築200年の古民家と、猫と人との共同生活
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2位です(本・読書部門)、どうもありがとうございます!
こちらの本を読みました、面白かったーーー!!
「猫と人と古民家と」南里秀子/幻冬舎
本は、こんな書き出しから始まります。
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紀伊半島の最南端に位置する築200年の古民家との出会いは、2009年のクリスマスイブ。
この古民家の生まれ変わった姿を見たい!
その一心で突き進んだ1年半。古民家の購入から始まり、改修工事、完成に至るまで、
これでもか、これでもかと容赦なく襲ってくる試練の連続だった。
即断即決で突っ走り、その都度壁にぶち当たる。
その過程で失っていくお金、労力、人間関係・・・・・。
しかし、幸か不幸か、おのれの至らなさを悔いている閑はなかった。
動き始めたジェットコースターからは降りられない。
徐々に速度を上げつつ突っ走る古民家再生ジェットコースター。
走り始めの不安と恐怖が、途中いろんなものをかなぐり捨てて、
やがて歓声と快感に変わっていくか?
はたまた、振り落とされるのか?
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オンナ52歳、
キャットシッター南里さんが、
猫と人とがのびのび暮らせるようにと一目ぼれして購入した古民家の、
大改造から完成までをつづったエッセイです。
私もくまきちも、ご存知のように古い物や古い建築物が大好きですから、
いつか古民家など築の古~いおうちを上手にリフォームまたはリノベーションして、
レトロな雰囲気の中で暮らせたらなあ・・・という夢は、一応頭の片隅にあるんですよね。
なので、この本の古民家の購入・改修工事・完成に至るまでの道のりを
非常に興味深く読みました。
いやあ~~しかし資金や業者選びなど、やはり本当に大変ですね!

普通のおうちを建てるのでも難しいのに、古民家であればなおさらで、
時間もお金も新築の倍以上かかるそうです。
そして不動産屋、設計士、工務店など、運よく良い業者さん達に恵まれれば良いですが、
でも素人の我々にはなかなか良し悪しはわかりませんし、本当に難しい・・・
古民家購入後、著者に次から次へと湧いてくる試練の連続に、
思わず手に汗握りながら読んでおりました

・・・でもそれでもやっぱり、
古民家はイイ!素晴らしい!!

この本の著者であり、この古民家「猫楠舎」を建てたのは、
キャットシッターの南里秀子さんです。
以前弊ブログでも少しご紹介しましたが(
2012/9/18の記事参照)、
キャットシッター先のお客様たちのご要望により、
”飼い主が入院や死亡などで猫の世話が出来なくなった場合に、
残された猫を引き受けて生涯面倒をみる”
という「
猫の森」というシステムも運営なさっており、
その猫たちの受け入れ先として、この古民家を「猫楠舎」として再生させました。
築200年の古民家の温かさとぬくもり、自給自足の自然あふれる環境の中で、
猫も人ものびのびと暮らす・・・なんて素敵なのでしょう!(ため息)
豊かな自然とスタッフさん達の愛情あふれる「猫楠社」の魅力が
しっかりと伝わってきました。
全国の、いえ世界中の愛猫家たちに、
「いつかあの猫楠舎に行くのが夢だわ!」
と思っていただけるといいですね

私もいつかきっと、猫楠舎に遊びに行くぞ!