買取事例
即日出張買取に行ってまいりました!
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただきありがとうございます。
三連休明けから一気に冷え込みましたね。気温の変化が激しいので皆様も体調を崩されないようお気を付けください。
先日は即日出張買取で東京都新宿区のお客様より美術書、美術図録、絵画、CD、思想、哲学、宗教の本などをお譲りいただきました!ありがとうございます。
ご自宅には本や美術図録などが大量にございました!…中には買取が難しいものもございましたが、お客様のご希望が処分までとの事でしたので買い取れる商品と相殺しながら引き取れるものはなるべく引き取らせていただきました。
たくさんの商品をお譲りいただき誠にありがとうございます。
宗教や思想、心理学の本が目を引きますね。
「輪廻体験」「来世体験」など興味深い文字が…!気になりますねぇ…。
他にも「中世」の文字が入っているものも多いなと感じたのですがいかんせん私、…歴史が苦手でして(笑)
お恥ずかしながら中世という言葉で中々パッと時代をイメージできなくて…だからこそ逆に気になる部分は多いです!学生時代にもっと勉強しておけばよかったなとは思いますが、今からでも遅くないですよね!頑張ります!
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具や骨董品、アクセサリーや古いおもちゃなど、幅広いジャンルのお品物の買取を行っております!ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さいませ。
また、ご遺品整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。お手伝いさせていただきます!
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
クウスケ
古い音楽雑誌大量に入荷いたしました②
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は江東区のお客様よりレコード、CD、DVD、プレステ・PS2・スーパーファミコンなどレトロゲーム、手塚治虫全集(鈴木出版)、古本(古代史、科学、戦記)などなど、多数お譲りいただきました。誠にありがとうございます!
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先日、買取をさせていただきました古い音楽雑誌の中から、またいくつか気になったものをご紹介させていただきたいと思います。
ロックの雑誌「プラス・ワン」1973年10月号。フラワー・トラヴェリン・バンドの名盤「SATORI」などのジャケット画で有名な石丸忍さんによるミック・ジャガーのイラスト表紙です。特集は『ビートルズとローリング・ストーンズ「何故スーパースターなのか」』。
ほぼ全編洋楽ロックの雑誌の中で、個人的に気になったのは雑誌真ん中くらいで紹介されている、この年の8月に行われた日本のロックバンドの横浜でのライヴ・イベントのレポートや音源を紹介した特集です。
扉の写真は先日亡くなられた元ゴールデン・カップスやピンク・クラウドなどのルイズルイス加部=加部正義さんです。かっこええ。
横浜でのイベントということもあって、エディ藩グループやパワーハウス、柳ジョージと酔いどれバンドなど、ゴールデン・カップス周辺のミュージシャンによるバンドや、ゲストとしてあのキャロルや桑名正博さんのファニー・カンパニーなども出演していたようです。スゴイ面子ですね。レポートの最後には人気バンドの独壇場になってしまうこの頃のコンサートの状況への違和感に触れています。
音源紹介はファニー・カンパニーのセカンドや南正人ファースト、はっぴいえんどのベストアルバムなど。のちに音源もリリースされる、はっぴいえんどの1973年9月21日の解散記念コンサートが行われることについても告知されております。
こちらは沢田研二さんやタイガース、PYGが表紙や特集を飾った三冊。真ん中の深夜放送ファン・別冊「沢田研二のすばらしい世界」では、沢田研二論として矢沢永吉さん、よしだたくろうさん、阿久悠さんなど、たくさんのミュージシャンや作家などからコメントが寄せられています。永ちゃん、『正直言ってタイガースの演奏聞いた時、「ああ音楽的レベルは最低だネ」と思いました。』とのこと。おお。
こちらの1971年明星6月号付録「YOUNG SONG」、表紙がシビれますね。PYGの頃と思われる、沢田研二さんと萩原健一さんの2ショットです。PYGはGSの大人気バンドのタイガース、テンプターズ、スパイダースのメンバーが結集したスーパー・バンドで、日本のバンド・シーンがGSからニュー・ロックへと移行する時期の大きなトピックだったと思われます。が、またまたスーパー・バンドの宿命でツイン・ヴォーカルのジュリーとショーケンが脱退し、バンドはアルバム1枚を残して自然消滅。残ったメンバーで活動した井上堯之バンドは「太陽にほえろ」や「傷だらけの天使」などの音楽で有名ですね。
やはり当時の雑誌はリアルタイムならではの関係性や状況の風景、情報の生々しさが感じられて面白いですね。また面白そうな記事などを見つけましたら、機会を見てご紹介をさせていただけたらと思います。
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56さん
古い音楽雑誌大量に入荷いたしました①
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は大田区のお客様よりご依頼をいただき、即日出張買取に伺って参りました。ギフト、ウェッジウッド、ラルフローレンなど、お譲りいただき誠にありがとございます!
