買取事例
時代を奔走する若者にさわやかな青春を感じてみませんか🏃
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。
さわやかな春風が吹くようになり、過ごしやすく感じる日が増えてきました。眺めの良い場所へお出かけしたくなりますね
先日は出張買取で江東区のお客様より直木賞・芥川賞受賞作の初版本、歴史学、民俗学、平凡社ライブラリー、CDなどをお譲りいただきました。ありがとうございました。
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本日はこちらを紹介させていただきたいと思います。
1998年に行われた司馬遼太郎展の図録です。表紙からなんだかかっこいい図録ですね。
このように司馬先生の取材をされている姿や使っていた私物、原稿など様々な写真が載っています。
左上の写真は、燃えよ剣の取材風景のようです。わたしが初めて読んだ司馬先生の小説は燃えよ剣でした。中学生の頃に読んだのですが、それから歴史に対する考え方などが変わって、今まで以上に歴史に対して興味を持ち始めたような記憶があります。
刀を持っているお姿やご夫人とのツーショットも素敵です。
こちらは私物とご自宅の書庫の写真。最早お店を開けてしまうのでは、という程大量の本、凄まじいですね。お店というよりむしろ図書館…さすが作家さんです。
私物の方も、興味深いものがたくさんです。牛乳鍋なんていうものも、わたしは見たことがなかったので初めて知りました。ティファールみたいなものなのでしょうか。
原稿の写真です。色ペンがかなり使われていますね。わたしは原稿そのままの「二十一世紀に生きる君たちへ」を読んだことがあるのですが、元の文字が見えないほど色ペンで埋め尽くされていました。色鉛筆は、緑と黄色を多用していたとのことです。旅行中は多色ボールペンが必需品だったとも書かれていました。
こちらは坂の上の雲と竜馬がゆくの取材ノート。かなり使いこまれているのが見てわかりますね。竜馬がゆくの右側の取材ノートの表紙には、木のような森のような絵が描かれていて面白いですね。何を思ってこの絵を描かれたのか、とても気になります。
竜馬がゆくの初版本です。わたしは文庫版で読んだので、初版本のデザインははじめて見たのですが、こちらも素敵ですね。司馬遼太郎といえば!と聞かれれば、竜馬がゆくを答えるひとは多いはずです。わたしも大好きな小説です。とにかく、司馬先生の小説で何が凄いかというと、小説を読んでいるのに、まるで一本の映画を観ているかのようにその情景が鮮明に頭に浮かぶ物語の流れです。自分も登場人物と共に爽やかな青春を過ごしているかのような感覚になります。そして、物語に出てくる人物たちを、読み終えるころにはとても好きになっていて、もっと知りたいと思わせてくれるような書き方がされているのも好きなところです。
いまでも多くのファンがいる司馬先生の小説は、日本の宝ですね。司馬史観という言葉が生まれるほど社会に影響を与えただけあり、読まれ続ける理由がよく分かります。
秋には、燃えよ剣の実写映画が始まる予定みたいですので、気になる方は是非!
