「勇者ライディーン」ファンクラブ会報:ムートロン /埼玉県市川市で2件と、松戸市で出張買取りでした。
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昭和の同人誌のようです。
「ムートロン」という、アニメ「勇者ライディーン」のファンクラブの会報でございます。
「勇者ライディーン」は1975年から1976年にかけて放映されたアニメで、
私は名前くらいしか知りませんので、ウィキペディアで調べてみましょう。
東北新社の社長、植村伴次郎が「東映動画ではマジンガーZやって儲かっているから、
でかいロボットをつくればいい」と言いだして企画が始動したのが本作である。
(中略)他の特徴として女性人気の高さがあげられる。
本作のファンクラブ「ライディーンファンクラブ・ムートロン」は
最盛期には会員数1000人を突破した。なお、会員は女子中高生に限定され、
男子禁制だった。また制作スタジオには女性ファンがおしかけた。
本作が女性人気を獲得できた理由としてあげられるのが
安彦良和によるキャラクターデザインである。
彼の描く、細くはかなげな主人公ひびき洸が
当時の骨太な主人公に食傷していた女性達に受けたとされている。
また敵役のシャーキンも女性に人気を博した。
長浜忠夫が演出した27話でシャーキンが死ぬが、放送後、
たくさんの差出人不明のカミソリレターが長浜に届いた。
どれも「よくも、私のシャーキンさまを殺したな」というような
「恨みの声」だったそうである
シャーキンはサンライズの美形悪役の元祖とされ、
後年の『機動戦士ガンダム』のシャアはシャーキンから名前を取っている。
(ウィキペディアより抜粋)
おおー、この「ムートロン」は会員数1000人を突破したのですね、
しかも男子禁制で女子中高生に限定されていたとは!
女性人気を獲得したという、細くはかなげな主人公、ひびき洸の声を務めたのは、
声優の神谷明さんです。
なお、「ムートロン」の第4号(昭和52年発行)に、
この神谷明さんへの突撃インタビューが載っておりました。
Q. アフレコ最中つらかった事は?又、面白かった事は?
A. つらかった事だったらのどをつぶしたこと。面白かった事はあまり印象に残っていません。
勿論今は、のどをつぶす様な事はありませんけど・・。
Q. 洸とライディーン、どちらが声を出す時大変でしたか?
A. 洸だよ。声っていうものは低い程良く出るんだ。高い声はいくら出す前に気をつけても、
出なくなる。つまり、叫んでばかりいるとレベルが落ちて低い声になってしまうんだ。
だからどちらかといえばライディーンの方が出しやすかった。
Q. ”母さん”って叫ぶの大変だったことでしょうが・・次に叫ぶとしたら何て?
A. よくわかんない・・ただストーリーを見てほしい・・洸がああやって母をしたう心を
”マザーコンプレックス”などと茶化して欲しくない。
今やってるダンガードAのタクマも”ファザーコンプレックス”なんて言っているけど
アニメーションっていうのはそんな事問題外だと思うんだ。作品全体をみてほしいと思う。
アニメーションは楽しむ物・・楽しみましょう!
Q. 声を出す時、注意することは?
A. 声を出す時以前、人ごみに出ない様にして、体の調子の悪い時やかぜをひきそうな時は
外出はなるたけさけています。それから、うがいなどをよくする。
たくさん叫ぶアニメだったのでしょうか、喉が大変だったようですね
「ムートロン」をパラパラとめくってみると、
上映会を開いたり、関東と関西で集会を開いたり・・と、
当時の少女たちの熱い思いが伝わってくるようです。
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