FIRE」 に登場するとのことです。

SF エイリアン

身体的特性を見ると

ABYORMENITEは無性生物で、体調はおよそ1.2メートル、球根のような胴体を、六本の強靭な触手で支えている。丸みを帯びた胴体のてっぺんには口蓋があり、その口を使って呼吸し、話すこともできる。…(中略)…彼らは音の反響の周波数を感じ取って周囲を“見る”のである。…(後略)…(p14)

とあります。設定が細かく決まっていて、本当にその生物がいる気がしてきます。SFの面白さの一つは、フィクションであるその世界でのリアリティの追及が尽きないことにあるように思います。その世界はその世界として、言葉により完全に構築されています。

またぱらぱらめくってみます。「BLACK CLOUD」です。フレッド・ホイルの「THE BLACK CLOUD」に登場するとのことです。

SF エイリアン

これは「知性を有した雲」(p18)です。その文明については

それぞれの固体は遠く離れて存在しているが、特定の周波数の電波を使ってお互いにコミュニケイションを取っている。彼らはこの“遠距離会話”で、数学や哲学、宇宙の本質などについて語り合っている。(p18)

とあります。あまり自分はSFを読んだことがないので、「知性を有した雲」という言葉にこの図鑑で初めて出会いました。そしてそのイメージを今獲得しました。そんな者たちが自分が認識できない範囲にいて、広い宇宙を通じて語り合っている…そんなこともあるのかもしれない…きっとそうなんだ…。現実感を持ってその感覚が迫ってきました。

こんなものもいました。「SLASH」と言います。ピアズ・アンソニイの「KIRLIAN QUEST」に出てきます。

SF エイリアン

その文明の説明として

銀河大戦の初期、SLASHは惑星を襲い、住民たちを奴隷化しながら巨大な帝国を築きあげた。しかし、SLASHを盟主と仰いでいたアンドロメダ連合は、やがてレジスタンス勢力に破れてしまう。SLASHたちは辺境に追いやられ、平和のための研究にいそしむことを余儀なくされた。他の知的種族から未だに疑われ、偏見の目を向けられながら、SLASHは細々と生きながらえているのである。(p90)

とあります。
なんだか涙ぐましいです。人間の世界の歴史みたいですね。人間界で起きていることと同じようなことが、宇宙の各所でも起きているのかなあと思うとなかなか感慨深いです。人間だけでなく、知性を持った生命なら皆、征服の歴史から逃れられないのか…。

自分は今、少しめくっただけですが、思いもよらないイメージに出会い頭が歓喜しているのがわかります。これらの生物が出てくる小説も是非読んでみたいです。SFの魅力を感じます。SFは素晴らしい想像力で、読者の世界の認識を変えていく力を持っていると改めてわかりました。

夏休みの方も多いかと思います、SFを読み、蒸し暑い自宅から静かな遠い宇宙に思いを馳せてみるのもよいかもしれません。それはきっと、この現実を生きる力を与えてくれるでしょう。

以上、「SF宇宙生物図鑑」の紹介でした。

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参考
映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」サイト:https://gaga.ne.jp/eeaao/

東京都武蔵野市へ即日出張買取にて伺いました

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くまねこ堂からのお知らせです🎇

【くまねこ堂は今月休まず出張買取を行います!💨】

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先日は他のお客様の元へ出張買取に行く道中にお電話にてご依頼いただき、そちらの買取をさせていただいた後に、そのままお宅の方へ向かわせていただきました。
お電話にてお問合せいただけると、今回の場合のように即日出張買取をさせていただける場合がございます。店主の方から直接様々なご説明も、お電話だとスムーズかと存じます。ぜひ当店のフリーダイアルへお気軽におかけいただければと思います。

さて今回は東京都武蔵野市にて、大学の先生をされている方から大量の専門書・学術書をお譲りいただきました。こちらは研究室の前任の教授から引き継いだ書籍とのことで、専門分野の上では不要となってしまったものを整理したいとのご依頼でございました。

 

ジェンダー、キリスト教、宗教学、哲学、思想、福祉、非営利、公共といったキーワードの書籍を大量にお譲りいただきました。ありがとうございました!