くまねこ堂では古本を始め、古道具、アクセサリー、時計、万年筆、古いおもちゃなど幅広いお品物の買取を行っております。ご処分やご整理にお困りのお客様は、ぜひお気軽にご相談ください。
お電話、メールフォーム、またはLINEにてスタッフ一同心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ち
古本約5000冊📚 リピーター様より沢山のお品物をお譲りいただきました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。
先日は世田谷区のリピーター様よりご依頼で、社会学、政治学、経済学、歴史学、宗教学、学術書、専門書、全集、音楽、岩波文庫など本棚35本分で約5000冊の古本、その他古道具などもお譲りいただきました。ありがとうございました。
店主を含め四人で出張買取へ向わせていただき、ハイエース二台分満杯の量の買取となりました。
くまねこ堂では、この様な大量買取にも対応することが可能ですので、大量の本や古道具、または重量のあるお品物などのご整理やご処分にお困りのお客様はぜひくまねこ堂までお気軽にご相談ください。
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さて、本日は買取させていただいた本の中から私が個人的に気になった本を紹介させていただきます。
「地図・グラフ・図解でみる 一目でわかる江戸時代」/竹内誠(監修)・市川寛明(編集)
江戸東京博物館の館長さんと学芸員さんが書かれた史料です。わたしは小さな頃から江戸東京博物館が大好きで、大人になった今でもたまに一人ででも行くのですが、この時代の人々の暮らしは興味深いことが多く、行くたびに新たな発見があります🌞
こちらは江戸時代の物価や現代との物の価値の違いが表にされているものです。
画像に書かれている通り、4文=100円と同じくらい という感覚で計算すると、そばやうどんは一杯400円ということですね。これが素うどんやざるそばなど具があまりないものだとして、外食であれば今とあまり変わりませんね。しかし、駕籠代は日本橋から吉原までは現代の値段に換算すると約5000円となり、(吉原は今でいう浅草寺のあたりだそうなので吉原=浅草と考えることにします)かなり高いようにかんじますね。なんなら歩いた方がいい気が…。歩けば約一時間ですが、私だったら5000円も使うくらいなら歩いちゃうかな😂 ちなみに今は都営浅草線を使えば、日本橋から浅草までは5駅で178円で行けますよ🚃
ただ、ここで書かれている吉原とは恐らく吉原遊廓のことだと思われますが、吉原は一度火事になり場所を移転していて、新吉原が浅草の方で、元の吉原は今でいうと人形町の辺りなのです。ここには新旧どちらかは記されていませんので、仮に旧吉原の事だったとすれば、日本橋から人形町なんて目と鼻の先なのに、とんでもない値段だと思いませんか🙄でも、浅草の方のことだと思いますがね笑。
サイトで検索すると、1文=20円くらいと書かれているところもあり一文が何円かは曖昧だったりするのですが、大体20~25円といったところのようです。
こちらは、問屋さんの数や人数などの表です。醤油酢問屋さんの数、とても多いですね。水油仲買さんと同じ数です。水と油は生活の中でたくさん使われますから、数が多いのも納得ですが、醤油とお酢もそれだけ使われていたんだと思うと面白いです。
冥加金についてですが、下取り酒問屋さんに課せられている金額が圧倒的に高いですね。木綿などもかなり取られています。ちなみに冥加金とは、商工業者が課せられた営業税で、上納金のようなものみたいです。問屋によって課せられている額がかなり違いますね。
こちらは江戸時代のリサイクルシステムについての図です。動物のみならず人の糞尿まで肥料にしたり、着られなくなった着物は小さくリメイクして子ども用にし、さらに着古したら雑巾、そして燃料へ…と、かなり物を大事にして、なんでも使えるものは再利用していたようです。壊れた物も、修理屋さんがたくさんいたようで、直してもらって本当にダメになるまで使っていたと言います。これは現代人もマネするべきですよね。古着屋さんや古道具屋さんなんかも結構あったみたいです。まだ使えるものをすぐに捨てずに再利用できる限り使い続けたり、要らなくなったものを必要な人にゆずっていくのは、資源の削減にもなりますし、環境にとても良いですね。
くまねこ堂では古本を始め、古道具、アクセサリー、時計、万年筆、古いおもちゃなど幅広いお品物の買取を行っておりますので、みなさんも捨ててしまおうか迷っているものがありましたら、捨ててしまう前にまずは一度、くまねこ堂までお気軽にお問い合わせください。
お電話、メールフォーム、またはLINEにてスタッフ一同心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ち
眺めるだけでも楽しい!昭和レトロ家電の本が入荷しました
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
先日は東京都国分寺市のお客様よりCD、クラシック、スコア、楽譜、DVD、専門書、学術書、音楽書などをお譲りいただきました。ありがとうございます。
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つい先日、先輩スタッフとデジタルとアナログはどっちの方がコスパとかがいいのかという話をしまして(歯ブラシと電動歯ブラシの比較のような)
電動って確かに便利ですけどたまに「それ電動にする必要あります?」と思うようなものもあったりしますよね。そんな話をした後でこんな本を発見しました。
「懐かしくて新しい 昭和レトロ家電」
昭和30年代の電化製品についての書籍です。この頃から徐々に身の回り色々なものが電化していったようですね。中にはユニークな家電も沢山ありました!
