八方美人について /東京都板橋区で、実用書、ビジネス書、最新刊コミック、テルマエ・ロマエ、信長協奏曲、聖☆おにいさん、宇宙兄弟などお譲り頂きました。
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桜井章一さんの「人を見抜く技術」を読みました。
やっぱり桜井さんの本は面白いなあ、ドキッとさせられることや気づかされることが色々あります。
例えば、「社交的な人と詐欺師の境界線」について。
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(抜粋)
人間は誰しも、知らず知らずのうちに”動と静”のバランスをとっている。
引きこもりの人が静のほうへ倒れ込んでしまったように、社交的な人も動のほうに
傾きすぎないように気をつけなければならない。
自然に昼と夜があるように、人間の内側にも明るい昼もあれば、暗い夜もあっていいのだ。
一日中”動”で生きていたら、それこそ行き詰ってしまう。
”静”のほうへいったんバランスを移し、一呼吸置くことも大切なことなのだ。
社交的に見える人の中にも、ちょっと癖のある人もいる。いわゆる”八方美人”というやつだ。
「人によく思われたい」という気持ちが強すぎると八方美人になりやすい。
誰にでもいい顔をしているのだが、結局は自分のことしか考えていない。
本人としては善を追い求めた結果、そうなってしまったのだろう。
しかし、端から見ると嫌な人にしか見えなかったりもする。
誰の中にも善と悪はあるのだから、それをお互いにきちんと認識してつき合うべきなのだ。
最近よくいわれる教育方針の中で「褒めて伸ばす」というのがある。
叱るより、褒めることでその子の性格を伸ばしていこうというものだが、
この「褒めて育てたほうがいい」と思うような人も、性質的に八方美人型になりやすい。
こういうタイプも、人間の善の部分しか見ていない人が多いからだ。
八方美人も、行きすぎると言動が詐欺師のようになってくる。こういうタイプは、
会社の営業などをやらせればきっとそつなくこなすことだろう。
しかし、言っていることは嘘八百。しかも、本人は嘘をついていることに気づいていない。
八方美人のタイプは総じて要領がいい。計算高くもあるし、自分を演出するのにも長けている。
しかし、そういう様子を俯瞰すると、逆に無い面が丸見えで、
こちらが気恥ずかしくなることのほうが多い。それが見えないレベルの人がたくさんいるから、
八方美人の人に遊ばれてしまうのだ。
行きすぎた八方美人タイプの人間には、きちんとそのことを指摘してあげるべきだと思う。
本人は自覚がまったくないから、こちらからそれを指摘してやる。
「あなたのいっていることはいいとこどり。そんなものあるわけないでしょう」と。
人の人生、いいことばかりが続くわけではない。山もあれば谷もある。
人とつき合うときだけいいことばかりいっているのは日和見主義にすぎない。
そういうことを教えてあげるといいかもしれない。
(抜粋)
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誰しも、人によく思われたい、とつい思ってしまいますよね。
でも無理して「いい人」でいたら、心の中に軋轢が生じて、やはりどこかに無理が出てきます。
外面(そとづら)はものすごく感じが良いのに、奥さん(ご主人)に対しては横暴だったり、
店員さんに対して横柄だったり、車を運転したりお酒を飲むと人格が変わったり・・・etc
本音と建前があるのは、世の中で生きていく上ではあるていど仕方のないことだと思うけど。
でもできるだけいつでも、裏表のない自然体でいたいなあと思う。
そして、嘘はつかず、自分の心に正直でいたいなあと思う。
じゃないと自分の心が疲れてしまうし、
その結果、大切な人も幸せにできないんじゃないかなあって思うのよね
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今日は東京都板橋区で、
実用書、ビジネス書、最新刊コミック、テルマエ・ロマエ、信長協奏曲、
聖☆おにいさん、宇宙兄弟などお譲り頂きました。どうもありがとうございました。
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