手塚治虫 直筆原画「ブラック・ジャック」 /東京都東村山市で、リカちゃん人形、ペコちゃんの手踊り人形、不二家のおまけ、銀杯、ネクタイピン、イヤリング、洋食器、ロイヤルコペンハーゲン、フランク・ロイド・ライト、ノリタケ、掛軸、やきものなどお譲り頂きました。
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人気ブログランキングへ 現在2位です(本・書籍部門)、どうもありがとうございます!
昨日お譲り頂きました、手塚治虫さんの直筆の原画です!
「三つ目がとおる」
そして、「ブラック・ジャック」!
このカットは、「ブラック・ジャック 第7巻」(秋田書店/少年チャンピオン・コミックス)の24ページ目の
こちらのシーンで使われる予定だったのですが、最終的には違う絵に差し替えられられたということです。
いわば「幻のカット」なわけですね。
・・・・・ううっ(T―T)
「第57話 シャチの詩(うた)」というお話の中の、クライマックス・シーンと言ってよいと思います。
シャチのトリトンとブラック・ジャックの切ない友情を描いたこのお話は、
動物好きが読んだら涙を禁じ得ません(T―T)うっうっ
今回この原画を当店にお譲り下さったお客様は、子供の頃から手塚治虫さんの大ファンで、
手塚先生とファンレターや年賀状などでのやりとりが続き、
高校生のときに、当時富士見台(練馬区)にあった手塚先生のご自宅を訪れたそうです。
しかしマネージャーさんとお話をしましたが、先生は仮眠中ということで、
残念ながらお会いできなさそうだと諦めて帰ろうとしたところ、
「ちょっと待って!先生が今起きられたそうだよ、会って下さるって!(^^)」
そして奥の仕事場に通され、憧れの手塚治虫さんに会うことができたのだそうです!
手塚さんは温かく歓迎して下さり、
「この中で、何か好きな物を持っていきなさい」
と、ご自分の机の引き出しをあけました。
その引き出しの中にはたくさんの原画が入っていて、
「これらは実際には使われなかった物なんだけど、
別の機会に使えることもあるから、こうやって取ってあるんだよ」
と説明して下さったそうです。
そして最後に、大きな手で握手してくれた手塚先生。
後日お礼状を送ったところ、「またいつでも遊びにいらっしゃい」と温かいお返事を頂けたこと。
お客様が懐かしそうな顔で、くまきちと私に手塚先生との思い出を一つ一つ語って下さいました。
大変貴重なお話を伺えたとともに、
お客様がどれほどこの原画を大切にされていたかということが伝わってきて、
思わずグッときてしまいました。そして、
「こちらのお店だったら、きっと大切にして下さると思ったので・・」
ウルッ(;д;)(;ω;)ウルッ
・・・お客様、そのご判断はとっても正しいです、
くまきちはこの原画をきちんと額装して、宝物にするつもりです!
アルバイトのキョーコさん(芸大(美術)出身)にお願いして、キレイに額装してもらって、
お店に飾るんですって! (キョーコさん、よろしく!)
お客様はふんわりとした気品のある素敵な女性で、
もしその後に出張買取りの予約がつまっていなかったら、もっともっとお話を伺っていたかったです!
くまきちも、この原画が手元に来てくれたことにとても感激しています、
このたびは当店にお声をかけていただきまして、本当にどうもありがとうございました!
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