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先日の買取で古い音楽雑誌が大量に入荷いたしましたので、いくつかご紹介させていただきたいと思います。
1960~70年代のミュージック・ライフが大量に入荷いたしました。こちらはその中からピックアップした3冊です。
こちらは1966年6月号。表紙はアメリカのポップ・シンガー、ジョニー・ティロットソンです。時は1966年6月、ビートルズ来日のタイミング。増刊号で特集を組んでいたとはいえ、ビートルズが表紙ではなかったんですね。
と思っていたら、巻頭ピンナップにビートルズが載っており、来日特別レポートの特集も組まれておりました。今では当たり前ですが、武道館でライヴが行われたのはビートルズ来日時が初めて。ここまで大規模なコンサート自体、珍しかったのではないでしょうか。武道館への道順から、地下鉄・バスなどの利用方法なども丁寧に案内がされております。熱気や待望といったものと共に、ビートルズ来日という未知のイベントへの高揚感が感じられますね。
ピンナップにローリング・ストーンズとマリアンヌ・フェイスフルが並んでおりました。マリアンヌ・フェイスフルはミック・ジャガーとキース・リチャーズが書いた名曲「As Time Goes By」でレコード・デビューし、ジャン・リュック・ゴダールやセルジュ・ゲンスブールの映画にも出演していた60年代を代表するトップアイドル。ミックの恋人だったのも有名な話ですね。
今月のニュースターのコーナーにはママス&パパスが。1966年、「夢のカリフォリニア」はすでに大ヒットしていて、アメリカではサマー・オブ・ラブ直前といった感じでしょうか。
新譜コーナーにはナンシー・シナトラのファースト・アルバム「BOOTS(邦題:にくい貴方)」。かのフランク・シナトラの娘さんで、こちらも60年代の大人気アイドル。「These Boots Are Made For Walkin’」が大好きだったので、思わずピックアップしてしまいました。
こちらは1969年8月号。表紙はローリング・ストーンズです。
そう、なんとリーダーだったブライアン・ジョーンズが脱退し、新メンバーにミック・テイラーが加入したタイミングだったのですね。記事の感じからすると、ブライアン・ジョーンズが亡くなり、ハイドパークでのライヴを行う直前といったところでしょうか。すごい歴史の一瞬の隙間の一冊です。余談ですが、来日公演を見に行った際に、ミック・テイラーが数曲ゲスト参加したのはすごく興奮しましたね。嬉しかった。来日公演初日だったからか、キースは調子悪そうだったなぁ笑。
こちらはブラインド・フェイス。エリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、リック・グレッチ、ジンジャー・ベイカーが結集したスーパー・グループ。これも1969年でしたね。スターが集まったスーパー・グループの宿命で、アルバム1枚で活動は終わってしまいますが、アルバム最高なのです。
こちらは1972年7月号とミュージック・ライフ1973年のフリーペーパーのようです。両方ともT.レックスのマーク・ボランが表紙で、なんとなく時代の空気を感じますね。時期的にはリンゴ・スターがアルバムのジャケット撮影をしたことも有名な「ザ・スライダー」あたりの頃でしょうか。下の写真、やっぱり浮世離れしてていい感じですね。
この三冊の記事を少し取り上げただけでも、改めて1960年代~70年代初頭のロックが激動だったのがわかりますね。ビートルズ来日から6~7年しか間経っていないのですが、ビートルズは解散し、ブライアン・ジョーンズは脱退後亡くなり、クラプトンはクリームからブラインド・フェイスを経てデレク・アンド・ザ・ドミノス~ソロへ(少し隠居もしますよね)、70年初頭にはグラムロックの時代が来て、マーク・ボランやデヴィッド・ボウイが時代の顔となっていくのでしょうか。
他にもたくさんの雑誌に面白そうな記事やバンド紹介がございますので、またご紹介させていただきたいと思います。
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56さん
「ビートル・ベイリー」入荷いたしました!
