買取事例
『恐竜博2023』のご紹介 #国立科学博物館 #恐竜博2023
本日もくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は国立科学博物館にて2023年3月14日~6月18日の会期で行われる『恐竜博2023』をご紹介いたします。(ポスターを頂戴いたしました。いつもありがとうございます。)
今回の目玉は「ズール・クルリヴァスタトル」というアンキロサウルス類のようです。
草食竜が主役なのは珍しい気がします。(最近では当たり前なのでしょうか…?)
実は背中の棘は骨ではなく鱗から派生しています。
同じく背中に特徴があるスピノサウルスの帆やステゴサウルスの骨板とは性質も用途も異なっています。
我々でいうところの爪のようなものでしょうか。
こんなにいかつい見た目だと低く太い鳴き声を想像するのですが、
実際は小鳥のような高い鳴き声だったとする調査結果をつい最近ネットでちらっと目にしました。
(元記事ご存知の方いらっしゃったら教えてください…!)
もしかしたら鳴き声でコミュニケーションを取るくらいのことができたのかもしれませんね。
もう私も立派に歳だけは大人なわけですが、恐竜はいつ見てもテンションが上がります。
でかいし強そう!!嗚呼、そんな存在に私も成りたい…。
本展は日時指定制です。
ご来館の際は以下のHP等をご確認ください。
公式HP: https://dino2023.exhibit.jp/
Twitter・Instagram: dinoexpo2023
くまねこ堂では、古書はもちろん切手や古銭、美術品、骨董品、古道具、おもちゃなど幅広いジャンルの品物を扱っております。
ご処分ご整理にお困りのお客様は是非一度お電話やLINE、メールにてご連絡くださいませ。
スタッフ一同ご依頼を心よりお待ちしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
トリ
お引越しに伴うお片付けで落語CDなどをいただきました💿
桜の花びらがベランダに積もっていて、春を感じました。
皆さまいかがお過ごしですか。
先日は東京都品川区旗の台に出張買取にお伺いしました。お引越しに伴う遺品整理でのご依頼でしたが、ハイエース2台分の荷物があり、引き上げて査定して構わないとのことで、以下の写真のようにたくさんのお品物を運んでおります。
片付けもさせていただきました。お引越しもあるためお客様はお急ぎだったとのことで、喜んでいただけました。お役に立てたこと、こちらも嬉しく思います。
今回お譲りいただいたものの中には、たくさんのCDもございました。
落語もお好きであったとのことで、古今亭志ん朝や立川談志などのBOXCDもいただいております。
自分は寄席などに行った機会はないのですが、テレビでたまに落語を観ると落語家によって落語の印象が大分違うなあとよく思います。古典落語を思えば、200年くらいこの土地で同じ話で人々は笑ってきたのでそれもすごいことです。話の内容はわかっていても、その落語家がその場で生み出す語り口に興趣があり、それが楽しみになるのでしょう。この人はこの話をこうやるのか、と。
今回はCDをお譲りいただきましたが、落語のCDというのも面白いものかと思います。場の空気感も含め、語りは一回性のものですが、古今亭志ん朝も立川談志も既に亡くなっています。もう語ってはくれない人の語りが、音声として記録として残っている。いつまでも彼らはディスクを機械にセットすれば語ってくれるらしい、本人自体の生み出す空気感は再生できないけれども。声だけが機械から出てくる中で聞く落語は、寄席で生身の人間が語るそれとは異なるかもしれませんが、それはやはり貴重でしょう。
話芸への興味は持ちつつ接近できていない自分ですが、CDなどでまず聞いてみるところから始めてみるのもよいのではと、今回の買取を経て思いました。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!
本日もお読みくださりありがとうございました。
コトー
ディスクガイド特集≪シューゲイザー・アンビエント≫
変わりやすい気候が続きますが暖春の萌でしょうか。
くるりの東京という曲の歌詞に、『今年の夏はあまり暑くなさそう相変わらず季節に敏感でありたい』とありますが、繊細で、しかし頼もしい感じがしてつい目の奥が暑くなります。
そういうわけで?本日は音楽ブログ
≪ディスクガイド特集»です!
先日様々なジャンルのディスクガイドをお譲り頂いたので、2冊紹介させていただきます。
≪シューゲイザー・ディスク・ガイド»
21年に出版されたばかりの、話題のディスクガイドです。
これでもかというくらい盤と解説で埋め尽くされています。熱量・・・!
