大正時代の北海道・古絵葉書 /埼玉県さいたま市で出張買取りでした。
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古絵葉書が入ってきました。
「北海道旭川アイヌ風俗」
こちらも同じく、北海道です。
「上砂川停車場通リノ景」 上山商店発行
うわあ~~、明治時代の風景かな?と思ったら、どうやら大正時代のようです。
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上砂川支線は平成6年の廃線であり、北海道の鉄道では最近になってからの廃線です。
大正7年10月に砂川駅から上砂川停車場までの7.3kmを一大石炭の産地である
三井石炭鉱業の砂川鉱業所が、石炭輸送専用路線として敷設から歴史は始まります。
一般旅客営業を開始したのは大正15年8月1日で、この時に国有化されて、
函館本線の支線となっています。廃線となる平成6年までの76年間、
石炭や一般乗降客を運び続けました。
(函館本線上砂川支線より)
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というわけで、少なくとも大正7年以降の写真ということになりますね。
支線は、平成6年に廃線になってしまったんですね(´`)
上記の説明にあります、三井石炭鉱業の砂川鉱業所の事務所の写真もありました。
「三井砂川鉱業所事務所ト親和会互楽館」 上山商店発行
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三井砂川炭鉱(みついすながわたんこう)とは、北海道空知郡上砂川町に存在した炭鉱。
閉山時の正式名称は三井石炭鉱業株式会社砂川鉱業所。
最盛期には多くの坑口を持ち、北海道の三井系炭鉱では主力級の炭鉱であった。
1960年代からは大深度からの採炭を進めて生産性の向上に努めたが、1987年に閉山した。
(ウィキペディアより)
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写真の「親和会互楽館」という名称も調べてみましたら、
要するに福利厚生施設で、劇場などがあったと思われます。
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共楽館建設の行われた大正5年(1916)から6年の時期は、
創業10年を経過して設備や組織も充実するとともに、煙害も収束し、
日立鉱山には発展への機運がみなぎっていた。
日本全体としても大正4年から8年にかけての第一次世界大戦景気による
好況の最中にあり、諸鉱山は未曾有の活況を呈していた時に当たる。
このため諸鉱山の福利厚生施設はこの戦時好況の時期を境として面目を一新したという。
この時期に設置された鉱夫倶楽部・劇場の代表的なものとしては
三池炭坑萬田講堂及び倶楽部(建設費二万五千余円)、砂川炭鉱互楽館(同二万五千余円)、
別子鉱山四阪島の劇場、タ張炭砿演芸場、三菱美唄炭鉱親和館などがあり、
その規模・内容ともに壮麗なものであったという(鉱山懇話会編日本鉱業発達史)。
(日立鉱山と共楽館より)
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