🔥

また今回お譲りいただいた中で珍しかったものは「サバト館」の本になります。
サバト館は異端文学の出版元として、当店でも今回力を入れて買わせていただきました。生田耕作氏の署名入りの本などもございました。
貴重な書籍をお譲りいただきありがとうございました。

サバト館は装丁が非常に美しく、耽美的で怪しげな世界観がよく表現されているように感じられました。サバト館以外にも、異端・幻想・怪奇といったジャンルは本としての魅力があるものが多いように思います。当店でもよく取り扱わせていただいております。ご整理などをお考えの方、ご相談いただけると幸いでございます。

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神奈川県横浜市へ出張買取に伺いました🐟

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くまねこ堂からのお知らせです🎇

【くまねこ堂は今月休まず出張買取を行います!💨】

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暑すぎる・・・

今日お昼を食べた中華屋のテレビで海外のサスペンスが流されていたのですが、終始キッチュな感じで、しかしずっと見ていたいような気分で夏でした。バテた身体にスーっと入ってくるようです。猛暑が続きますが皆さまも水分に限らず補給しましょう。

さて先日は出張買取で神奈川県横浜市へ伺いました🐟~

医学書、語学書、資格の本、オカルト・都市伝説に関する本、絶版漫画、漫画の初版本、武道の本など、書籍をメインにお譲りいただきました。

90sの赤本です。デザインは現在と全く変わりないのではないでしょうか。全国津々浦々・・

テレパシー入門、ノスタルの大予言、人類は地球人だけではなかった、面白そうな本が並んでいます。子供の頃から好きなジャンルです。絶版漫画、初版の漫画もお譲りいただきました。今回は出てきませんでしたが、ドラえもんの初版本には特にお値段が付くようです。

おもちゃもお譲りいただきました!江崎グリコ「スポロガム」のおまけ玩具。昭和世代お馴染みのこちらは、98年まで販売していたようです。いろいろな乗り物たちですが、全然被っているものがありません。こんなに種類があったら集めるのも楽しそうですね🐟

色が絶妙です。可愛いなあ🐟💕特に蛍光色のものやスケルトンになっているものがたまりません。これもまた昭和レトロですね。

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謎めき魅力的な古代エジプト!ー「図説 ツタンカーメン王」(ふくろうの本)のご紹介ー

【くまねこ堂は今月休まず出張買取を行います🍉】

通勤や昼休みで屋外に出ると、暑くて耐え難いです。夜ならまだ過ごせます。やはりやさしいのは夜であったよ、の気持ちで、遅くまで起きていたくなります。そしてまた世人の生活時間帯には、ばててしまうのでしょう。困ったものです。

本日はこちらの書籍をご紹介します。「図説 ツタンカーメン王」(仁田三夫・河出書房新社・2005年)です。「ふくろうの本」の一冊です。

ツタンカーメン ふくろうの本

古代エジプトには自分は幼少期より、漠然とした憧れがありました。発掘調査の番組もよく観ていたように思います。発掘が進むと新しい発見があり、斬新な学説も唱えられるであろう分野は、ロマンがあります。謎は魅力です。

この書籍では、豊富な写真で遺跡から見つかった秘宝を紹介しているとのことです。

例えば有名なこのマスク。

ツタンカーメン ふくろうの本

額にハゲワシ(上エジプトを象徴)、コブラ(下エジプトを象徴)が飾られている。この2つが並ぶことで、エジプトを統一した者という意味を表している。ちなみに付け髭も王であることを示す。(p10)

と解説されています。なるほど、なんで額に何かつけてるんだろうと思ってましたが、エジプトの支配者であるというのを示しているのですね。あと、顎長いなあと思ってましたが、あれは付け髭なのか…。