ビギナーから玄人リスナーまで。シンプルなレイアウトで見やすく、疾走感のある一冊です。
カラーページが多いのも嬉しいポイントです。
名盤が並んでいます。
どのジャンルについても同じことが言えますが、音楽を新しく開拓する時、ジャケットはよく見るけど聞いたことが無い、有名すぎてどれから入ったら良いのか分からない・・・ということもあるとでしょう。
私自身、一昨年マイブラッディヴァレンタインの音源がサブスクリプションで解禁された時は(当時かなり話題になっていましたね)、聴きたいけれど通っていないしなあと好機を逃しかけていました。
そんな時にこそディスクガイド。
解説を読んだならば!聴き欲がふつふつと沸き上がりたちまち導かれてゆくでしょう
~轟音へ~
甘く浮遊感溢れるサウンドが脳を湯浸しにします。
続いて、≪アンビエント・ミュージック1969-2009»
装丁から引き込まれます。美しいです。
アンビエントミュージック、言葉通り、環境に溶け込む音楽を指します。
エリックサティが「家具の音楽:musique d’mameublement」という室内楽曲を作曲したことが環境音楽の起源と言われています。
「家具の如く存在し、意図的に聴かれないための音楽」
というコンセプトで作曲・実演され、このコンセプトを昇華させる形でブライアン・イーノが“アンビエントミュージック”を着想させました。
ビートや構造化されたメロディーを持たなかったり、環境音(何かのアナウンスやプロペラ音などごく自然な)が多用されるという特徴がありますね。
環境音楽の認識や派生、先ほど登場したイーノについてもコラムが充実しています!
音楽理論や・曲の解説がメインというわけでなく、音がある空間・場所の現象学的な認識についての記事も多くありとても興味深いです。
盤の解説と併せて、時代を追っていくような形式になっており大変勉強できそうです。
どちらもボリューミーであり専門性が高い!
ジャケットがまるまる掲載されており、カバーアートを楽しめるのもディスクガイドの醍醐味ですね。
以上、ディスクガイド≪シューゲイザー・アンビエント≫編でした。
他にも様々な興味深いディスクガイドはじめ音楽本をお譲り頂きましたので、追々紹介できたらと思います。
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
★☆★
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星
初版かと思われたが…罠!?!? #銀河鉄道999 #絶版漫画 #松本零士
本日もくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回はこちらの絶版漫画を皆様にお見せしたいと思います。
どちらも松本零士『銀河鉄道999』(少年画報社)の1巻初版です。
🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔🤔
!?!?!?!?!?
こういうのは古い漫画あるあるだったりするのでしょうか??
重版かとも思われたのですが、同じ『銀河鉄道999』の別の巻の重版には大きく「重版」と印刷されています。
単なるミスなのか真相は分かりませんが、何か特別感があって良いですね。
映画『マトリックス』に出てくるはぐれプログラムたち的な良さがあります。(伝わってくれ…!)
くまねこ堂では、古書や骨董はもちろん今回ご紹介したような絶版漫画、切手、古銭、古いおもちゃなど様々なジャンルの品を査定することができます。
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スタッフ一同ご依頼を心よりお待ちしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
トリ
語ることの力ー完全朗読版「平家物語」(全29枚) [新潮CD]ご紹介ー
春は生活に変化が訪れる季節ですね。
10年前、自分も東京の街に出てきました。
10年経っても、あい変わらずわけの解らない事言ってます。
恥ずかしいことばかりです。
皆さまはいかがですか。
去年の春頃、アニメ映画「犬王」が公開されました。古川日出男の「平家物語 犬王の巻」を原作として、湯浅政明が監督をしています。伝説の能楽師として名前は残っているものの、どのような人物であったのかは不明である「犬王」という人物に関しての物語です。
犬王とバディとなるのは琵琶法師の友魚であって、作品は、彼が語った犬王の物語であるという構造になっていました。
作中、友魚が語ることで自分たちがここにあることを示そうとするのに対されていたのが、覚一の平家物語が筆記されて、将軍により正本とされることであったと自分は記憶しています。それが印象的でした。
語ることによる場に発生する力というものがある、そのことが意識される作品であったと思います。