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
本日は大田区のお客様より遺品整理のご依頼をいただき、心理学、カウンセリング、プロファイリング、戦前の外国のコイン、万年筆、外交史、リトグラフ、絹谷幸二などなどをお譲りいただきました。誠にありがとうございます!
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先日、買取で入荷いたしましたお品物をご紹介させていただきます。
「ビートル・ベイリー」 ツル・コミック 1971年発行
作者のモルト・ウォーカーさんが2018年にお亡くなりになる少し前まで、50年以上にも渡って連載されていたアメリカの国民的なマンガです。1971年に発行された新書サイズのコミックが10巻揃いで入荷いたしました。出版元のツル・コミックは海外コミック専門の出版社だったようで、ピーナッツ(スヌーピー)を日本で最初にコミックとして出版したことで知られているようです。物語の舞台は架空の駐屯地で、ぐうたらなビートル二等兵を中心に愛嬌たっぷりのユーモア溢れるキャラクター達による、ウイットに富んだギャグコミック。皮肉と笑い、絵の可愛さなど見ていて長く愛されるのがとてもよくわかりますね。
作者のウォーカーさんは実際軍隊にもおられたようで、そこでの見聞も存分に生かされているとの事。ちなみにこのコミックを連載していた米軍誌「星条旗」が「ビートル・ベイリー」の掲載をやめたことがあったそうなのですが、理由は人気がなくなってきたためとの事でしたが、本当は軍の高級将校をあまりにも茶化しすぎたため、なんていううわさもあったそうです。結局その後連載は続いているようですので、うわさの真意はどうだったのでしょう。
こちらは巻末にある新刊の広告ページ。ピーナッツ・ブックスやビートル・ベイリー、アンディ・キャップなど、当時出版されていたラインナップです。
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56さん
大きいお風呂に入りたい!「銭湯遺産」が入荷いたしました
先日は埼玉県所沢市 アニソンCD、ゲームサントラ、プレステ4、プレステ2等をお譲りいただきました。
ご依頼誠にありがとうございました!
今回は銭湯好きのスタッフが思わず反応した書籍をご紹介させていただきます。
「銭湯遺産」写真・文 町田忍/ 戎光祥出版
良い感じに大切なトコロが見えてない★身体を洗うお父さん3人の背中が哀愁漂う表紙も素敵。
著者は『ザ・東京銭湯』(戎光祥出版)『納豆大全』(小学館)『蚊遣り豚の謎』(新潮社)『昭和レトロ商店街』(早川書房)『路上ポップドールのひみつ』(扶桑社)『東京ディープ散歩』(アスペクト)、『昭和レトロ博物館』(角川学芸出版)、『昭和なつかし図鑑』(講談社)ほか、レトロなものが好きな方は、書籍やテレビで一度は目にしたことがあると思われる町田忍さんです。
私はお台場にある「台場一丁目商店街」の監修の方としての印象が強いです。
なぜなら、お台場に行く度!あのオレンジの光に包まれた、昭和レトロなジオラマの中に迷い込んでしまったかのように、ついつい寄っちゃうからでーす!!イエーーーイ!