またツタンカーメンの遺体が身につけていた装身具を紹介する「装身具」のページでは、次のような解説がされています。

これらは、私たち現代人がおしゃれのために身につけるものとは違い、宗教を背景としたもので、王の死後の至福を祈願するための「実用品」であった。「アクセサリー」ではなく、「護符」と呼ぶべきものなのである。(p44)

豪華なアクセサリーをエジプト王たちはたくさんつけていたのだなあ、くらいの気持ちで自分はいたので、あれは護符なのだという解説は発見でした。エジプトの遺跡発掘の際の呪いの噂は耳にしたことがありますが、祈りが込められているものをはがして持っていくのは、展示や調査のためといっても確かに不吉なのだという、妙な納得感があります。

ツタンカーメン ふくろうの本

ツタンカーメン ふくろうの本

 

次は、王の使用した日用品を紹介するページを見てみます。

ツタンカーメン ふくろうの本

ツタンカーメン ふくろうの本

扇や筆記具、下着や手袋なども残っているのですね。驚きです。

以上、「図説 ツタンカーメン王」を紹介してきましたが、こちらは同じ「ふくろうの本シリーズ」より2021年に改訂新装版が出ているようです(仁田三夫・村治笙子著、河出書房新社)。旧版から16年ですね。どのような新しい発見があり、以前常識であったことが塗り替えられたのか、気になります。併せて読んでみたいです。

古代エジプトは魅力的で、クレオパトラやツタンカーメンは文学や映画でもよく扱われてきたように思います。事実よりイメージが力を持ってきた歴史もありそうです。テレビのエジプト特集でも、再現ドラマによる愛憎劇復讐劇が見どころであったりします。
なので、こうして今日初心者向けであっても図説を手に取ってみると、知らないことがたくさんあって面白かったです。私の中にあるツタンカーメン像を意識しつつ、このような解説も読んで、その間がどのように生まれてきたのか、考えるのも大事でありそうです。
皆さまにも発見があるかもしれません。冷房のきいた涼しい部屋で、ぱらぱらめくってみるのはいかがでしょうか。

以上、「図説 ツタンカーメン王」(ふくろうの本)のご紹介でした。

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建築やデザインの書籍を買取いたしました🏢 

最近は暑くて食欲もなくなりがちです。食べる体力さえなくなってしまいます。身体を横たえているだけで疲れてしまう。どうしたものでしょうか。
涼しい季節を待ちわびています。

先日は台東区鳥越・蔵前に出張買取に伺いました。建築・デザイン・アートの書籍を中心に、PC関係の技術書、思想哲学の本、またちくま学芸文庫などをいただきました。買取金額もお客様の期待以上だったとのことで、喜んでいただけました。

以下のような本をお譲りいただきました📚

建築 デザイン

建築 デザイン

建築 デザイン

建築 デザイン

建築 デザイン
一冊ご紹介します。
「光のゼミナール―武蔵野美術大学空間演出デザイン学科面出ゼミ10年間の記録」(鹿島出版会・2013年)です。

光 デザイン

照明デザイナーの面出薫が行った、武蔵野美術大学での光のデザインを学ぶゼミの記録です。「面出ゼミは、光をキーワードにして、「人-モノ-空間‐環境」の関係を研究学習し、新たな生活情景をデザインするためのフォーラムです。(序論p11)」とあります。
光に注目するというのは、この本を手に取ってなるほどと思いました。光は基本的には人が活動する上で必要なものであるから、それに着目することで人間の生活や行動が見えてくるのですね。

「ライトアップゲリラ・アノニマスな都市の景観を光で再生する」の課題の部分を見てみます。「各種の光源や照明器具を使い、アノニマスな都市の景色を創造的に創りかえることを目的としている。各種の光に直接触れ、操作することを通じて、光の即興的性質を学習する。(p64)」としています。
その成果としてあげられているのが、例えば次。説明文には夜のゴミ焼却施設に光を当てたもの。夜の闇の中で視覚的に消失したゴミの山に丁寧に解釈を与えた光を重ねていけるとしたら、汚いゴミの山が夜に芸術的なオブジェとして蘇るかもしれない、という狙いが記載されています(p66)。