では早速、いくつかご紹介させていただきます。
「ゆで卵器」
これっ!サザエさんで見たことあるやつだー!
鍋でお湯を沸かしてそこに卵を入れればゆで卵自体は作れてしまいますが、、固さを失敗せずに作れるというのは嬉しいですよね。
結婚祝いでの贈答品としても人気があったようなので需要はそれなりにあったようです。
「乾電池消しゴム」
…結構なサイズ感ですよね。手は添えるだけで何でも綺麗に消せるということで。
消しゴムを電動化する必要あるのか?と思ったのですが、細かい作業をする設計やデザイン関係の方には需要があったようです。なるほど、確かに。細かい部分の消しゴムかけって結構難しいし神経使いますからね。そう考えると意外と便利な商品かもしれませんっ!
「スナック3(スリー)」
トースト、目玉焼き、ホットミルクが一度に調理できる家電です。朝のあわただしい時間にご活用くださいとのことだったようですが…使い勝手はどうだったんですかね?(笑)
おままごと感があって可愛くて私は好きですけどね
電化製品は時を経るごとにどんどんスタイリッシュになっていって、今ではフォルムもシュッとしたカッコイイものが多い印象ですが、昭和の電化製品は丸っこくて可愛らしいフォルムの物が多い気がします
身の回りの電化製品の昔の姿を改めて見てみるのも面白いです!
くまねこ堂では古本はもちろん、CD、DVD、ゲーム、骨董品、アクセサリー、おもちゃなどなど幅広いジャンルの商品の買取を行っております。
ご処分やご整理にお困りの方は、ぜひ一度くまねこ堂にご相談ください。お電話、メールフォーム、LINEにてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
クウスケ
🍓イチゴ狩りの季節!栽培技術に関する書籍が入荷しました。
先日は東京都武蔵野市のお客様より遺品整理、ご処分のご相談を頂き、
特撮、格闘技、武道、医学書、図鑑、万年筆、図書カード、
ギフト類、贈答品、掛け軸などをお譲りいただきました!
ご依頼誠にありがとうございました!
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スーパーに沢山のイチゴが並ぶ季節が始まりました。🍓
みなさん、イチゴ食べてますか。
私はイチゴ、好きです!結構買っちゃうタイプですし、
なんならイチゴ狩りに年1度は行く位好きです。
そんなイチゴを、栽培する事業者の方向けの書籍が入荷いたしましたのでご紹介します。🍓
「まるごとわかるイチゴ: 基礎知識、栽培技術、品種解説、海外動向まで完全網羅」
/西澤隆著 農耕と園藝」ブックス
改めて地図で見ると、いやはや。
日本全国各地でこんなにたくさんの品種のイチゴが育まれているのですね。🍓
全体的にお姫様扱いが多い。
こりゃあサンリオのキャラクター、イチゴの王様🍓も嬉しいでしょうね。
そんな中でいばらキッスってかわいい名前だなあ。
サマーアミーゴとかも変化球のネーミングで、
じゃじゃ馬なんだな、って印象を受けます。ふふふ。
冒頭のページに癒されたのですが、開いてゆくと、もう科学的な栽培技術からイチゴ市場について、所せましと記されており、家庭のベランダでちょっとだけ育てる★なんて私のような生ぬるいユーザーは手も出ない内容が書かれております。🍓
🍓そんなわけで、これからイチゴ狩りに行く皆さんの為に、
病気のイチゴが掲載されたページを取り上げたいと思います。
「灰色かび病」という症状の画像なのですが、
左は素人じゃ病気だってわからなくて取って食べちゃうレベル。右は絶対に食べない。
上2つの症状のようなイチゴは、結構巷でも見かける気がします。
普通に食べちゃう★
小学生中学生だと、こういうまだ赤くなってないイチゴ、
一つは食べてみるみたいなチートがクラスに一人は絶対いますね。
私も昔、食べてみたことがあります(おそらく正常なものだったと思います)。
しかし、青い段階で細菌が原因の病気に掛かったイチゴもあると知ったので、
お子様注意です!