ちょっとディープなおみやげ屋さんとか、お化け屋敷とか、コレクターショップとか、
昔のアーケードゲームみたいのがばばばと設置してあったり、駄菓子屋さんがあったり。
町田忍レトロワールド、紙面から飛び出し、おそるべし。
こちらの書籍には風情豊かな銭湯が北は北海道、南は沖縄まで全国各地から選りすぐりの約100店(!)が大きな写真と共に紹介されています。
雪を固めてつくったみたいな湯舟。でも沖縄県(‘ω’)ノ
おもちゃみたいなカラーリングと建物にときめく。
鶴もあれば、
亀もあり。
いかにも古いよ!という外観に惹かれる。
普段お客さんが見えないような裏舞台の写真もあったりして。
気分はちょっとなんだかブラタモリ。
あと、こういう、「わざとじゃないんだけど偶然映っちゃったみたいな人」になりたい。憧れ。
あ~銭湯行きて~~~~
かこさん
文芸文庫、ハヤカワSF、みすず書房、青土社、法政大学出版局、講談社選書メチエ、人文書院、柏書房、哲学書などをお譲りいただきました
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただき有難うございます。
本日は東京都江東区のお客様より、出張買取で哲学書、文芸文庫、ハヤカワSF、みすず書房、青土社、法政大学出版局、講談社選書メチエ、人文書院、柏書房など沢山の本をお譲りいただきました。有難うございます。
難しそうな本が沢山です。特にこの写真に写っている赤の箱に入った「ウィトゲンシュタイン全集」。わたしも気になりました。ウィトゲンシュタインさんはオーストリア出身の哲学者で、言語批判を貫いたという方のようです。言語批判という単語だけでなんだか難しそうな感じがします。考えれば考えるほど面白いですが、どんどん訳が分からなくなってしまうのも哲学な気がします…。ですが私は学生の頃、倫理や哲学の授業は大好きでした。正解がない物ごとについて自分なりの答えを出してみることはどれだけ考えても面白いです。
こちらにも本がいっぱい!!!ここには写りきらなかった分も沢山お譲り頂きました。本を沢山読まれる方は本当に素敵ですね。
寒くなり始めてまた新型コロナの感染拡大が懸念されているので、年末はご実家に帰らず今のお住まいで過ごす方が多いかもしれません。そうするとどうしても時間が余ってしまう方もいらっしゃると思うので、是非そのお時間で気になった本を消化して、また次会える時の話のネタにしてもいいかもしれませんね。
そして皆さん、ご体調にはお気を付けて、手洗いうがいなどを徹底して冬を乗り越えられるように頑張っていきましょう。
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具や骨董品、アクセサリーや古いおもちゃなど、様々なお品物の買取を行っております!ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さいませ。
また、ご遺品整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき有難うございました。
ち
出版関係の企業様より本のご整理でご依頼をいただきました。
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本日は即日出張買取を含む、一日三件の出張買取に伺って参りました!
一件目は出版関係の企業様より本のご整理でご依頼をいただき、出張買取に同行させていただきました。大変ありがたく予め伺っていたよりも大量にお品物を拝見させていただき、講談社学術文庫、社会科学、ビジネス書、新刊本、美術書、図録、雑誌、ムック本、写真集などなど、多数お譲りいただきました。誠にありがとうございます!今回は廃棄になってしまうものも一緒にご整理をさせていただきました。
講談社学術文庫を30冊以上をお譲りいただきました。哲学、社会科学から自然魔術など、ラインナップ多数。紺色の背表紙が壮観ですね。
CD付きマガジン「JAZZ絶対名曲コレクション」もまとめて入荷。こちらは日本ジャズ評論の重鎮、後藤雅洋さんが選曲・監修・解説をされているようですね。「ソウル・ジャズ」「ジャズ・ギター絶対名曲」特集が個人的には興味深々です。
くまねこ堂では古本のご整理はもちろん、古道具や骨董品、アクセサリーや古いおもちゃなど、様々なお品物の買取を行っております!ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さいませ。
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56さん
岡本太郎『黒い太陽』(美術出版社、1959年)が入荷しました~黒と赤
先日は東京都北区のお客様からのご依頼で、即日の買い取りにうかがいました。ほぼ新刊のビジネス書、実用書をお譲りいただきました、ありがとうございます!
