「ヒツジで終わる習慣、ライオンに変わる決断」/東京都板橋区で2件、埼玉県川口市で1件、陶硯、中国陶器、墨、硯、石印材、書道の本、専門書、全集、学術書、美術書などお譲り頂きました。
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「ヒツジで終わる習慣、ライオンに変わる決断: 自分にイノベーションを起こそう!」
千田琢哉/実務教育出版
という本を読んだのですが、とっても面白かったです
この本でいうヒツジは、「何かあるたびに群がって結局何も成し遂げられない人。」
ライオンは、「いたずらに群れず孤高に物事を成し遂げようとする人。」
ヒツジとライオンの様々な違いが、
見開き2ページでわかりやすく簡潔に対比させられています。
たとえば・・・
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ヒツジは年齢とともに傲慢になる。
ライオンは年齢とともに謙虚になる。
ヒツジは30代以降に傲慢になる。
仕事ができないので、優秀な後輩に抜かれていく。
その結果、「人生の先輩として」説教することが大好きになり、
若い才能の芽を摘み取ることが生き甲斐になる。
「お前、年上に向かってその口の利き方は何だ!」と、
やけに礼儀作法にうるさくなるのがヒツジの特徴だ。
ライオンは、20代には向上心むき出しで傲慢に見えることもあるが、
むしろ30代以降では謙虚になってくる。
20代での蓄積が30代で花開くので、傲慢に振る舞う必要がない。
周囲からも一目置かれて、人間性も高くなっていく。
膨張する宇宙のように、ヒツジとライオンの差は永遠に広がっていく。
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ヒツジは嫉妬人生で幕を閉じる。
ライオンは嫉妬されることを乗り越えた別世界を経験できる。
人間社会において、嫉妬との付き合い方は避けて通ることはできない。
ヒツジほど嫉妬深く、嫉妬に始まり嫉妬で終る人生だ。
なぜヒツジは生涯にわたって、嫉妬し続けることになるのか。
それは現状維持をこよなく愛し、自分以外の人間が上下に移動していくことに
違和感を覚えるからだ。
上に移動していく人間を嫉妬して足を引っ張り、
下に移動していく人間を執拗に軽蔑していじめる。
そうすることによって、自己の現状維持を正当化しようとするのだ。
ライオンはもちろん若くして嫉妬される。
補欠の先輩から嫉妬されるのは、成功者の通過儀礼のようなものだ。
その通過儀礼を乗り越えれば、天国が待っている。
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「ヒツジの競争相手は常に他人。しかしライオンのライバルは常に自分自身。」
他人との比較で幸せを決めてしまうと、常に誰かに嫉妬し続ける羽目になりますが、
ライバルが自分自身であり比較対象が自分の過去だと、
他人への嫉妬にも振り回されずに済むのだ、とも書かれています。
ありのままの現実を受容し、ありのままの幸せを享受して感謝する。
この感覚を忘れてはいけないなあと思います。
そのほか、
●ヒツジは老後の備えが心配で胃がキリキリする。
ライオンは生涯賃金を人生の早いうちに稼ぎ終える。
●ヒツジは本物に出逢っても「ふーん」で終わる。
ライオンは本物に出逢ったら即敬意を示す。
●ヒツジは睡眠時間を削ってもがんばる。
ライオンは睡眠時間をすべてに優先する。
●ヒツジは一度凹んだらすぐに腐る。
ライオンは凹みから立ち直るスピードが猛烈に速い。
etc…
大変興味深いです。
読んでいて「あ、これは自分はまだヒツジだなー(´`)」と改善点のヒントになったり、
「あ、これはライオンだ、この考え方で正しかったんだな!(^^)」と励まされたり。
いつもそばに置いておきたい本だなあと思いました。
その他今日は、
「梅原猛の授業 能を観る」(朝日新聞出版)を読了。
こちらも素晴らしかった!
昨日は東京都板橋区で2件、埼玉県川口市で1件、
陶硯、中国陶器、墨、硯、石印材、書道の本、専門書、全集、学術書、美術書などお譲り頂きました、どうもありがとうございました!
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