「露国紙幣」大正時代頃のロシア紙幣のスクラップ帖です
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買い取り品です。
表紙に「露国紙幣」と書かれた、古い冊子です。
中を開くと、古めかしいロシアの紙幣がスクラップ(?)されています、
紙幣の見本帳なのでしょうか。
紙幣の年代を見ますと、1898~1920年ごろの物のようであります。
今から約100年前の、ロシアの紙幣なんですね。
「露国舊紙幣(ロマノフ紙幣)壹留」
「舊」は旧、「壹留」は1ルーブルかな?
「露国代用札 舊制郵便切手版(マルカ) 拾哥、拾五哥、弐拾哥」
「留紙幣の前途 – 神戸大学 電子図書館システム」というページに、
不換紙幣の発行高は現在に於て既に千七百五十億留という味曾有の巨額に達せるのみならず
尚日々数千万乃至数億留宛盛んに濫発を継続し居るを以て其発行高が二千億留に達するは
近き将来にあるべく斯の如く露国紙幣の濫発は古今独歩の観あり而して
此巨額の紙幣は殆んど皆ケレンスキーと称する紙質粗悪印刷簡単なる小型のものにて
種類は二十留札と四十留札との二種あり此の札は元紙幣として発行せられたるにあらず
旧紙幣不足の為め其代用として印刷せられしものなり(抜粋)
時事新報 1919.4.18(大正8)
という記述がありますが、そのケレンスキー札も貼ってありました。
「ケレンスキー札 弐拾留」
「ケレンスキー札 四拾留」
「浦汐政府札 壹百留」
そして一番最後のページには、
「浦潮斯徳ボロギンスカヤ十五番 電話1534番 三谷商店」
「浦潮斯徳」はウラジオストクですね!
当時、ウラジオストクに「三谷商店」というお店があったのかな?
すごく興味があるんだけど、ググっても残念ながら手がかりは得られませんでした(´`)
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