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最近、くまねこ堂にこんな本が入荷しました。
岡本太郎『黒い太陽』(美術出版社、1959年)です。本書は美術雑誌・芸術雑誌等に掲載された岡本太郎のエッセイを集めたものです。その時々の時論を収録した著作ゆえか、『黒い太陽』は「岡本太郎の歴史」において位置づけが難しいのでしょうか。東京国立近代美術館の図録『生誕100年――岡本太郎展』(2011年)でも、作品リスト中にその名が見られるのみです。
「岡本太郎 黒い太陽」でネット上で検索すると、太陽の塔の裏側の「黒い太陽」がヒットします。しかし、太陽の塔の表側の顔の周りは赤色で装飾されています。ひょっとすると、岡本太郎にとっての「黒」は、これ単体で成立するものではなく、「赤」を伴うものであったのかもしれません。
そのように考えるのは、岡本太郎の1961年の作品「赤/Red」の存在があるからです。時期的なことでいえば、エッセイ集『黒い太陽』がその2年前に刊行されていることになります。前出の図録『生誕100年』をみた印象でも、1960年代から、作品中の赤と黒との対照が際立っていく感じがします。
▲東京国立近代美術館の図録『生誕100年――岡本太郎展』(2011年)より
わたしは、「赤/Red」が大好きです。酸素を十分に含んだ血液と、酸素を失って黒くこびりついた血痕との対比が、何かモノを考えるきっかけになるような気がして、活力が湧いてくるからです。
そのような解釈もあながち間違いではないのでは、と思わせる文章が、エッセイ集『黒い太陽』12頁にあります。以下に引用します。
「よく極めれば、芸術論というものはむしろ芸術創造に対する強力な制約でありアンチテーゼである。つまり芸術否定の要素である、内からつきあげてくる芸術的衝動を逆に規制して行く力。その内部衝動と外部制約のぶつかりあい、対決によって作品が生み出されるのである。」
酸素充満の血潮は、いつでもドス黒く変色する可能性があります。この緊張ないし恐怖から生まれる活力をそれぞれの仕方でつかめ! と「赤/Red」が鼓舞しているような気がしてなりません。
ところで、入荷した『黒い太陽』には、こんなチラシが挟み込まれていました。
「縄文との出会い」「第1次産業革命」などのメモ書きが確認できます。おそらくは、時間・空間を超えた興味深い講演内容であったことでしょう。
くまねこ堂ではこうした珍しい書籍も扱っております!また、ご遺品整理などでお困りのお客さまは、是非くまねこ堂までお申しつけ下さいませ。ご気軽にご一報くださると幸いです。
お電話またはメールフォーム、LINEにて、お気軽にお問い合わせ下さいませ。スタッフ一同心よりお待ちしております。
小野坂
レコード、大友克洋、サブカルなど多数お譲りいただきました。
いつもくまねこ堂ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今週は天気もよく穏やかな陽気が続いて気持ちがいいですね。
本日は横浜方面のお客様より遺品整理のご依頼をいただきまして、出張買取に同行させていただきました。
レコード、大友克洋、AKIRA、サブカル、囲碁、将棋、文学初版本、有田焼、漆器などなど、様々なお品物をお譲りいただきました。誠にありがとうございます!