奇形のイチゴも、食べちゃう★
しかし、上記のページに記載の通り、受粉促進のためにミツバチって、、、
ミツバチってすごい。これはミツバチ様様ですわ。
こんなに己の種だけでなく、他の生き物に貢献することってありますか。
人として見習いたい。
右の写真のイチゴ見つけたら、もう小学生大喜びですわ。
大きく口を広げて頬張りたい。
一般人から見ても日々、スーパーで見かけるイチゴの有難みが増す一冊となっております。
是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
🍓🍓🍓
かこさん
みなさんの憧れだったアイドルはいますか?
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただき有難うございます。
先日は港区西麻布のリピーター様よりご依頼で、新刊書、実用書、ビジネス書、写真集などをお譲りいただきました。ありがとうございました。
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本日は気になった写真集がありましたので紹介させていただきたいと思います。
昭和のスターのプロマイドが沢山掲載されています。表紙の百恵さん、幼さが残っていて可愛らしいです。自分から見ると大人っぽいイメージがある女性なので、新鮮な感じです。
セーラー服の少女がずらり。この年代の京都では特別な場合を除き、二十歳以上がセーラー服を着ることは法律で禁じられていたと書かれておりました。その法律って一体何のためなんでしょうか…😅今ならみんな自由に着てますものね。大人になってからも制服ディズニーなんかを楽しんだりコスプレを楽しんだりする人が沢山います。私も中学・高校とブレザー制服だったので、今でもセーラー服には憧れがあります。
そしてよく見るとコメントの最後に点数がつけられていて、浅丘ルリ子さんは百点満点なのですが、他の方は80点、60点と下がっていき、山口百恵さんなんかは嫌いだから、という理由で5点にされていますよ!!全く失礼なライターさんですね。というか、あなたの好みでしょうが…😓今この令和の時代にこんなコメントの書き方や点数をつけたりなんてしたら、大ブーイングを受けそうです。昔だから許されていたことって、沢山ありますよね…と平成生まれの私が言ってみるのでした笑
キャンディーズにピンクレディ!この時代に生まれていない私でも、名前はもちろん何曲か知っている歌もあります。
私の知っている和田アキ子さんではない…!お若い頃はこんなにイケイケなお姉さんだったのですね。まつげもバシバシでカッコいいです。
こちらは吉永小百合さん。昔から品のあるお綺麗な方だったのですね。この方は本当によくお着物が似合っています😭💘
美空ひばりさんです。大変失礼なお話なのですが、私は小さなころ、美空ひばりさんをニューハーフの方だと勘違いしておりました…。多分、女性でありながらしっかりとした歌声なので、そう勘違いしていたのかもしれません。お恥ずかしい話です😂
いかがでしたか?みなさんにとって懐かしいアイドルや、憧れだったタレントさんなどはいらっしゃいましたでしょうか。今のアイドルも大好きですが、少し昔のアイドルも、品がある感じがして素敵だなと思いました。ところで写真を見ていて思ったのですが、メイクのはやりというものがありますが、この時代は皆さん細眉が多いですね。今はわりかし、平行太眉がはやっていますでも眉の流行りは細い、太い、と繰り返しているみたいなので、また細眉が流行るのも近い未来かもしれません。
くまねこ堂では、写真集、場合によってはアルバムや古い写真なども買取対象となります。特に戦中の写真などはお値段が付く場合がございます。ご処分やご整理にお困りのお客様は、是非一度くまねこ堂までご相談ください。お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせくださいませ。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ち
ハイエース二台満杯🚙ミステリー、文学初版本、メグレ警視シリーズなどをお譲りいただきました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただき有難うございます。
先日は大田区のリピーター様よりご依頼で、スタッフ4名で出張買取へ向かわせていただきました。お引越しなさるということでお家丸ごと査定をさせていただき、約本棚15本分の書籍(ミステリー、文学初版本、写真集、講談社学術文庫、岩波文庫、映画、専門書、メグレ警視シリーズ、ジョルジュシムノンなど)をお譲りいただき、ハイエース二台満杯で帰って参りました。ありがとうございました!
