大正時代の世界一周旅行! /東京都中野区、板橋区、足立区、千葉県松戸市で、昭和20年代30年代の大衆小説、写真集、講談社学術文庫、講談社文芸文庫、音楽ライヴDVD、三味線、優勝カップ、優勝トロフィーなどお譲り頂きました。
カテゴリー/くまねこ堂通信
おおーー、また面白そうな絵葉書が入ってきましたよ!
「第三回世界一周旅行の実況 世界探検家 菅野力夫」
「菅野力夫研究会/略年譜」というページによれば、
この第三回目の世界一周旅行が行われたのは、
大正12年~大正14年のことだったそうです。
さっそく一部ご紹介しましょう。
「鬱蒼たる椰子樹の下 南洋跋渉中の菅野力夫」
おお~~、さっそく異国情緒あふれる写真が!
「跋渉(ばっしょう)」とは聞き慣れぬ言葉ですが、
意味は「山野を越え、川をわたり、各地を歩き回ること。」だそうでございます。
(コトバンクより)
「米領ハワイ島 ホノルル市 ワイキキ海岸より金剛峰(ダイヤモンドヘッド)要塞を睨む」
「ハワイ在留13万同胞の恩人 福島県人勝沼富造翁の 円満なる家庭と菅野探険家」(丸写真)
まあハワイ・・・ アタシ達が先月行き損ねたハワイだわ・・・(*TーT)フフフ…
ところで「福島県人 勝沼富造」なる人物が気になりググってみたところ、
この勝沼富造さん(1863-1950)というかたは、
ハワイ移民の父と敬愛されたかただそうでございます。
富造氏は英語教師などを務めたあと、獣医学や政治学で身を立てようと
明治22年に兄らとともにサンフランシスコへ渡り、
その後、獣医師として〝ドクトルカツヌマ〟と呼ばれる活躍を見せる一方、
ハワイ移民局の職員になり、日本人移民を支援したそうです。
(日本列島ふるさと新聞 いわきのニュースより)
「南米ペルー国 鳥糞島探検中の菅野力夫」
「ワイナ鳥群がる鳥糞島は いづれも大洋中の孤島にして 全島悉く鳥を以て埋め寸地なし」
キャー、鳥がいっぱいー、楽しー!!ヽ(≧∀≦)ノ
・・・・でも、えっ、
鳥糞島!?
すっ、すごい名前だなあ・・・・(汗)
南米ペルーに本当にそんな島が今でもあるのだろうかとググってみましたが、
ちょっとよくわかりませんでした・・・
「南米ペルー国 インカ帝国ルリン宮殿の廃墟にて
西班牙の猛将フランシスコ・ピザロの侵入(西暦1531年より同35年に亘る)によって
大虐殺されたるインカ帝国良民の屍は 数百年の星霜を経たる今日尚
荒涼たる砂漠の中に累々たり
髑髏に毛髪の遺(のこ)れるは 無雨地帯なるが故なり
誰か惨憺たる此血の歴史をみて涙なからんや
国滅びて山川あり 嗚呼インカ帝国の末路」
うわ、これは強烈な・・・そして痛々しい光景です・・・。
さすがに今では、こんなに骸骨が無造作に転がっているわけではないでしょうけれども・・。
「ルリン宮殿」というのも、ググってみましたが残念ながらよくわかりませんでした。
(次回に続く)
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