こちらはMERZBOW名義で日本を代表するノイズ・ミュージシャンとして活動する傍ら、文筆家としても多数の本を執筆している秋田昌美氏の94年発行「スカム・カルチャー」が入荷いたしました。悪魔主義のヘヴィメタル、血まみれのボディ・アート、インダストリアル・ノイズ(SPKについて)などなど、といった題材を淡々と冷静な視点で考察。一部あとがきを引用いたしますと、本著に『共通しているのは「人間」であり、それも、背景のないペラペラの人間主義のもつ恐怖だ』とのこと。中に掲載されている写真も貴重で、クーム・トランスミッションズ(スロッビング・グリッスルの前身となる前衛パフォーマンス・グループ)時代のジェネシス・P・オリッジなど、見逃せないものが多数です。
他に、レコードも色々入荷いたしました。
タモリのファーストLP。帯付きでの入荷です。ハナモゲラ語や教養講座など若きタモリのネタが詰め込まれた怪盤。最高ですね。
笠井紀美子「アズ」。レコーディングにハービー・ハンコックなど豪華メンバーと共演した名作アルバム「バタフライ」からのシングルカットで、スティーヴィー・ワンダーのカヴァー。希少盤です。
くまねこ堂では古本やレコードなどのご整理はもちろん、古道具や骨董品、古いおもちゃなどの買取も行っております!ご処分をお考えの際はお気軽にご相談下さいませ。
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56さん
60~70年代の雑誌や世界の名著などをお譲りいただきました。
こんにちは。いつもくまねこ堂ブログをお読みいただき有難うございます。
もう11月も半分を過ぎてしまったなんて、信じられないです。クリスマスや年末に向けておうちなどでさまざまな準備を進めていらっしゃる方も多いかもしれません🎄
本日は出張買取が二件ございました。
1件目は品川区西大井のお客様より60~70年代の雑誌、推理小説、ミステリー小説、写真などたくさんのお品物をお譲りいただきました。有難うございます。
たくさんのFMfan。たいていの方は雑誌は読み終えると捨てる方が多いですので、これだけとっておかれているのはすごいですね。
1970年の物の様です。70年といっても、もう50年前なんですよね。半世紀前…と考えるともうちょっと壮大な感じがします。ハンサムな男性の表紙です。
こちらは東京オリンピックの陸上競技のプログラムです。珍しいですね。陸上競技ってのがまた良いです。華がありますよね。
今年、東京でオリンピックを開催する予定でしたが、中止になってしまったのは残念です。スポーツ選手たちはここにむけてコンディションなどを整えていたと思います。そして若さというのもスポーツをする上では大事になってくるはずので、今年でラストチャンス!という選手のみなさんは悔しい思いをしただろうと胸が苦しくなりますが、そんな選手の皆さんもまたどこかで活躍できる機会があることを願っています。
気を取り直して次の写真!
競歩のコースと競技場の案内図です。
新宿から府中まで、電車でもかなり時間がかかるのに、歩くとなるととんでもないですね。プロの選手のすばらしさを改めて思い知らされます。ちなみに64年の競歩は男子だけのようですね。50キロの1位はイタリアのアブトンパミッチ選手という方で、4時間11分12秒でのゴールでした。50キロを4時間で歩くなんて普通じゃ考えられないですね
二件目は即日出張買取で台東世界の名著、古銭、展覧会の図録などをお譲りいただきました。有難うございます。
沢山の世界の名著!81巻までお譲りいただきました。わたしは読んだことが無いのですが、知っている名前も中にはあるので、少し気になります。
くまねこ堂では古本だけでなく、CD・DVD、骨董品や古いおもちゃ、アクセサリーなど幅広いジャンルのお品物の買取を行っております。ご整理依頼も大歓迎です。
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スタッフ一同心よりお待ちしております。
最後までお読みいただき有難うございました。
ち