本当に沢山の本を集めておられて、帯も色が変色しないように中にきちんと挟んでいらっしゃったりして、とても本好きなことが伝わってきます
小説も漫画もそうですが、シリーズものって結構ハマって読みだすと止まらないのですが、途中で飽きてしまったりして集めるのをやめてしまう方も多いですよね。(私もそのような事が何度か…😅) ですから最後まで集めて、そして読み切るというのは素敵な事だな思います。
しかし、飽きずに熱を持ち続けて読んでいても、完結を読めずに終わってしまうというケースもまたあります。突然の打ち切りや、作者、もしくは自分自身の病気や事故などなど…。小説にしろ漫画にしろ映画にしろ、作者もファンも完結を迎えられるのは正に奇跡ですよね。
私は、ONEPIECEとガラスの仮面とHUNTER×HUNTERが終わるまでは死ねないです😂
くまねこ堂では大量の買取や重さのあるお品物の買取なども可能です。
また、古本はもちろん、CD、DVD、ゲーム、骨董品、アクセサリー、おもちゃなどなど幅広いジャンルの商品の買取を行っております。
ご処分やご整理にお困りの方は、まずは一度、くまねこ堂にご相談ください。お電話、メールフォーム、LINEにてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき有難うございました。
ち
大河ドラマはご覧になっていますか?🤩江戸末期~明治の錦絵
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただきありがとうございます。
東京では桜もすっかり散ってしまい、半袖でも過ごせるような日も増えてきました。桜が散ってしまうのは寂しいですが、夏がくるのも楽しみです。
先日は江東区のリピーター様より美術書、骨董の本、歴史、全集などをお譲りいただきました。有難うございました。
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本日は、タイトルにもある通り、大河ドラマにちなんだ幕末の錦絵が掲載された書籍を紹介させていただきます。
この本は、赤穂浪士から幕末まで書かれておりますが、今回は幕末の部分を紹介させていただきます
こちらは黒船来航を描いた錦絵です。人びとが驚いている様子が伺えますね。
とんでもなく大きく恐ろしい船が来たという風に授業で習ったり、様々な本で読んだりするのでそう思いがちですが、実はたいした大きさではなかったのだとか(個体差はあります)。ただそれは現代人にとって、のお話ですので、もちろん当時の人々からすればものすごく巨大な船に感じたことだと思います。
何回か前の大河でも、黒船来航のシーンがありました。モーリーロバートソンさんのペリー役、すごくハマっていましたよねお顔まで教科書に載っているペリーそっくりで、再現度が高かったです。
こちらは、安政の大地震の様子。大河では藤田藤田東湖が亡くなるシーンが印象的でしたね。実際に藤田東湖は、自分の母親をかばって、瓦礫の下敷きとなり亡くなってしまったそうです。
こちらは井伊直弼の暗殺の錦絵です。桜田門外の変ですね。井伊直弼と聞くと、どうにも悪い人のように感じてしまいがちですが、この時代は様々な思想があり、勉強していくとなんとも言えない気持ちになるんです。まさしく、正義の反対は悪ではなくもう一つの正義、ということでしょうね。それぞれが良かれと思いやっていることが違うだけで、みんな国を変えたいという強い気持ちをもっていたのです。