光 デザイン

照明による光は、意図のあるものです。目的がある光に照らされるなら、そこはそれまでとは異なる空間になるし、そのような光の経験があると、昼間に見てもそこが今までとは異なるように見えてくるのでしょう。

また「嫌われている環境をアートにする」という課題に取り組んだ記録として、煙突にプロジェクターで照射したものもあげられています(p74‐75)。

光 デザイン

この課題の紹介文では、煙突のような産業構造物が地域の芸術アイコンに変容する可能性を指摘しています(p75)。

光はとても身近なものだけれど、この本を眺めていると光について改めて考えさせられます。光を観察することで、人間のその空間への意識がよくわかるのだろうし、光によって、その意識も変化してしまう。光について考えることは、重要なのだとよくわかりました。

興味深い書籍をたくさん、ありがとうございました。

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絶版漫画やレコードなどをお譲りいただきました🎶

アイスがおいしい今日この頃です🍨
しかしすぐにとけてしまいます。儚いものです。アイスを食べるとは、その儚さを食べているのだと友人が同窓会で熱く語っておりました。
自分はその感じはよくわかります。皆さまも共感でしょうか。

先日は千葉県浦安市に、出張買取に伺いました。ご実家の片付け、断捨離に伴うご整理とのこと、絶版漫画やコミックセット、CD・レコードなどをいただきました!

買取品を少しご紹介します。以下は「サイクル野郎」です。

サイクル野郎 絶版漫画

恥ずかしながら存じ上げませんでWikipediaによって情報を得ますと、「サイクル野郎」は荘司としおの作品、1971年から1979年まで「少年キング」に連載されたとのことです。少年たちによる自転車日本一周の漫画ですが、各地を回る中で土地土地の風俗や流行が垣間見えるという意味でも興味深いようです。その時代、その地方をどう描いたのか、という視点でも楽しめそうな作品です。

次に写真をのせます、「イニシャルD」もいただいております。

イニシャルD コミック

「イニシャルD」はしげの秀一の作品、1995年から2013年にかけて週刊ヤングマガジンに連載されました。しげの秀一は「バリバリ伝説」というバイクブームの先駆けとなった漫画も描いています。(参考:ベストカー・イニシャルDプロジェクトHP「イニシャルD」)
「イニシャルD」については、自分も冒頭の数巻を借りて読んだことがあります。その時は、豆腐屋の車が峠を駆けているのが印象的だなあというところで止まってしまいましたが、スピード感をどのように紙にインクで表現するか、その限りない可能性と難しさを考えるならば、作者はそれにかなり長けていたのだろうと改めて思います。動かないもので、インクでできることだけで疾走感を出すために作者はどんな表現をしていたのだろうと、今更ながら気になりました。久々に覗いてみようと思います。

次は今回お譲りいただきましたレコードです。

自分はRCサクセションや忌野清志郎についてそれ程知ってはいないのですが、忌野清志郎が格好よくて、おちゃめで、愛らしいことは、折々思います。誰にも真似できない、魅力的な声を思い出して、時々聴きます。彼が現在生きていたら何を歌うのかなとも考えます。
忌野清志郎のホームページの「HISTORY」では、2009年「5月2日虹を渡り銀河系遥か彼方へ。」となっています。格好いいなあ。じゃあ彼はきっともっと素敵な世界で今も歌っているのでしょうか。時々こちらの世界のことも心配しながら。きっとそうなのでしょう。
深く存じ上げませんのに、勝手なことを申しました、失礼しました。

以上、買取品のご紹介となります。様々なお品物をありがとうございました。

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コトー

参考:
Wikipedia「サイクル野郎」項:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E9%87%8E%E9%83%8E
ベストカー・イニシャルDプロジェクトHP「イニシャルD」:https://initiald.bestcarweb.jp/initial-d
忌野清志郎HP「HISTORY」 https://www.kiyoshiro.co.jp/history/index.html

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くまねこ堂 古本出張買取対応エリア

東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城を中心に承っております。詳しくは対応エリアをご確認ください。

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