平家物語は我々は教科書で必ず触れますが、お利口さんをして勉強として読むだけでは体験しえないものが、物語には常に秘められているはずで、それを感じられる一手段として「語られること」はあるように思います。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで今回は以下のCDをご紹介してみたいと思います。
完全朗読版「平家物語」(全29枚) [新潮CD] です。
我々は語られる時は、語り手と時間と空間を共有することになります。CDであっても、一時停止やスキップなどをしない限り、部分的ではありますが、それは発生するでしょう。本を黙読するのでは時間も空間も読者の側にあるが、語られるならこちらは向こうの時間と空間に身を任せることになるのです。
教科書で読んだ平家物語とは違う印象を抱くかもしれません。もちろん、当時琵琶法師が語ったものと、現代に朗読(!)されたものは別ものでしょうが、何か一歩そこに近づけるような気もする。
語りとは何なのか、映画「犬王」を観た時にはよく考えました。今もわからないけれど、今回ご紹介したCDなど様々なものに触れながら、引き続き考えていきたいと思います。
今年の夏は暑くなるのでしょうか。その頃も私はまだ東京にいるはずです。こんな歳になっても、あい変わらず季節に敏感にいれるのなら、ありがたく思います。
本日はくるりの「東京」を思い浮かべつつ、映画「犬王」の感動を回顧しながら、完全朗読版「平家物語」(全29枚) [新潮CD]をご紹介しました。
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本日もお読みくださりありがとうございました。
コトー
参考:「犬王」公式サイト:https://inuoh-anime.com/
くるり公式サイト:https://www.quruli.net/
南アルプス市へ出張買取に行ってきました!🌞
先日は、ご実家のお片付けのためのご依頼で、山梨県南アルプス市へ出張買取に行ってきました!
出発前は南アルプスと聞いてびっくりしましたが、行きは道路が空いていて、2時間ほどで無事に到着いたしました
赤塚不二夫、藤子不二雄、手塚治虫、永井豪などの昭和の絶版マンガや、美味しんぼや“こち亀”など、マンガを中心に買い取らせていただきました!
ひかりのくにのテレビ絵本もお譲りいただきました!
(宇宙刑事シャリバン、初めて知りました🤣)
また、お客様は音楽もお好きだったようで、ギターやアンプ、バンドスコアなども多数お譲りいただきました!
ユニコーンやミスチル、バービーボーイズやジュンスカなどロック系が多いですね
他にも映画のパンフレットなどもお譲りいただきました。
ご依頼いただき誠にありがとうございました!
くまねこ堂では、お品物の内容や量によっては遠方からのご依頼もお受けしております。
地元に頼める中古業者さんがいなかったり、断られてしまって、都内の当店にご相談くださったというケースも過去何回かございます。
まずはお気軽にご相談ください
以下、道中の思い出です↓🚗💨
お天気が良かったので、
富士山やアルプス連峰がてっぺんまでくっきり見えてとてもきれいでした
スマホで撮るとちっちゃいですが、富士山はやっぱり迫力があって何度見ても「おぉ…!!」と唸ってしまいます(笑)
山梨といえばほうとう!!
食べることが出来てかなり嬉しかったです♪
麺はモチモチで野菜も甘くて、美味しかった~(*´▽`*)
帰りはかなり道路が混雑していて事務所に戻るまで3時間もかかってしまったのですが、その車中では店主と信玄餅を食べました。信玄餅、車の中で食べるにはかなりデンジャラスなおやつですね(笑)でも美味しかったです♪
良き小旅行となりました😏
遠方からのご依頼、お待ちしております!
ポエ
展覧会のご案内です《特別展東福寺》
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は2023年3月7日~5月7日に東京都国立博物館で開催される「特別展東福寺」のご案内です。
日本を代表する禅寺のひとつである東福寺の寺宝が一同並ぶようです!
明兆の記念碑的大作であり修理後初公開となる「五百羅漢図」や、応仁の乱による戦火を免がれた文化財の数々、特大サイズの仏像等々…まさに…
禅ワールドです!
それにしても素敵なポスターです。
「五百羅漢図」の五百羅漢とは釈迦の弟子500人の事だそうです。
修理は約300年ぶりのことで、躍動的な動きがより表現され色彩も綺麗になったそうです。
資料集などでしか見たことのない財の数々に触れ、禅宗文化を感じる素晴らしい機会です。
東京都国立博物館 平成館、皆さま是非足を運んでみてください♪
特別展 東福寺
2023年3月7日~5月7日 東京都国立博物館
★★★
くまねこ堂では古本だけでなく、CDやDVD、ゲーム類、お茶道具、アクセサリーや切手、万年筆など、幅広いジャンルの商品を見ることが出来ます。
遺品整理やお品物が大量の場合なども対応可能です!場合によっては即日出張買取も可能です!!