そうして現代で幕末志士だとかと呼ばれる若者たちが誕生していくわけです。
昔は今に比べて人の寿命が短かったし、殺されたり戦だったりで、今でもそうではありますが、本当にいつ死ぬかわからないし急に死んでしまう(或いは殺されてしまう)確率が今よりも圧倒的に高かったですから、若いうちから高い志をもった人が多かったのでしょうか。前述したことだけが理由とは限りませんが、志士と呼ばれる偉人たちは、みんな生き急いでいたように感じます。
今は、そういったエネルギッシュな若者は少ないような気がするので、焦る必要はないですが、わたしも含めて偉人たちから見習わなくてはならない部分が沢山あるなと改めて感じました。
くまねこ堂では古本だけでなく、古道具、骨董、アクセサリー、古いおもちゃなど様々なお品物の買取を行っております。ご処分やご整理にお困りのお客様は、ぜひくまねこ堂までお申しつけ下さいませ。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
スタッフ一同心よりお待ちしております
最後までお読みいただきありがとうございました。
ち
世田谷区のお客様より、大量の本や骨董品をお譲りいただきました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
もう東京はすっかり春の陽気に包まれて、日中は半袖でも十分なほど暖かくなってまいりました。
閑話休題、本日私たちが出張買取で伺ったのは、世田谷区にあるご邸宅で、家中のあちこちに多ジャンルにわたる書籍や、骨董品が収納されておりました。本棚に至ってはなんと20架以上もございました。かなり勤勉な読書家であることが伺えます。
本日お客様からお譲りいただいたお品物は、政治学、経済学、医学、文学など幅広い分野の本と、銀製シガレットケース、銀貨、古銭、帯留め、金銅仏、珊瑚、ネクタイピン、絵画、掛け軸などの骨董品です。ワゴン車一台には収まりきらないほどのお品物を買い取らせていただきました。(本だけでも下の写真の箱24個分いっぱいになりました。)
さて、今回買い取らせていただいたお品物の中から、私が気になったものをご紹介します。
「日本人の帽子」(樋口覚 著)です。
この本では、近代文学や、歴史書の記述から、帽子からわかる日本人の文化の変遷を明らかにしています。この本は2000年に発行されたものですが、当時の東京を歩いてみると、帽子をかぶっている人は全体のせいぜい1割程であったそうです。現在は、私の主観ではその当時よりは着帽している人は増えたが、やはり全体の半分にも満たないように思われます。
皆さんも、帽子に目を向けて、いろいろと拘ってみてはいかがでしょうか。
くまねこ堂では、古書・骨董の買取を行っております。買い取ってほしいお品物をお持ちの方は、是非ご気軽にご相談ください。
赤尾
この春買う教科書と、もう1冊読むならば?
先日は茨城県坂東市のお客様より、
CD、洋書、美術書、辞典、料理本、東洋文庫等をお譲りいただきました。
御依頼を頂きましてありがとうございました!
