黒岩涙香「幽霊塔」
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先日新刊屋さんで、こちらのマンガを見かけました。
「幽麗塔」乃木坂太郎/小学館
ほほう、黒岩涙香(1962年(文久2年)-1920年(大正9年))の
「幽霊塔」がもとになっているのか、それは読んでみなければ!と早速読んでみました。
・・面白いんだけど、でもだいぶ涙香の作品とは違っているようなので、
ちゃんと本家も読んでみたいなあ・・・と思い、アマゾンで検索。
[PC]_ヾ(・_・ )カタカタ
売ってるな、買っちゃおうかな。
いや、でも急いでるわけじゃないしちょっと待ってみるか、
なんせワタシは古本屋妻(* ̄ー ̄)フフフ
そしたらそれから2週間後、ミステリーの大量の買い取りがありましてね!
(ミステリーだけでたぶん数千冊・・・)
涙香の「幽霊塔」も、乱歩の「幽霊塔」も、ばっちり入ってきましたよ、ふふふふふ!!
「明治探偵冒険小説集1 黒岩涙香集」伊藤秀雄編/ちくま文庫
裏表紙の解説文には、
「その怖さと恐ろしさに憑かれたようになってしまって、
(中略)部屋に寝転んだまま二日間、食事の時間も惜しんで読みふけった」
(江戸川乱歩「探偵小説四十年」)
んまあ~~、乱歩がそんなに夢中になって読みふけってしまうなんて、
それは面白そうね!
ちなみに乱歩の「幽霊塔」は、この涙香の作品を翻案したものだそうです。
ちなみに今ググって調べてみて初めて知ったんだけど、
この涙香の「幽霊塔」も、そもそも
A・M・ウィリアムソンという女流作家の小説『灰色の女』を基にした
翻案小説なんですね(Wikipediaより)、へえ~~。
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