ご整理やご処分にお困りのお客様がいらっしゃいましたら、是非お電話、LINE、またはメールフォームにてお気軽にご連絡くださいませ。
またお客様からの感想、レビュー、クチコミ、高評価などいただけますと、スタッフの日々の励みとなります!よろしければどうぞお願いいたします!
スタッフ一同心よりお待ちしております。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
星
サブカルの地・東京都世田谷区へ出張買取に伺いました
先日は東京都世田谷区へ、亡くなられたお父様のお持ちだった大量の蔵書のご整理で出張買取に伺わせていただきました。音楽、映画などサブカルチャー関係の本、特に評伝、批評が多くございました。70年代のSF雑誌も、創刊号から揃いでもっておられました。こちらはなかなか珍しいそうです。
かつては雑誌からしか得られない情報があった、という話を耳にしたことがあります。そのような時代には雑誌は習慣的に買うものでしょうから、今回のお客様のように揃っていてもおかしくない、というのが現代とは違った感覚なんだそうです。
それだけ雑誌の情報はホットなものだったのでしょう。たまに雑誌を読むと、その性質上たしかに本ほどまとまってはいませんが、スマホを使ってザッピングするよりは深い情報に出会えるような感覚があります。
今回は特に音楽の単行本をたくさんお譲り頂きましたので、そちらのご紹介をさせていただこうと思います
『ele-king』『レコード・コレクターズ』『ミュージック・マガジン』『文藝別冊』などの雑誌は特集もなかなか面白そうなものがございます。
ロック・プログレ・ヒップホップ・テクノ・アンビエント・レゲエ、さらにはジャズやクラシック、オペラまでほぼ全ジャンルと言ってもいいくらい幅広い書籍の数々です。
音楽が好きな人には単純に聴くのが好きという人もいますが、今回の方のように社会文脈や思想として音楽に興味があるという人もまたたくさんいると思います。
かくいう僕もそのような音楽好きの側面があるかと思います。
このような音楽関係の書籍は古本だとしても、装丁が凝っていてカッコよかったり、当時どのように語られていたのかが分かるのが面白いので、比較的需要があるかと思います。また音楽について語るというのは、とくにロックが70年代になり難解になってきた辺りからが面白いと思います。
今回お譲りいただいた本はまさにその時代を含み、比較的最近のものまでございました。状態も良く、量もたくさんございましたので、しっかりと分かりやすくお値段のご提示をさせていただくことができました。ありがとうございました!
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くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!
小野
ヒロインの負うものー「風の谷のナウシカ 豪華装丁本」(上巻・下巻・徳間書店)のご紹介ー
受験シーズンです。
試験のために初めて上京した時のことを思い出します。東京の電車の混雑と混乱、そして広告の多さに驚きました。ぼんやりとしていることを許さない街なのだと。
受験生の方、応援しております。体にどうぞ気を付けて。
本日は以下の本をご紹介したいと思います。「風の谷のナウシカ 豪華装丁本」(上巻・下巻)(徳間書店)です。
以前もナウシカについて触れた記事を私は書きましたが
(2023年1月5日「映画音楽の再発見ー「風の谷のナウシカ サウンドトラック」のご紹介ー」https://www.kumanekodou.com/32148/)
ナウシカとは何者なのか、コミック版では映画版よりもさらに考えてしまいます。物語はナウシカを中心に進むため、我々はナウシカが何を考えて行動しているのかを辿ることができます。それでも、彼女の行為は正しい・間違っているの単純な二項対立に持ち込めないことがよくわかります。
このブログではネタバレを避けようと具体的なことを述べていませんが、彼女は別の立場の人間から見れば、大犯罪者とか、悪魔とか、そう認識されてもおかしくないのです。
それは現実世界の問題が、二項対立で処理できないことと同じでしょう。
また、ナウシカについて以前より考えていたことがあり以下を書いてみます。
ナウシカはかなり「女の子」として聖性を持たされている人物だと思います。胸が強調されていること、歯を見せてくっきりと笑うこと、からそれを感じます。だから何とも大変な女の子です。負わされているものの大きさよ、と。絶対に「女の子」でないといけない、そしてそんな「女の子」が救世主にならなければならない。いやいや、大変です。