春ってなぜ人は浮足立ってしまうのでしょうか。
ぽかぽかしてきて、気分も上々。
人間ってやっぱ動物だな~~🦒🐘と思わされる季節でもあります。
社会人の方なら年度始めの季節、
学生の方なら新学期の季節。
様々な場所で新しい教科書を買う方は多いですよね。📚
皆様にとっての専門科目以外に、
もう一冊何か教科書を読むならば?おすすめしたくなる1冊が入荷いたしました~
「恋愛教科書」フロランス・ピカール著/川崎竹一訳
二匹のハトの姿と四つ葉のクローバーが光を反射する水面の上でぽわわ~んとしているような正に春に読みたくなる表紙です。なんとも味わいがあるカバーデザイン・・・
🕊🍀🕊
こちら訳者の川崎竹一さんが「男女の恋愛」について訳したフランス書籍3部作の1作となっており、
「愛の技術ー完全な肉体的恋愛ー」
「結婚教科書ー上手な結婚のしかたー」
に続く、第3作目にあたります。
上記2作と同様に、扉ページには副題がこう記されていました。
「恋愛教科書ー男女の求愛のしかた・させかたー」
目次を眺めてみると、男女双方側からの記載があるようです。
昭和31年発行初版。今からだいたい65年前の書籍なので、
だいぶ、、、現在の恋愛の価値観とはかなり違うのでは?と一見、思いますね。
しかし、こういった普遍的なテーマの本は、
哲学のジャンル等でも時々思うのですが、
意外と現代人が読んでも違和感がない事が多い気がします。
時代を感じさせない興味事って保管状態の良い絵画のように色褪せない。
そもそも今思いましたが、恋愛に関して「教科書」で学ぶことって、
今までありましたでしょうか?わたしは無かったです。
だから一冊あってもいいかもしれないな~と思いました😊♬
昔に比べると、多様な生き方・価値観が生まれ、
恋愛が人生の割合を占める事はあまりないのかもしれませんが、
人間関係、心理学、コミュニケーション学のリアルな事例が
全く日常で起こらない人ってなかなかいらっしゃいませんから、
そんな中でのひとつの教養として眺めてみても面白いかもしれません。
色んな意味で、春よ、来い💕
かこさん
中国の後漢末期の医者、張仲景の著作を解説した本が入荷しました~三国志の動乱と餃子伝説
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
ところで、総務省統計局の家計調査における、一世帯あたりの餃子購入額の都道府県ランキングの推移を、毎年ウォッチしている人々がいるそうです。とりわけ、「『浜松市VS宇都宮市』の首位争いは毎年恒例となっている」と「週刊女性PRIME」が報じています。コロナ禍で外出時にマスクを着用する人々が増えたことや、テイクアウト食品の需要の高まりなどで、餃子は一層注目を集めるかもしれません。というのも、餃子はテイクアウトに適した料理だからです。それに、食後のニンニク臭に抵抗があったとしてもマスクをしているから大丈夫だ、という話で売っていこうと考えるお店も出てくるのではないでしょうか。
※なぜ、餃子だけなのか?「日本一」を競う購入額バトルが過熱するフシギ(週刊女性PRIME、2021年3月17日、Yahooニュース転載)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bf3b899013361a3be91fc213405a91274726b55
そこで、餃子にまつわる本を紹介したいと思います。その本は、中国の後漢末期の医者、張機(字:仲景)の著作の解説本です。張機は張仲景の名で知られ、150年に生まれ、219年に没しました。活躍した時期は献帝の治世の建安年間(196年-220年)にあたり、三国志真っ只中の時代でした。そんな戦乱の中で張仲景は、漢方医学の古典『傷寒雑病論』を著しました。餃子の話はどこへ行ったのか、と思われたかもしれません。もう少し説明させてください。
この時代を代表する医者である張仲景には、冬至の寒さの中で飢えに苦しむ人々を救ったという逸話があります。そこで張仲景が考案した料理が、唐辛子や生姜ととも煮込んだ水餃子であったといわれています。
画像の本は、池田政一『初めて読む人のための傷寒論ハンドブック』(医道の日本社、1982年)、同『初めて読む人のための金匱要略ハンドブック』(医道の日本社、1987年)です。ハンドブックが2冊あるのは、張仲景の著作が、後世に「傷寒」について書いたものと、「雑病」について書いたものとで別々に伝わったことに起因しています。
『傷寒論ハンドブック』の54頁には、冬の間に抱えていた病気が、春夏にまで響いてくることについてふれられています。そういうわけで、寒さを飢えに苦しむ人々に張仲景が出くわしたなら、やはり伝説の通りの行動を起こしたのではないか、という想像が膨らみました。
餃子を食べる際には、三国志のあの動乱の中で、病気の原因を探究し続けた張仲景を想いつつ、コロナ禍での餃子需要について考えることになりそうです。
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くまねこ堂では様々なお品物の買取を行っております。それらお譲りいただきました品々を、なるべくタイムリーな形で当ブログで紹介してまいります。また、書籍・古道具などのご処分をご検討の際は、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。
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小野坂