世界の果てでも漫画描き(ヤマザキマリ)
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現在
3位です(本・読書部門)、どうもありがとうございます!
最近の、私の大のお気に入りのマンガでございます
「世界の果てでも漫画描き」1巻はキューバ編、2巻はエジプト・シリア編です。
作者は「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリさん。
ヤマザキさんは大変ユニークというかダイナミックな経歴をお持ちでして、
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母親が札幌交響楽団に在籍していたため、幼少期を北海道で過ごす。
ミッションスクールに通っていた14歳の時、ドイツとフランスを一人旅する。
その時に出会ったイタリア人の陶芸家に招かれて17歳で渡伊、
フィレンツェの美術学校で油絵を学びながら11年間過ごす。
フィレンツェにおける留学生活は貧困を極めるものだったと本人のブログに書かれており、
漫画を描き始めたのも生活費を稼ぐためであった。
1996年にイタリア暮らしを綴ったエッセー漫画でデビュー。
同時期イタリアから一時帰国し、北海道大学及び札幌大学でイタリア語の講師を務める。
平行して北海道のローカルテレビでイタリア料理の紹介や旅行のレポーター、
ラジオパーソナリティなども務めていた。
上記のイタリア人陶芸家の孫と結婚し、中東やイタリアでの暮らしを経てポルトガルに暮らしていたが、
その後は夫の赴任先であるシカゴに転居している。
(
ウィキペディアより)
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さらに、マンガから知ったことを追記いたしますと、
ご主人様は14歳(!)年下のイタリア人男性で、結婚を決めた時のご主人の年齢は21歳、
そしてヤマザキさんにはその時8歳になる息子さんが
いらっしゃったそうです(未婚の母だったそうです)。
そしてヤマザキさんは、小学校の時にお母さんに連れられて香港に行ったのを皮切りに、
その後海外を飛び回り、およそ30か国(!!)を訪れておられるそうです。
私がまずビックリしたのは、ヤマザキさんがわずか14歳の時に、
お母さんに「アタシが行けなくなったから、アナタ代わりに行ってきなさい」と
ヨーロッパ一人旅をさせられたというエピソードでした。
す、すごい・・!!


まだ14歳の女の子に、海外に一人旅なんて
普通なかなかさせられませんよね!

でも「可愛い子には旅をさせろ」とはよく言ったもので、
ヤマザキさんは数々の得難い体験をし、たくましく(?)育っていかれたようです

そして上記にご紹介した2冊の本は、そんなヤマザキさんが
キューバやエジプト・シリアなどで経験したことが書かれているエッセイ漫画になっています。
将来は海外移住もアリだな~と思っている私にとって、
この2冊はほとんどバイブル的存在にもなっております(笑)
最も印象に残っているシーンは、例えばこちらです。
当時イタリアの大学に留学していたヤマザキさんが、キューバへボランティアをしに行きました。
当時、1990年代初頭のキューバは物資不足に陥っており、満足な食事も取ることができず、
人々の生活は大変貧しかったようです。
そんな中、ホームステイ先のおうちの子供(ミゲル君)に、ヤマザキさんはチョコレートをあげました。
その夜停電となり(この頃キューバでは、一日に何時間も節約目的の停電が行われていた)、
人々は広場に集まってダンスやおしゃべりに興じていました。
そんな人々を眺めていたヤマザキさんに、ミゲル君が声をかけます、
「ねえ、おなかすいてない?」
(「世界の果てでも漫画描き」1巻より)
不況だと言っていても、世界的に見たら日本は本当に裕福な国です。
でも物質的には豊かでも、たとえばこんな記事もあり、
急増する20代の就職失敗自殺・生活苦自殺・失業自殺- 若者の死因トップが自殺なのは先進国で日本だけ
本当の幸せとはなんだろう、
そんなことをつい考えさせられてしまいます。