そう思うなら、例えば、同じく宮崎駿監督「千と千尋の神隠し」の千尋やリンは豊かな胸のある人物として描かれていないです。彼女たちは何かの心のくすぶりを持っていたり、バリバリに腕まくりして働いてたりしています。
一方、にっこり・くっきりとした笑みについては、宮崎駿の描く女の子はよく持っているように感じていましたが、「もののけ姫」のサンはそのように笑わなかったのではないかと最近思っています。エボシやタタラの女性たちが、腹から声を出して笑う場面があるのに対して、彼女は笑わない。アシタカに心を許した時にも、微笑むだけです。サンは宮崎アニメの女の子に珍しい、微笑みの人なのではと私は考えています。それは彼女が歯を見せて心から笑うような、そのようなことが許される育ち方もせず、環境にもおらず、というところからくるのでしょう。彼女はいつも引き裂かれている。
このようなことを端緒にして、宮崎駿アニメのヒロインの比較や変遷を見るのは、なかなか興味深いことに思います。
でも宮崎駿作品をじっくり観ていたのは大分昔の子供時代でしかないから、もう一度観返したら、今書いたことの反例が見つかってしまうかもしれません。また、宮崎駿に関してはたくさんの批評や論文があるのでしょうが、それも読んでおらず私は勝手に言っています。ですので、既に述べられていることなのかもしれません。勉強不足、申し訳ありません…。
いずれにしろ、宮崎駿のアニメは私をずっと惹きつけているし、考えたいことが山ほどあるし、どんどん出てきます。
拙い自分の文章ですが、今一度皆さまに、宮崎駿作品の魅力(そして危うさ)を伝えることができるのなら幸いです。
くまねこ堂では、古本やDVD/CDの他にも、古道具や骨董品、アクセサリー、切手、万年筆、レコードや古いおもちゃなどなど、様々なお品物の買取も行っております。
ご処分をお考えの方、またご整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。お電話またはメールフォーム、LINEにて、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!スタッフ一同心よりお待ちしております!
本日もお読みくださりありがとうございました。
コトー
世界美術大全集やニコンカメラなどをお譲りいただきました📷
春の予感があります🌸
受験生の方にとっては追い込みの時期ですね。お身体気を付けてどうぞやり抜いてください。
先日は東京都新宿区内藤町のお方から遺品整理のご相談をいただき、即日出張買取をいたしました。本はすべて回収させていただきました📚
ご整理のお役に立てたのなら嬉しく思います。
お譲りいただきました本の中には、「中国古典文学大系」や「世界美術大全集」の東洋編・西洋編がありました。以下は「世界美術大全集」です。
重厚感のある美術全集だなあという感慨です。これが家にあったのなら、世界の絵画のすべてを自宅に収めたような気持ちになれそうです。印刷も綺麗で、満足感と充実感があります🎨
また、今回は腕時計や、ニコン・一眼レフなどのカメラもいただいています。
黒いボディがカッコいいですね✨
シリアルナンバーと富士山マークも入っております。カメラをお好きな方には興味深いのではないでしょうか。
現在はスマホで誰でも思った時に気軽に写真を撮れ、スマホのモデルチェンジと共に画質はどんどん上がっていくものの、二度と見ない写真がフォルダにたまり続けたりします。写メったことに満足してる時もあるのかもしれません。記録するだけの意図なら、そのような形になるのでしょう。
でも写真で表現しようとするのなら、撮る機材にはこだわりが生まれます。写真は撮る人間の目線であるし、その人間の世界の解釈であると同時に、レンズを通しフィルムに記録されるという意味で、その人間の意図を超えたものにもなり得ます。写真はその被写体そのものではなく、撮る側の表現であり芸術です。そういうことは、「写ルンです」などでちょっと遊んでみただけの私でも思いましたから、カメラにこだわり、それで作品を生み出そうという人なら、よりビシビシと感じているはずです。
カメラの世界、奥深そうです。いつかもう少し立ち入ってみたい。
そんな感想を持った買取でした。たくさんのお品をお譲りいただき、誠にありがとうございました!
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コトー